【9000万曲聴き放題】アマゾン ミュージックをパソコンとUSB-DACで聴く

アマゾンミュージックのハイレゾ音源をを聴く場合、パソコンとUSB-DACを使用した方法は、もっとも安価で手軽な方法です。この方法でも十分優れた音質でハイレゾ音源を聴くことが出来ます。

アンプが古い場合は、コストパフォーマンスを考えると、HEOS対応アンプに買い替えたほうが良い場合も考えられます

一方、USB-DACには、機種によってはUSBバスパワー対応で持ち歩きが出来たり、レコードをハイレゾ音質で録音してDSDファイルにする機能を持っていたりと、アマゾンミュージック以外の機能が充実している製品もあります。

クラシック音楽に使えるUSB-DAC

クラシック音楽で使うならば、3~4万円程度の製品が目安です。一番、メジャーなのはコルグのUSB-DACです。¥33,294円を高いと思うかどうか。ヘッドフォンアンプと書いてある製品も多いです。主な用途はアンプであって、ヘッドフォン専用ですが、プリメインアンプの機能がついています。この出力をアンプのAUXに接続すれば、既にあるオーディオセットでアマゾンミュージックHDがハイレゾ音質で聴けます。

1万円以下は中国製が多く、ハイレゾ音源と言ってもそこまで音質は良くありません。これらの安価なUSB-DACはUSB Type-BポートやUSB Type-Cポートに対応しており、モバイル環境で小型のヘッドフォンや車(レンタカー含む)で聴く場合に使う場合に便利です。この使い方は、別にページを作成する予定です。

他にもありますが、具体的には下のほうでお薦め機種を数機種挙げておきます。

USB-DACを使用した場合の接続方法

USB-DACは、パソコン等のUSBポート経由でハイレゾ音源のデジタルデータを取得し、アナログデータ変換して出力します。アマゾンミュージックのハイレゾ音源は最大Ultra HDで24bit/192kHzなので、それ以上のスペックが必要です。

オーディオコンポに接続する場合、まずパソコンからUSBポートで出力し、USB-DACに入力します。USB-DACのRCA出力をアンプの外部入力(AUX)に接続するのが一般的です。

USBハブを使う場合

USBハブを使用する場合は、USBバスパワーを使用できるか確認してください。USBハブによっては対応していないことがあります。USB-DACはUSBバスパワーで動作するものも多いです。

USBバスパワーと通常のACアダプタの両方に対応しているUSB-DACもあります。USB-DACが独自に電源を持っている場合は、そちらを使用してください。そのほうがノイズが乗りにくいので、音質的に有利です。

USBはデジタルとはいえ、安いUSBハブなどでノイズが入ったりするとデータを再転送が発生します。音楽のストリーミング再生のように時間が決まっているものは、再転送する時間的余裕があるか分かりません。結果として音質が低下したり、再生が停止する可能性もあります。出来るだけUSBハブを介さず、直接、接続するほうが良いです。

パソコンにUSBで接続した場合、パソコンにサウンドデバイスとして見せるためにドライバーが必要です。Windows10、MacなどパソコンのOSに対応したドライバーがあることを確認してから買いましょう。

再生にはアマゾンミュージックプレイヤーを使用します。そのままだと、他のPCの音もミキシングされてしまいますので、設定を行う必要があります。

USB-DAC用のプレイヤーアプリ

USB-DACでレコードなどからハイレゾ音源ファイルを作成した場合、独自のプレイヤーソフトが必要です。USB-DACのメーカーが作成したものを使用します。(有料の場合もあり)

この用途も考えている場合は、そのUSB-DACで使用できるプレイヤーアプリも含めて検討したほうが良いです。

クラシックでお薦めのUSB-DAC

クラシックの再生に耐えられるUSB-DACを挙げていきます。値段は2万円~5万円程度です。音質と価格が比例するとは限りませんが、高級オーディオをお持ちの方は高級機種向けのUSB-DACを選ぶのが良いと思います。

また、耳で聴いてもハイレゾ音源かどうか分からないケースが往々にしてあります。前面にLEDがついていてサンプリングレートを表示してくれる機能は重宝すると思います。

一般的なクラシック用

通常の数万円レベルのオーディオコンポやスピーカーであれば、この位の機種で十分です。

iFi(アイファイ) ZENシリーズ

iFi(アイファイ)ZENシリーズが人気です。ティアックやコルグのUSB-DACは新品が入手しにくい状況で、新しく発売されたZENシリーズはこの価格帯に相応しい性能です。

iFi(アイファイ) Audio ZEN DAC MQAフルデコード対応フルバランスUSB-DACアンプ
iFi(アイファイ) Audio ZEN Air USB-DACアンプ

ティアック UD-301-SP

ティアックUD-301-SPクラシック向けとして他の製品とは格が違う高音質のUSB-DACです。見た目もオーディオコンポと馴染みやすいですね。

DSD 5.6MHzPCM 192kHz/32bitハイレゾ音源に対応しています。前面のパネルには入力信号のLEDがありますが、これは意外と重宝すると思います。背面を見ると分かりますが、CDプレイヤーからの光入力にも対応しており、SACDも高音質で再生できます。。アマゾンミュージックHDのために据え置きで使うには、十分なスペックと機能を備えています。

コルグ

USB-DACの中でもっとも有名で、オーディオマニアの間でも評価の高い機種です。コルグはオーディオメーカというより、さらに繊細さが要求される楽器のチューナーのメーカとして信頼されています。後述する機能の豊富さも特徴です。

最大192kHz/24bitに対応しています。USBバス・パワーに対応しています。前面のLEDはありませんが、ボリューム周りにLEDがついており、サンプリングレート等により色が変わります。


背面

レコードプレイヤーから入力する端子があり、DSDレコーディングが出来ます。レコードは再生すると劣化するため普段はデジタルファイルで聴いたり、モバイル機器にコピーして持ち出したりできるわけです。

コルグ:楽器向け電子機器メーカーとしての評価が高い

コルグはクラシックの例えばチェンバロバロックバイオリンのような繊細な楽器用に、多機能チューナーを販売していて、私ももっています。チェンバロをチューニングするときは、平均律ではなく、キルンベルガーなど、色々な音程がありますが、それらをサポートしている貴重なチューナーです。クラシックも含めた楽器関連の電子機器メーカとして、とても信頼されているメーカです。

フォステクス

フォステクスは信頼できるオーディオ・メーカです。最大24bit/192kHz、USBバスパワー対応です。こちらも前面にLEDがあり、サンプリングレートが分かります。必要十分な性能でコスパが良い製品です。

背面

高級機向け

貴方のオーディオ機器で、アンプやスピーカーが一つ10万円を超えているなら、上位機種でないとその能力が活かせないかも知れません

第1位:マランツ HD-DAC1

USB-DACとしては最高級な機種の一つです。高級オーディオと組み合わせて使用すれば音質の差が分かるはずです。クラシック、特にオーケストラで本領を発揮します。かなり音質にこだわる人も納得の製品です。

最大192kHz/24it対応です。スペック的にはデノンのほうが上ですが、アマゾンミュージックHDには対応できます。ちなみに音質はスペックとはあまり関係ないです。オーディオメーカの音に対するこだわりが重要で、スペック表で見えない部分で丁寧に音質を作り込んでいるのです。マランツならとても信頼できます。

第2位:デノン DA-310USB

音質ではトップを争う機種です。またデノンDA-310USBの音質はナチュラルで、クラシックに合う場合が多く、クラシック好きには特におすすめです。

PCM384kHz/32bit対応という、凄いスペックです。コストパフォーマンスも良いです。

背面

USB-DACを使ってみた

筆者は普段はHEOS対応アンプを使っています。しかし別の用途で、たまたまUSB-DAC機能を搭載したヘッドフォンアンプを持っていました。TascamのUS2x2という機種です。最大24bit/96kHzなので、ハイレゾ対応として最小限で、アマゾンミュージックHD24bit/192kHzに対応できていませんが、これで試しにこれで再生してHEOSを使用した場合と比較してみたいと思います。

USB-DACとして使うために、パソコンにドライバーをインストールします。メーカーのホームページからダウンロードし、簡単にセッティングできました。オーディオ出力にUSB-DACを選択します。これを使用してパソコン経由でアンプのAUXに入力し、HEOSを使った場合とで音を比べてみます。

パソコン上でアマゾンミュージックプレイヤーを使用できるので使い勝手は良いです。「マイ・ミュージック」に登録して、アマゾンミュージックプレイヤーで再生するのは同じです。

US2x2が本当に24bit/96kHzで再生しているかは不明です。LED等で現在のレートが分かると便利です。レビューを見ていると、あまり音質は良くない機種のようですね。

HEOS vs USB-DAC

結論から書くと、音質はHEOS使い勝手はUSB-DACに軍配があがります。

音質ですが、HEOSを使用したほうが低音がしっかり鳴っていますCD音質(44.1kHz/16bit)でも明らかに音質の違いがあります。

音場の奥行きもHEOSのほうが上です。リアルさが違います。これは単なるスペックの差ではなく、作りこみの問題だと思います。目指す音質もオーディオメーカによって差があります。アンプ内にDACを持っていれば、アナログ化した後もノイズを防いでスピーカー端子に出力でき、余分な回路は省くことができます。

ただし、お手持ちのプリメインアンプが7~10万円を超えるならば、HEOS対応の5~7万円のアンプに買い替えると、CDやBlueRayプレイヤーなどの既存メディアの音質が落ちます。USB-DACのほうが良い場合も多いかも知れません。

使い勝手の手軽さはパソコンを使える分、USB-DACのほうが楽です。音質を気にしなければ、ブラウザのプレイヤーを使って試聴することも出来ます。

まとめ

音質はHEOS使い勝手はUSB-DACに軍配があがります。特にパソコンやスマートフォンにインストールされたプレイヤーを使ってハイレゾを聴きたい場合はUSB-DACを使う必要があります。

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