ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

交響曲第3番『英雄』 朝比奈 隆&ベルリン放送交響楽団(1989年ステレオ)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SSS0104
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ついに発見! 朝比奈 隆1989年ベルリン芸術週間ライヴ
ベルリン・ドイツ響との『エロイカ』! デジタル録音


「1994年、私が朝比奈隆をシカゴ交響楽団に招くことを決意したとき、当時私はオーケストラの総裁であったが、音楽監督バレンボイムを説得する要があった。彼は朝比奈がどんな指揮をするか全く知らなかったので。私が朝比奈のブルックナー交響曲第8番のレコードをかけると、バレンボイムは即座に承諾した。そして優れて観察力の鋭いコメントをした。朝比奈はフルトヴェングラーのリハーサルに立会い彼と話をしたことがあると私が言うと、バレンボイムは『実のところ、彼の指揮は私に同時期だけれど別のドイツの巨匠−クナッパーツブッシュをより強く思い起こさせる』と答えた。この言葉を私は常に覚えている。このディスクの『英雄』交響曲を聴くとき、この言葉こそまさに的を射たコメントである」
〜ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ響総裁)のライナーノートより〜

当演奏は日本でもFMで放送されたものです。そのアプローチは同年の新日本フィルとの名盤となんら変わるところはありませんが、ベルリン・ドイツ響(当時はベルリン放送響)のソリスティックな部分の妙技や音色の味わいの濃さには抗し難い魅力があります。朝比奈と同オケとの共演は放送収録を含めて複数回に及びますが、この演奏会が最後の共演となりました。新聞批評は真っ二つに割れたと言われておりますが、鳴りっぷり豊かで構えの大きい演奏は朝比奈ファンなら納得の名演であることは言うまでもありません。スケルツォ冒頭の極端な遅さなど朝比奈が自分の解釈を名門オケで試しているかのようです。この年ベルリン芸術週間は第39回目。7月に亡くなったカラヤンを偲ぶ追悼演奏会も含まれた豪華版でした。2ヵ月後には壁崩壊という劇的な変化の真っ只中のベルリンで、まだまだ元気一杯の巨匠朝比奈が渾身の力を込めて振った『エロイカ』の登場です。
 英語・日本語・ドイツ語によるライナーノート付き。(輸入元情報)

【収録情報】
● ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』

 第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ [20:22]
 第2楽章:葬送行進曲(アダージョ・アッサイ) [18:27]
 第3楽章:スケルツォ(アレグロ・ヴィヴァーチェ)&トリオ [06:52]
 第4楽章:フィナーレ(アレグロ・モルト) [13:10]

 ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)
 朝比奈 隆(指揮)

 録音時期:1989年9月24日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 第39回ベルリン芸術週間ライヴ

総合評価

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朝比奈の英雄は好きで昔よく聞いた。大阪フ...

投稿日:2023/11/24 (金)

朝比奈の英雄は好きで昔よく聞いた。大阪フィルとのコーダでトランペットが主題を吹くのを止めるのが面白かった。このCDも基本的な解釈は大阪や新日本と変わりはない。しかし、英雄を聞くならフルトヴェングラーになってしまう。どちらも堂々としているのにどうしてフルトヴェングラーのほうがいいと思うのかなあ。何が違うのだろう。なお、このCDではコーダで最後までトランペット吹かせてます。

顕 さん | 岐阜県 | 不明

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集中力があるようでいて、時折響きが虚ろに...

投稿日:2023/01/08 (日)

集中力があるようでいて、時折響きが虚ろになる箇所が散見される不思議な演奏です。ティーレマンが意図的に練習と本番で異なる指示をすることがあるようですが、そんな指揮者とオケが腹を探りあっているような印象を受けます。まさか練習不足ということはないと思いますので、何らかの理由があるとは思いますが映像もないので確認のすべはありません。そういう意味では超貴重な記録かとも思います。

jin さん | 長野県 | 不明

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朝比奈のエロイカは新日フィルとのフォンテ...

投稿日:2020/01/13 (月)

朝比奈のエロイカは新日フィルとのフォンテック盤も良いがこのベルリン放送響とのライヴも最高!優秀オケを得て朝比奈が理想的エロイカを描き上げた。雄弁な低弦から管楽器の鮮やかさ、そしてここぞと言う場面で見事にキメるティンパニ等々、やはりオケの魅力が大。1楽章はもちろん反復しているが冗長さは皆無、スローながら触れると爆発しそうな緊張感を孕み一瞬も弛緩しない。第2楽章のフーガや終楽章コーダのゴッツイ表現は朝比奈ならでは。また演奏の素晴らしさに加え録音も超優秀、同オケのシュタインやヴァントを完全に凌ぐ超名演!

スノードロップ さん | 広島県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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