ブルックナー 作曲家・人と作品

根岸一美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784276221833
ISBN 10 : 4276221838
フォーマット
出版社
発行年月
2006年06月
日本
追加情報
:
256p B6

内容詳細

目次 : ■【生涯篇】 / 聖フローリアン教師時代まで 1824‐1855 / リンツ時代 1856‐1868 / ウィーンで 1868‐1884 / 絶頂期 1884‐1891 / 晩年 1891‐1896 / ■【作品篇】 / ■【資料篇】 / ブルックナー年譜 / ジャンル別作品一覧 / 主要参考文献

【著者紹介】
根岸一美 : 1946年生まれ。1975年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。大阪音楽大学専任講師、大阪教育大学助教授、同教授を経て、1998年より大阪大学教授(音楽学)。1982‐84年、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団研究員としてドイツに留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ブルックナーの一般向けの評伝としてはいろ...

投稿日:2021/06/21 (月)

ブルックナーの一般向けの評伝としてはいろいろ出ていたような気がするが、現時点で調べてみるとこの本ぐらいしかないようだ。 もっとも、ブルックナーの交響曲を聴く上で、あまり「人間ブルックナー」を知ることは必要ないかもしれない。むしろ、音楽と人間のあまりの乖離に呆然としてしまい、音楽を聴く耳が曇ってしまうかもしれない。 そうはいっても、弟子たちの意見を聞いて改訂の手を加え続けたことや、弟子たちが勝手に「現代風(当世風)」に書き換えて出版したりとか、そういう「楽譜の改訂・改変」にまつわる事実関係を知ることが、この種の本を読むことで得られる最大の成果なのだろう。そういった事情が、特にブルックナーに関しては不幸にして多かったという事実があるのだから。 演奏ごとに必ず付随する「○○版」(使用楽譜)の意味合いを正しく理解するという観点で、ブルックナーの音楽を深く聴く上では、この種の本は必読なのかもしれない。

Tan2 さん | 神奈川県 | 不明

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新潮文庫等、ブルックナーの手頃な案内書は...

投稿日:2021/03/12 (金)

新潮文庫等、ブルックナーの手頃な案内書は現在は品切れのようだ。 現在手軽に入手できるブルックナーの案内書はこの本位のようだが、この「作曲家と人と作品」のシリーズは、値段も手頃でツボを押さえた内容でお薦めである。

トロ さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • RED FOX さん

    苦学勉励したり精魂かけて曲を作りだすタイプではなく、天然に楽想が浮かぶ世間離れした天才肌だと思ってたので、日々昇給や昇格の請願書を出しまくる野心家ぶりが興味深い。56歳にして17歳に求婚するのも、そしてその後も若手にちょいちょい求婚・・・後世にこんなことまで全世界に公表されるなんて有名人は気の毒じゃのう。

  • twinsun さん

    ブルックナーの人となりと生い立ち、努力し権威や恋愛に臆することなく果敢に立ち向かった生き様、作品の成り立ちや背景、今までCDジャケットなどで断片的に知っていた知識を整理し、作品に接するうえで理解を深めることができる内容だった。交響曲第8番を初めて聴き第二楽章に度肝を抜かれたことを懐かしく思い出す。

  • ぞね さん

    お世話になっております「作曲家◎人と作品」シリーズ。この「ブルックナー」も簡潔で読みやすく、ほどよい深さでブルックナーの生涯を追うことができました。ただ、やたらと自己顕示欲の強い人物として書かれているが、他の解説書でも同じなのだろうか?

  • うな坊 さん

    「晩学」で「評価が遅れた」人だと思っていたが、早くから作曲をはじめ、生前にかなりの評価を得ていたことがわかった。「作品篇」の解説がありがたい。朴訥とした人だと思っていたが、これまた、かなり、ギラギラした部分もあり、私が抱いていた人物像がかなり変わった。

  • antoinette さん

    軽い伝記を、と思って。やっぱりブルックナーは天然だった。あと、20代女性に求婚したりしてたのは知ってたが、10代の少女にピアノ曲を献呈しまくったりとか、本物のロリコンだったとはw ……とまあ面白い(?)エピソードも適度に振り撒かれています。作品については、ベートーヴェンからの影響をやたら強調されているのが疑問だったかも。著者曰く、交響曲第8番はあんなところやこんなところが〈第9〉に似ているとのことだが……?

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根岸一美

1946年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。現在、大阪大学大学院文学研究科教授

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