1964年、デン・ハーグにて録音。
『クラシックCDの名盤』(文春新書)で推薦されている通り、
文句なしの名盤だと思います。
ブルックナーの7番には、他にもフルトヴェングラー/ベルリン・フィル、
ヨッフム/ドレスデン・シュターツカペレといった名盤がありますが、
それらに引けを取らないどころか、凌駕する一枚だと思われます。
デモーニッシュなフルトヴェングラー、人間的なヨッフムに対して、
このシューリヒトはアポロン的というか、人智を超えた輝きがあります。
全体的に早めのテンポでそっけなく進行するのですが、その奥には
無限のニュアンスが潜んでいます。特に第二楽章が凄いです。
ハーグ・フィルは、はっきりいって二流のオケですが、それにここまでの
演奏をさせるとは…。 シューリヒトの偉大さに他なりません。
聴くとすぐに惹き込まれ、しかも何度聴いても飽きない演奏です。
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ブルックナー : 交響曲第7番 (改訂版) / カール・シューリヒト、ハーグ・フィルハーモニー管弦楽 (Bruckner : Symphony No.7 / Carl Adolph Schuricht & Hague Philharmonic Orchestra) [CD] [国内プレス] [日本語帯・解説付き]
カール・シューリヒト
(アーティスト, 指揮),
ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団
(アーティスト),
ブルックナー
(作曲),
"ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団
(演奏)
&
1
その他 形式: CD
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曲目リスト
1 | 交響曲 第7番 ホ長調 (改訂版) I.Allegro moderato |
2 | 交響曲 第7番 ホ長調 (改訂版) II.Adagio.Sehr feierlich und langsam |
3 | 交響曲 第7番 ホ長調 (改訂版) III.Scherzo.Sehr schnell - Trio.Etwas langsamer |
4 | 交響曲 第7番 ホ長調 (改訂版) IV.Finale.Bewegt, doch nicht schnell |
商品の説明
2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ
シューリヒト&ハーグ・フィル、ブルックナーの交響曲第7番
[商品番号: GS-2233] [CD] [国内プレス] [日本語帯・解説付き] [GRAND SLAM]
ブルックナー: 交響曲第7番 ホ長調 (改訂版)
録音: 1964年9月/ デン・ハーグ、クアハウス
使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式: ステレオ (録音セッション)
カール・シューリヒト (指揮)
ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団
■制作者より
この録音は、当時世界最大規模の会員制レコード・クラブ「コンサート・ホール・ソサエティ」によって収録されました。このクラブは1970 年代に消滅しましたが、そのおかげでシューリヒト唯一のステレオによるブルックナーの第7 番が残されることになりました。ハーグ・フィルは二流のように思われていますが、演奏をじっくり聴くと細部にわたってきっちりとリハーサルを行った跡が感じられます。その意味ではウィーン・フィルよりも指揮者の手足となっているとも言えるでしょう。今回、非常に状態の良いテープを入手、柔らかく繊細、かつ透明感溢れる原音の響きを大切にしてマスタリングを施しました。(平林 直哉)
登録情報
- 梱包サイズ : 14.2 x 12.5 x 1.2 cm; 90 g
- メーカー : GRAND SLAM
- EAN : 4909346311091
- 時間 : 1 時間
- レーベル : GRAND SLAM
- ASIN : B08YS13DCL
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 191,374位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 9,905位交響曲・管弦楽曲・協奏曲
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2009年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上の商品説明のレビューにあるとおり、1楽章序盤はかなり面食らいました。
このオケも指揮者も初めて耳にしました。というのも、某サイトでの評価を参考にした結果でありますが。
私の聞くブル7としてはBPOカラヤン、ルツェルン音楽祭のアバドに続き3枚目なのですが、それらに比べると金管パートのソロ、ソリが少し精細を欠いているのが目立った印象。
音質については元が元ですから文句は言えないといった感じです。
また、前述のものよりも快活な演奏だと思われます。
このオケも指揮者も初めて耳にしました。というのも、某サイトでの評価を参考にした結果でありますが。
私の聞くブル7としてはBPOカラヤン、ルツェルン音楽祭のアバドに続き3枚目なのですが、それらに比べると金管パートのソロ、ソリが少し精細を欠いているのが目立った印象。
音質については元が元ですから文句は言えないといった感じです。
また、前述のものよりも快活な演奏だと思われます。
2013年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
楽譜も読めないクラシックファンです。
シューリヒトの名演奏と名高きブルックナー交響曲7番。
ブルックナーの壮大な建設物の中にシューリヒトの音と音の間の沈黙の空間が広がります。
宇宙を漂う感じを体験したのは私だけではないと思います。
シューリヒトの名演奏と名高きブルックナー交響曲7番。
ブルックナーの壮大な建設物の中にシューリヒトの音と音の間の沈黙の空間が広がります。
宇宙を漂う感じを体験したのは私だけではないと思います。
2006年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここで使用されているスコアは、初版(改ざん版とも謗られた)であるようです。例えば第一楽章の第一主題が再度提示される寸前、ホルンが一足先に鳴るのをはじめ、随所に聞き慣れない響き、旋律を奏でるパートが妙に脚光を浴びるなどの響きを聴くことになります。この演奏に明るい印象があるのは、指揮者の人柄というよりも版によるものが大きいのかもしれません。比較的良好な録音でこの曲の版(昔はみんなこれでやってたんですねえ)を聴くことができる、という観点から購入されるのもよろしいかと思います。
初版については、多くの批判があって原典版が編纂された経緯があります。一方で原典版が発表された後も第7交響曲はフルトベングラー、シューリヒト、クナッパーツブッシュなどが初版を演奏し続けていました。
ブルックナーが存命だった頃のウィーンを知る音楽家がこの音楽をどう解釈してきたのかということは興味深いことです。
もしかするとブルックナーは今ほど重厚長大な宗教的音楽というような捉え方をされていなかったのではないか、そんなことを考えさせられるCDです。(2006年に書いたレビューを訂正しました。タイトル訂正。改訂版を初版に。評価を星3つから4に。本文に3段を追加しました)
初版については、多くの批判があって原典版が編纂された経緯があります。一方で原典版が発表された後も第7交響曲はフルトベングラー、シューリヒト、クナッパーツブッシュなどが初版を演奏し続けていました。
ブルックナーが存命だった頃のウィーンを知る音楽家がこの音楽をどう解釈してきたのかということは興味深いことです。
もしかするとブルックナーは今ほど重厚長大な宗教的音楽というような捉え方をされていなかったのではないか、そんなことを考えさせられるCDです。(2006年に書いたレビューを訂正しました。タイトル訂正。改訂版を初版に。評価を星3つから4に。本文に3段を追加しました)
2012年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自由で、軽やか、敏捷、柔軟で、変幻自在、大胆、そして、歌い方はつややかです。外側から工夫を加えた様子がうかがわれず、内側からほとばしる音。自在ということばがよく当てはまる音楽です。風のように。決してよくないこの録音から聞かれる各楽器の響きの潤いとつやに、惹かれます。ブルックナーにはぜひとも必要ですが、いろんなパートが、この変な録音でも、よく聞き取れます。ともかく、各パートが生き生きと動く、とても楽しい音楽です。難を言うなら、録音のせいで低音弦の音が明瞭でないことでしょう。まず子どものようになってこの音の群れとの接触に身を任せ、音のひとつひとつとともに踊ってみましょう。
2014年6月2日に日本でレビュー済み
オケの非力さはいかんともしがたい。それでもシューリヒトの名人芸は冴え渡るし、第三楽章などさすがと思わされる。
マタチッチの名盤ともども今では評価されることも少ないが、変わらぬ魅力を持つ名盤と思う。
マタチッチの名盤ともども今では評価されることも少ないが、変わらぬ魅力を持つ名盤と思う。
2003年10月6日に日本でレビュー済み
シューリヒトとオランダの関係は、長く深いものがあります。すでに1938年には、ウィルヘルミア女王によって、音楽的な功績を称えてオレンジ=ナッソウ勲章を授与されています。誠実な指揮者は暗い大戦下の時代にも、音楽によってアムステルダムの市民に勇気を与えて来ました。録音の前夜、彼は金管楽器だけを呼んで、特訓をしたそうです。その成果は、第3楽章のスケルツォに遺憾なく発揮されています。天馬ペガサスに乗って、雲海の上を飛行するアキレスになったような爽快な気分を堪能してください。
2022年2月15日に日本でレビュー済み
シューリヒト、ハーグ管の「第7番」をGRAND SLAMが出すと知って購入、聴いてみたものの録音のひどさはさすがに覆い隠しようもなかった。音は響きが少なく安っぽくて薄っぺら、ステレオ録音なのに時々モノラルになってしまう。この音源はタワレコからもSACD化されているが、その方がまだしも聴ける。シューリヒトの演奏自体はとても良いと思うが、オケの響きや録音の劣悪さのために響きの妙味はだいぶ減殺されている。
ブルックナーの「第7番」はマタチッチ(スプラフォン)のように剛毅な演奏は苦手で、シューリヒトのように細部のデリケートな移ろいを味わいたいという方には、ヴァント指揮ベルリン・フィル盤(RCA)が出ており、そちらをお奨めしたい。楚々とした快演で、録音も極上だ。何より清冽な響きが魅力的だ。
ブルックナーの「第7番」はマタチッチ(スプラフォン)のように剛毅な演奏は苦手で、シューリヒトのように細部のデリケートな移ろいを味わいたいという方には、ヴァント指揮ベルリン・フィル盤(RCA)が出ており、そちらをお奨めしたい。楚々とした快演で、録音も極上だ。何より清冽な響きが魅力的だ。