マリインスキーの『くるみ割り人形』。この時期の演目として、とても意味深。
公演自体は下記になります(マリンスキーシアターサイトから抜粋)
Tue, 2 Jan 2007, 19:00
The Nutcracker
ballet in two acts
Music: Pyotr Tchaikovsky
Set, costume and production design: Mihail Chemiakin
Choreography: Kirill Simonov (2001) (キリル・シーモノフ版です)
Conductor: Valery Gergiev
いつもは多分ワシリー・ワイノーネン版の様に思いサイトを調べましたが、やはりこの時期(4日間 2007/1/2-1/5)だけの特別公演のようです。
【キャスト】
ねずみの王様: ウラジミール・ポノマリョーフ
ねずみの王妃: エレーナ・バジェーノア
マーシャ: イリーナ・ゴールプ
フリッツ: アントン・ルコーフキン
ドロッセルマイヤー: アントン・アダシンスキー
くるみ割り人形: アレクサンドル・クリコフ
王子になったくるみ割り人形: ******** *********
乳母: ナターリャ・スヴェーシニコワ
コック: イーゴリ・ペトローフ
2人の台所のメイド: タチヤーナ・ゴリュノア、イルミラ・バガウトゥジーノア
昆虫男: エドゥアルド・グーセフ
ねずみの枢機卿: アンドレイ・ヤーコブレフ
雪の女王: エカテリーナ・コンダウーロワ
くるみ割り人形の姉妹達: エレーナ・アンドローソワ、ダーリャ・ヴァスネツォーワ
エカテリーナ・ペチナ、ダーリャ・スホルーコワ
こんぺい糖の精: オーリガ・バリンスカヤ
【感想】
まずは何も読まないで1度観て欲しい。(好き嫌いがはっきりします・・多分)私的には素晴しいです。舞台セット、衣装、演出、全てが超豪華です。決して引越し公演では出来ないマリインスキーの底力を十分に発揮しておられます。こんなくるみ割り人形は多分後にも先にも無いかも知れませんね。あと「王子になったくるみ割り人形」を隠しているのは、この場面が大変好きだから・・なんともにくい演出に、すっかり参りました。
再度、日本語訳の冊子を読んで観ると何と見方がガラッと変ってしまいます。何とも深い内容となっており、メッセージ性とあのチャイコフスキーの宝石の様な楽曲と相まって素晴しい内容となっています。特に有名な「花のワルツ」でのコール・ドの美しさは絶品!
大変ドラマチックかつ、怖いロシアバレエを魅せて頂きました。最近DECCAは先日の、ロパートキナ「白鳥の湖」で観させて頂きましたが、変なカメラワークは今回無くなり明るさ、色調等本当に美しい出来です。
グロテスクと感じるか、好きと感じるかは個人の感性と思います
【オーケストラ】
ゲルギエフ指揮でプルミエと言うこともあり、非常に美しい音を出していると思いました。RIPしてiPodで聞いていますが、とてもバランスが良いです・・が少しアナログチックでは無い音が気になる方も居るかも知れません。私は好きでした。
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商品の説明
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
2006年にマリインスキー劇場バレエ団&管弦楽団がホーム劇場で上演したチャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」をDVD化。名匠、ワレリー・ゲルギエフの見事なタクトが物語に花を添える。“クラシックDVD名盤セレクション2020”。
内容(「Oricon」データベースより)
壮麗なチャイコフスキー、3大バレエ第2弾、夢とファンタジーがあふれる「くるみ割り人形」がDVD化。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 梱包サイズ : 19.2 x 13.6 x 1.6 cm; 120 g
- EAN : 4988031393864
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン, DTS Stereo
- 時間 : 2 時間 8 分
- 発売日 : 2020/9/9
- 出演 : ワレリー・ゲルギエフ
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : ユニバーサル ミュージック
- ASIN : B08CP7JJVD
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 57,333位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 149位バレエDVD
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
色々なクルミ割り人形があるんだな、と思いました。
2021年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
バレー音楽はバレーを観ながら聴くのが本来の在り方。日頃CD等で聴いている音楽とは違った感じに思え、作曲者の意図がダイレクトに感じとれる。
2022年12月2日に日本でレビュー済み
マリインスキーバレエといえば、美しい、が、頭に浮かぶ。
でも、これは、子供向けにしてはきっと、理解出来ないし、大人も?な印象。
踊りも演出も斬新と言えばそうだし、ちゃんと、バレエ踊ってくれ、というのも本音。後ろの舞台転換も目障りだし、お菓子の国は何がしたいのか分からない。
大人はふざけ過ぎな振り付けで、肝心の王子の登場はペンギン顔のまんま。クララとのパ・ド・ドゥも見せ場がキスだし、雪の精は黒いし美しい氷の世界には程遠い、なんじゃ、こりゃ。葦笛と中国の踊りはバレエというよりモダンすぎて、この人達はこんな為に日頃頑張ってるのか?みたいな。 いつもの事ながら、ゲルギエフ、テンポ早いわい。
でも、これは、子供向けにしてはきっと、理解出来ないし、大人も?な印象。
踊りも演出も斬新と言えばそうだし、ちゃんと、バレエ踊ってくれ、というのも本音。後ろの舞台転換も目障りだし、お菓子の国は何がしたいのか分からない。
大人はふざけ過ぎな振り付けで、肝心の王子の登場はペンギン顔のまんま。クララとのパ・ド・ドゥも見せ場がキスだし、雪の精は黒いし美しい氷の世界には程遠い、なんじゃ、こりゃ。葦笛と中国の踊りはバレエというよりモダンすぎて、この人達はこんな為に日頃頑張ってるのか?みたいな。 いつもの事ながら、ゲルギエフ、テンポ早いわい。
2008年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マリインスキーの古典のくるみ割り人形とは大違いです。
振りもコンテンポラリーというのでしょうか。
クラシックのラインとは大違いのバレエです。
典型的なクラシック好きにはお勧めしません。
マリインスキーバレエがこのような大胆なヴァージョンを取り入れたのが正直信じられませんでした。
ロシアバレエと言えば、教本のように綺麗で整ったバレエを想像してしまうので、それを絶する振付と世界に個人的にはがっかりでした。
振りもコンテンポラリーというのでしょうか。
クラシックのラインとは大違いのバレエです。
典型的なクラシック好きにはお勧めしません。
マリインスキーバレエがこのような大胆なヴァージョンを取り入れたのが正直信じられませんでした。
ロシアバレエと言えば、教本のように綺麗で整ったバレエを想像してしまうので、それを絶する振付と世界に個人的にはがっかりでした。
2010年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで見たくるみとは振り付けが少し違っていたので飽きずに新鮮に観られました!
マリインスキーのバレエが一番好きです。綺麗でした。
こちらのDVDも買って本当によかったです。最高です。
マリインスキーのバレエが一番好きです。綺麗でした。
こちらのDVDも買って本当によかったです。最高です。
2013年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
くるみ割り人形のバレエのDVDを聴きたい/見たいと思って検索、ちょうどゲルギエフの音楽も何かの曲で聴きたいと思っていたら、このDVDが出てきました。ところが購入者のレビューを見たところ、なんと賛否両論。一旦閉じて考えていましたが結局このDVDを選んで購入しました。
解説を読むとソ連時代への非難のメッセージを込めているなどと書かれていて、台本の作者からそう聞いたのか自身で見てそう解釈したのかはわかりませんが、やはりバレエなので、そう読むかどうかは見る人の気持ちにもかかってきます。私としては、これはこれでよかったと思っています。伝統ある劇場が新演出で思い切ったことをやったら、賛否両論になったというパターンのようです。私はそういったことまでは深読みできず、きれいな音楽と踊りや衣装を中心に楽しんでいます。
ゲルギエフの指揮は、これは多少速めのテンポでしょうか、淡々と音楽を進めていきます。花のワルツですらあまりアクセントをつけたりしない演奏なのは踊り手のことを考えたのかもしれないとも思いました。カメラワークはいいと思います。オーケストラピットを映すところでは、カメラの位置の制約はあるようですが。
全体によかったと思いますが、個人的な気持ちでは本当ならもうちょっと夢の世界の演出であってほしかったという古い感覚(?)も捨てきれず、1つ落として★★★★ にしました。
解説を読むとソ連時代への非難のメッセージを込めているなどと書かれていて、台本の作者からそう聞いたのか自身で見てそう解釈したのかはわかりませんが、やはりバレエなので、そう読むかどうかは見る人の気持ちにもかかってきます。私としては、これはこれでよかったと思っています。伝統ある劇場が新演出で思い切ったことをやったら、賛否両論になったというパターンのようです。私はそういったことまでは深読みできず、きれいな音楽と踊りや衣装を中心に楽しんでいます。
ゲルギエフの指揮は、これは多少速めのテンポでしょうか、淡々と音楽を進めていきます。花のワルツですらあまりアクセントをつけたりしない演奏なのは踊り手のことを考えたのかもしれないとも思いました。カメラワークはいいと思います。オーケストラピットを映すところでは、カメラの位置の制約はあるようですが。
全体によかったと思いますが、個人的な気持ちでは本当ならもうちょっと夢の世界の演出であってほしかったという古い感覚(?)も捨てきれず、1つ落として★★★★ にしました。
2013年10月30日に日本でレビュー済み
2011年11月にマリインスキー劇場にてナットクラッカーを見たが、このディスクは、その予習のために購入した。おそらくここを見る方の何割かはバレエが好きな人で他の何割かはクラッシク音楽が好きな人だと思う。私は後者のほうで30年来のクラシック音楽好きだ。そこでまずは音楽のほうからお話しする。
まず指揮者のゲルギエフだが、現在存命の指揮者の中では私の一番のお気に入りだ。手兵のマリインスキー劇場オーケストラを率い、ドイツ・バーデンバーデンで行われたコンサートでは、チャイコフスキーの第5交響曲聴いたが、すばらしかった。私に言わせれば彼は間違いなく存命のチャイコフスキー指揮者のなかでは最高だろう。独自の解釈で大きく音楽を構築し、大変ロマッティックに仕上げることから、「若き日のバーンスタインの再来」と言われていたが、同感だ。ここでのくるみ割り人形の指揮は大きく揺さぶるわけでなく、オーソドックスだが、それは踊りとの整合性を考慮してのことだろう。しかし繊細で美しい。
バレエについても大変すばらしい。機械仕掛けのおもちゃの踊りは滑稽で、また大変かわいらしく、ミツバチの踊りはまさに可憐だ。ナポリの踊りの華麗さ、プルチネルラの愉快さなど、バレエについてあまり深くない私をも夢中にさせるものがある。中でも私が特筆したいのは、主役ではなくEkaterina Kondaurovaだ。雪の女王とアラビアの踊りで登場するが、彼女の存在感が一番大きい。特にアラビアの踊りの妖艶さは息が止まる思いだ。氷のようにつめたい表情で真正面を見据え、蛇を表現しながら艶かしく踊るのだが、そこには気品と尊厳を備えていてぞっとするほど美しい。壷から足をすっと抜きあげ外に出てくる瞬間は心臓が止まる思いがする。
ところで、実際にマリインスキー劇場に行った際の感想も述べてみたい。脚色はこのディスクと細部に若干の違いがあったがほぼ同じであった。ディスクの中で踊っていたダンサーも何人か特定できた。一番大きな違いは、ディスクほどの完成度ではなかったことだ。Ekaterina Kondaurovaは居なかったし、ゲルギエフの指揮するものは、私の見た日程表の中では見つからなかった。私がマリインスキー劇場で見たものはこのディスクの8割出来の印象だった。無論、録画編集して世界へ配信するのであるから最高のキャストで撮影するはずなのでその差が出るのは致し方あるまい。結論を言うと、このディスクには現地に行って見ることができるものが最高のキャストとコンディションで入っているといえる。本場のくるみ割り人形が見たいなら、このディスクを置いて他にあるまい。
蛇足ながら、マリインスキー劇場に行かれる方には最前列をお勧めする。身長の高いロシア人男性に前に座られると本当に何も見えない。
まず指揮者のゲルギエフだが、現在存命の指揮者の中では私の一番のお気に入りだ。手兵のマリインスキー劇場オーケストラを率い、ドイツ・バーデンバーデンで行われたコンサートでは、チャイコフスキーの第5交響曲聴いたが、すばらしかった。私に言わせれば彼は間違いなく存命のチャイコフスキー指揮者のなかでは最高だろう。独自の解釈で大きく音楽を構築し、大変ロマッティックに仕上げることから、「若き日のバーンスタインの再来」と言われていたが、同感だ。ここでのくるみ割り人形の指揮は大きく揺さぶるわけでなく、オーソドックスだが、それは踊りとの整合性を考慮してのことだろう。しかし繊細で美しい。
バレエについても大変すばらしい。機械仕掛けのおもちゃの踊りは滑稽で、また大変かわいらしく、ミツバチの踊りはまさに可憐だ。ナポリの踊りの華麗さ、プルチネルラの愉快さなど、バレエについてあまり深くない私をも夢中にさせるものがある。中でも私が特筆したいのは、主役ではなくEkaterina Kondaurovaだ。雪の女王とアラビアの踊りで登場するが、彼女の存在感が一番大きい。特にアラビアの踊りの妖艶さは息が止まる思いだ。氷のようにつめたい表情で真正面を見据え、蛇を表現しながら艶かしく踊るのだが、そこには気品と尊厳を備えていてぞっとするほど美しい。壷から足をすっと抜きあげ外に出てくる瞬間は心臓が止まる思いがする。
ところで、実際にマリインスキー劇場に行った際の感想も述べてみたい。脚色はこのディスクと細部に若干の違いがあったがほぼ同じであった。ディスクの中で踊っていたダンサーも何人か特定できた。一番大きな違いは、ディスクほどの完成度ではなかったことだ。Ekaterina Kondaurovaは居なかったし、ゲルギエフの指揮するものは、私の見た日程表の中では見つからなかった。私がマリインスキー劇場で見たものはこのディスクの8割出来の印象だった。無論、録画編集して世界へ配信するのであるから最高のキャストで撮影するはずなのでその差が出るのは致し方あるまい。結論を言うと、このディスクには現地に行って見ることができるものが最高のキャストとコンディションで入っているといえる。本場のくるみ割り人形が見たいなら、このディスクを置いて他にあるまい。
蛇足ながら、マリインスキー劇場に行かれる方には最前列をお勧めする。身長の高いロシア人男性に前に座られると本当に何も見えない。