交響曲第3番は大好きな曲なのでCDはたくさん持っていますが、名盤が新たに加わりました。
重厚さよりも、爽やかな春風のような演奏。欲を言えば、オケにもう少し厚みが欲しい。第2楽章は、ゆったりめのテンポで丁寧に描いていきます。脳裏に、上高地の美しい自然が浮かびました。そして、フィナーレ。オルガンの壮麗な入りは、何度聞いても感動します。
「動物の謝肉祭」は、躍動感に満ちた演奏。アルゲリッチが加わり、聴くことが少なくなったこの曲を新鮮な気分で楽しめました。
ライブですが、録音は鮮明。パッパーノ、お見事!
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サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」、組曲「動物の謝肉祭」
アントニオ・パッパーノ
(アーティスト, 演奏, 指揮),
マルタ・アルゲリッチ
(演奏),
カルロ・マリア・パラゾッリ
(演奏),
アルベルト・ミーナ
(演奏),
ラッファエレ・マロッズィ
(演奏),
ガブリエレ・ジェミニアーニ
(演奏),
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団ソリストたち
(演奏),
サン=サーンス
(作曲)
&
5
その他 形式: CD
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参考価格: ¥3,300 参考価格: ¥3,300¥3,300
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曲目リスト
1 | 交響曲 第3番 ハ短調 作品78 「オルガン付き」 第1楽章:アダージョ~アレグロ・モデラート |
2 | 交響曲 第3番 ハ短調 作品78 「オルガン付き」 第1楽章:~ポコ・アダージョ |
3 | 交響曲 第3番 ハ短調 作品78 「オルガン付き」 第2楽章:アレグロ・モデラート~プレスト |
4 | 交響曲 第3番 ハ短調 作品78 「オルガン付き」 第2楽章:~マエストーソ~アレグロ |
5 | 組曲 「動物の謝肉祭」 (室内楽編成版) 第1曲:序奏と獅子王の行進曲 |
6 | 組曲 「動物の謝肉祭」 (室内楽編成版) 第2曲:雄鶏と雌鶏 |
7 | 組曲 「動物の謝肉祭」 (室内楽編成版) 第3曲:驢馬 |
8 | 組曲 「動物の謝肉祭」 (室内楽編成版) 第4曲:亀 |
9 | 組曲 「動物の謝肉祭」 (室内楽編成版) 第5曲:象 |
10 | 組曲 「動物の謝肉祭」 (室内楽編成版) 第6曲:カンガルー |
11 | 組曲 「動物の謝肉祭」 (室内楽編成版) 第7曲:水族館 |
12 | 組曲 「動物の謝肉祭」 (室内楽編成版) 第8曲:耳の長い登場人物 |
13 | 組曲 「動物の謝肉祭」 (室内楽編成版) 第9曲:森の奥のカッコウ |
14 | 組曲 「動物の謝肉祭」 (室内楽編成版) 第10曲:大きな鳥籠 |
15 | 組曲 「動物の謝肉祭」 (室内楽編成版) 第11曲:ピアニスト |
16 | 組曲 「動物の謝肉祭」 (室内楽編成版) 第12曲:化石 |
17 | 組曲 「動物の謝肉祭」 (室内楽編成版) 第13曲:白鳥 |
18 | 組曲 「動物の謝肉祭」 (室内楽編成版) 第14曲:終曲 |
商品の説明
メディア掲載レビューほか
人気指揮者パッパーノの最新名曲録音、ゲストソリストにアルゲリッチを迎えた豪華布陣による作品。 (C)RS
登録情報
- 製品サイズ : 11.2 x 12.5 x 1.3 cm; 98.09 g
- メーカー : ワーナーミュージック・ジャパン
- EAN : 4943674270347
- 時間 : 1 時間 1 分
- レーベル : ワーナーミュージック・ジャパン
- ASIN : B0756MX693
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 71,362位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,434位交響曲・管弦楽曲・協奏曲
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高音の透き通った音、低音の響き、特にオルガンの低音が体を響かせる。オルガン交響曲と言われているだけにお勧めの一枚
2021年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
演奏は録音を含め良いがライブゆえ観客音が邪魔なので星1減
2019年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
選曲はサンサーンスの著名曲2つで歓迎される。演奏も良し(交響曲はライブ録音で熱気もある)、音質も良し。しばらくは愛聴盤を譲らない。
2018年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
元々、この3番にはたくさんの魅力が秘められてますが、前半の管楽器の細かな旋律や後半の流れるようなピアノの音や力強いオルガンが一体となって押し寄せてくる感じです。おすすめしたいCDです。もちろんアルゲリッチのテクニックにも感嘆します。
2019年5月15日に日本でレビュー済み
まず特筆すべきなのは、この曲の録音では数少ない両翼配置を採用していること。
配置は左からVn1 Vc Va Vn2、Vcの奥にCbと思われます。
サン=サーンスの意図した管弦楽法の妙を存分に味わうことが出来ます。
また、旧EMI所属の指揮者の録音とは思えないほどに録音も解像度よく良好。客席~舞台のノイズも結構拾っており、目立つ部分を消した痕跡も若干あります。このコンビのドヴォルザークよりも明らかに質が向上しています。少なくとも期待したぶん落胆のひどかったRRの録音より全然良いです。
1楽章前半、10:16のタイムなので遅めの演奏かと思いきや、主部に入ると比較的早めの切れ味の良いテンポに。
この楽章ではとにかくもたつくことがなく劇的に表現することが求められますが、その点感心するほど完璧に仕上がっています。アンサンブルも良く、パッパーノのドライブ能力には驚きを禁じえません。
1楽章後半、オペラ指揮者の面目躍如たる歌わせ方。テンポ自体は比較的インテンポ気味ですが、デュナーミクがすべての音に神経が通っている感じで、イタリア・ロマン派オペラの間奏曲を想起させるような美しさです。
2楽章前半、冒頭弦はかなり鋭く弾かせており、摩擦音があらゆるセクションから聞こえてきます。それでも威圧的にならないのはパッパーノのバランス感覚が長けているからでしょう。テンポも実はかなり動いていますがそこに作為感を感じさせないのも見事。後半へのコーダ部分の歌わせ方は所有盤イチの素晴らしさ。
2楽章後半、オルガンは余裕を持った収録っぷり。際立つ弦の統率もさることながらTpの存在感がありつつも耳を刺すことのない音色と抑制が素晴らしい。決して駆け抜けようとせず重めに進んでいきますがコーダで一気に高揚してそのままなだれ込むように〆。しかし感情に流されたような変化ではないのがまたお見事です。
総合すると録音の良さ、演奏の素晴らしさ、両翼配置ならではの響き方など、オルガン付きが好きであればマストバイと言っても過言ではありません。定位感の良いスピーカー配置ならなおのこと楽しめるでしょう。
対抗馬としては筆頭デュトワ盤のほか、ジェフリー・サイモン盤やトルトゥリエ盤、フレモー盤などがありますが、わたしは総合力としてはこちらのほうが優れていると感じます。
配置は左からVn1 Vc Va Vn2、Vcの奥にCbと思われます。
サン=サーンスの意図した管弦楽法の妙を存分に味わうことが出来ます。
また、旧EMI所属の指揮者の録音とは思えないほどに録音も解像度よく良好。客席~舞台のノイズも結構拾っており、目立つ部分を消した痕跡も若干あります。このコンビのドヴォルザークよりも明らかに質が向上しています。少なくとも期待したぶん落胆のひどかったRRの録音より全然良いです。
1楽章前半、10:16のタイムなので遅めの演奏かと思いきや、主部に入ると比較的早めの切れ味の良いテンポに。
この楽章ではとにかくもたつくことがなく劇的に表現することが求められますが、その点感心するほど完璧に仕上がっています。アンサンブルも良く、パッパーノのドライブ能力には驚きを禁じえません。
1楽章後半、オペラ指揮者の面目躍如たる歌わせ方。テンポ自体は比較的インテンポ気味ですが、デュナーミクがすべての音に神経が通っている感じで、イタリア・ロマン派オペラの間奏曲を想起させるような美しさです。
2楽章前半、冒頭弦はかなり鋭く弾かせており、摩擦音があらゆるセクションから聞こえてきます。それでも威圧的にならないのはパッパーノのバランス感覚が長けているからでしょう。テンポも実はかなり動いていますがそこに作為感を感じさせないのも見事。後半へのコーダ部分の歌わせ方は所有盤イチの素晴らしさ。
2楽章後半、オルガンは余裕を持った収録っぷり。際立つ弦の統率もさることながらTpの存在感がありつつも耳を刺すことのない音色と抑制が素晴らしい。決して駆け抜けようとせず重めに進んでいきますがコーダで一気に高揚してそのままなだれ込むように〆。しかし感情に流されたような変化ではないのがまたお見事です。
総合すると録音の良さ、演奏の素晴らしさ、両翼配置ならではの響き方など、オルガン付きが好きであればマストバイと言っても過言ではありません。定位感の良いスピーカー配置ならなおのこと楽しめるでしょう。
対抗馬としては筆頭デュトワ盤のほか、ジェフリー・サイモン盤やトルトゥリエ盤、フレモー盤などがありますが、わたしは総合力としてはこちらのほうが優れていると感じます。
2017年10月24日に日本でレビュー済み
アントニオ・パッパーノ(Antonio Pappano)指揮、ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団の演奏で、サン=サーンス(Camille Saint-Saens 1835-1921)の代表作として知られる以下の2曲を収録。
1) 交響曲 第3番 ハ短調 op.78「オルガン付き」
2) 組曲「動物の謝肉祭」
1)のオルガンはダニエル・ロッシ(Daniele Rossi)。
2)はパッパーノとマルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich)がピアノを務めるとともに、以下に示すローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団が各器楽奏者を務める。
ヴァイオリン: カルロ・マリア・パラゾッティ(Carlo Maria Parazzoli)、アルベルト・ミーナ(Alberto Mina)
ヴィオラ: ラッファエレ・マロッズィ(Raffaele Mallozzi)
チェロ: ガブリエレ・ジェミニアーニ(Gabriele Geminiani)
コントラバス: リベロ・ランズィロッタ(Libero Lanzilotta)
フルート、ピッコロ: カルロ・タンポーニ(Carlo Tamponi)
クラリネット: ステファーノ・ノヴェッリ(Stefano Novelli)
パーカッション: マルコ・ブガリーニ(Marco Bugarini)、エドアルド・アルビーノ・ジャキーノ(Edoardo Albino Giachino)
2016年のライヴ録音。
サンサーンスのこれらの楽曲は、旋律の馴染み易さで広く親しまれている一方で、通俗的なところが多々あって、クラシック音楽フアンの間でも避ける人が多いかもしれない。実は、私もなかなか聴くことがない。それでも、かつてこの2曲を収録したアルバムで親しんだものがあった。それは、デュトワ(Charles Dutoit 1936-)がモントリオール交響楽団を指揮して1980,82年に録音したもので、オルガンにピーター・ハーフォード(Peter Hurford 1930-)、「動物の謝肉祭」ではパスカル・ロジェ(Pascal Roge 1951-)とオルティス(Cristina Ortiz 1950-)という名ピアニストを迎えたもので、更に交響詩「死の舞踏」まで加わった一枚(ASIN: B000091LAE)で、私はその透明で瑞々しい響きに、それまでこれらの楽曲にごちゃごちゃと施されてきた装飾が見事に洗練され、リフレッシュされあ抜群の快感を味わいながら接したのである。
当録音がリリースされて、そのデュトワの名録音を思い出し、パッパーノだったらどうなるのだろう?という興味が喚起されて聴いてみた。
結果は、やはりというか、パッパーノはかなり細やかなアヤを交えて、全体的な起伏を作り上げ、色彩豊かな装飾性を施すことを一切てらわないような演奏といった感じだった。
交響曲第1楽章の第1部から、繰り返されるメロディに、意味を与えるべく装飾を施し、様々な感情的な発露を踏まえて進めていく。管弦楽は手際よくそれに応え、進んでいく。確かに味わいは濃厚ではあるが、この曲の場合、それがやや胃もたれに繋がるところもあり、一過性のライヴならいいが、メディアとして何度か聴くと、私には「重さ」を感じてしまうところがある。第1楽章の第2部は、比較的どの演奏でも似たような感じになるだろう。第2楽章の第1部も、まあそうなのだが、ここではオーケストラの揃った響きが見事であり、彫像性のある響きと形容したらよいだろうか。第2楽章第2部のオルガンの壮麗な和音から、楽曲は華やかに盛り上がり、豊麗なフィナーレに向かって進んでいくが、ここでもパッパーノは様々な強弱の対比等を用いて、奥行きを出そうと努めており、その成果も上がっているだろう。
「動物の謝肉祭」は、旋律の通俗性はおいておいて、「演奏者が演奏を楽しむ」ことをストレートにやってみました、というあんばい。即興性に富んだ変化が豊かで、「いかにも」という超積極的な至芸に満ちている。第11曲の「ピアニスト」のわざとの下手ぶりも、羽目を外した面白さが満喫される。これを楽しむ人であれば絶好の演奏といったところだろうか。
しかし、トータルで私の感想をまとめると、何度か聴いてみたけれど、最終的には、「やっぱり、このような楽曲では、デュトワは抜群にうまかったな」ということを再確認した、ということになるでしょうか。もちろん、当録音も楽しいし、悪くないんだけど、楽曲のもつ通俗性を、あざとさなく浄化したデュトワの手腕の方が、どうしても良く思えてしまいます。36年前の録音であるのに、録音品質自体でもデュトワ盤の方があきらかに上回っていると感じられ、総じて星5つというわけには行きませんでした。
1) 交響曲 第3番 ハ短調 op.78「オルガン付き」
2) 組曲「動物の謝肉祭」
1)のオルガンはダニエル・ロッシ(Daniele Rossi)。
2)はパッパーノとマルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich)がピアノを務めるとともに、以下に示すローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団が各器楽奏者を務める。
ヴァイオリン: カルロ・マリア・パラゾッティ(Carlo Maria Parazzoli)、アルベルト・ミーナ(Alberto Mina)
ヴィオラ: ラッファエレ・マロッズィ(Raffaele Mallozzi)
チェロ: ガブリエレ・ジェミニアーニ(Gabriele Geminiani)
コントラバス: リベロ・ランズィロッタ(Libero Lanzilotta)
フルート、ピッコロ: カルロ・タンポーニ(Carlo Tamponi)
クラリネット: ステファーノ・ノヴェッリ(Stefano Novelli)
パーカッション: マルコ・ブガリーニ(Marco Bugarini)、エドアルド・アルビーノ・ジャキーノ(Edoardo Albino Giachino)
2016年のライヴ録音。
サンサーンスのこれらの楽曲は、旋律の馴染み易さで広く親しまれている一方で、通俗的なところが多々あって、クラシック音楽フアンの間でも避ける人が多いかもしれない。実は、私もなかなか聴くことがない。それでも、かつてこの2曲を収録したアルバムで親しんだものがあった。それは、デュトワ(Charles Dutoit 1936-)がモントリオール交響楽団を指揮して1980,82年に録音したもので、オルガンにピーター・ハーフォード(Peter Hurford 1930-)、「動物の謝肉祭」ではパスカル・ロジェ(Pascal Roge 1951-)とオルティス(Cristina Ortiz 1950-)という名ピアニストを迎えたもので、更に交響詩「死の舞踏」まで加わった一枚(ASIN: B000091LAE)で、私はその透明で瑞々しい響きに、それまでこれらの楽曲にごちゃごちゃと施されてきた装飾が見事に洗練され、リフレッシュされあ抜群の快感を味わいながら接したのである。
当録音がリリースされて、そのデュトワの名録音を思い出し、パッパーノだったらどうなるのだろう?という興味が喚起されて聴いてみた。
結果は、やはりというか、パッパーノはかなり細やかなアヤを交えて、全体的な起伏を作り上げ、色彩豊かな装飾性を施すことを一切てらわないような演奏といった感じだった。
交響曲第1楽章の第1部から、繰り返されるメロディに、意味を与えるべく装飾を施し、様々な感情的な発露を踏まえて進めていく。管弦楽は手際よくそれに応え、進んでいく。確かに味わいは濃厚ではあるが、この曲の場合、それがやや胃もたれに繋がるところもあり、一過性のライヴならいいが、メディアとして何度か聴くと、私には「重さ」を感じてしまうところがある。第1楽章の第2部は、比較的どの演奏でも似たような感じになるだろう。第2楽章の第1部も、まあそうなのだが、ここではオーケストラの揃った響きが見事であり、彫像性のある響きと形容したらよいだろうか。第2楽章第2部のオルガンの壮麗な和音から、楽曲は華やかに盛り上がり、豊麗なフィナーレに向かって進んでいくが、ここでもパッパーノは様々な強弱の対比等を用いて、奥行きを出そうと努めており、その成果も上がっているだろう。
「動物の謝肉祭」は、旋律の通俗性はおいておいて、「演奏者が演奏を楽しむ」ことをストレートにやってみました、というあんばい。即興性に富んだ変化が豊かで、「いかにも」という超積極的な至芸に満ちている。第11曲の「ピアニスト」のわざとの下手ぶりも、羽目を外した面白さが満喫される。これを楽しむ人であれば絶好の演奏といったところだろうか。
しかし、トータルで私の感想をまとめると、何度か聴いてみたけれど、最終的には、「やっぱり、このような楽曲では、デュトワは抜群にうまかったな」ということを再確認した、ということになるでしょうか。もちろん、当録音も楽しいし、悪くないんだけど、楽曲のもつ通俗性を、あざとさなく浄化したデュトワの手腕の方が、どうしても良く思えてしまいます。36年前の録音であるのに、録音品質自体でもデュトワ盤の方があきらかに上回っていると感じられ、総じて星5つというわけには行きませんでした。
2023年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サン・サーンスの交響曲第三番はCDやBlu-ray Audioを12枚購入した。
この交響曲ほど指揮者やオルガンを聴き比べたくなる欲望を駆り立てられるものはない。際限が無い。
最初に聴いたのは40年前にBNGビクターから発売されたCDだった。シャルル・ミュンシュ指揮、ボストン交響楽団でオルガンはベルイ・ザムコヒアンの演奏によるものだった。
結局この交響曲はシャルル・ミュンシュ+ボストン交響楽団にたどり着く。パリのノートルダム寺院やナントの教会で録音した音源もあるが、総合的にこの収録が最も素晴らしい。
他のCDでもオルガンはまずまずの音で鳴っているのだが、ボストンのオルガンはフィラデルフィアのワナメーカーと同等の低音を強烈な音圧で鳴らす。身体が揺れてのけ反ってしまうのがこの曲の醍醐味であり、このCDは演奏とともにオルガンの音は特筆もので他に比類ない。
このCDはPA用機材で聴くと臨場感が素晴らしい。サブウーファーは何台あってもよいしサラウンドエフェックトをかけると収録会場の雰囲気を疑似体験できる。
この交響曲ほど指揮者やオルガンを聴き比べたくなる欲望を駆り立てられるものはない。際限が無い。
最初に聴いたのは40年前にBNGビクターから発売されたCDだった。シャルル・ミュンシュ指揮、ボストン交響楽団でオルガンはベルイ・ザムコヒアンの演奏によるものだった。
結局この交響曲はシャルル・ミュンシュ+ボストン交響楽団にたどり着く。パリのノートルダム寺院やナントの教会で録音した音源もあるが、総合的にこの収録が最も素晴らしい。
他のCDでもオルガンはまずまずの音で鳴っているのだが、ボストンのオルガンはフィラデルフィアのワナメーカーと同等の低音を強烈な音圧で鳴らす。身体が揺れてのけ反ってしまうのがこの曲の醍醐味であり、このCDは演奏とともにオルガンの音は特筆もので他に比類ない。
このCDはPA用機材で聴くと臨場感が素晴らしい。サブウーファーは何台あってもよいしサラウンドエフェックトをかけると収録会場の雰囲気を疑似体験できる。
他の国からのトップレビュー

Nicola O.
5つ星のうち5.0
Ottimo tutto
2021年2月15日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Incisione ottima 110 lode davvero eccellente. Io l'ho ascoltata con yamaha c2a e m2 diffusori jbl es100 e vi posso assicurare che fa venire i brividi suona da dio!!!

Frank T.
5つ星のうち5.0
Five Stars
2018年4月14日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Incredible fidelity and performance

Catherine Brown
5つ星のうち5.0
Five Stars
2018年1月18日に英国でレビュー済みAmazonで購入
The very best of all our versions. Vibrant and lively. Fantastic!

Mario
5つ星のうち5.0
Disco
2018年7月30日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Buonissima incisione. L'orchestra si dimostra di alti livello tecnico, come la direzione risulta impeccabile. Sicuramente un disco da acquistare. Il prezzo è adeguato.