ロッシーニ(1792-1868):歌劇《ウィリアム・テル》【日本語字幕付き】
ヴィクトワール=ジョゼフ=エティアンヌ・ド・ジュイ/イポリット=ルイ=フローラン・ビス(台本) シラー戯曲『ヴィルヘルム・テル』原作
ギヨーム・テル…ジェラルド・フィンリー(バリトン)/マティルデ…マリン・ビストレム(ソプラノ)/アルノール・メルクタール…ジョン・オズボーン(テノール)/エドヴィージュ…エンケレージャ・シュコサ(メゾ・ソプラノ)/ジェミ…ソフィア・フォミナ(ソプラノ)/アルノール:メルクタールの父…エリック・ハーフヴァーソン(バス)/ジェスレル…ニコラ・クルジャル(バス) 他/アントニオ・パッパーノ指揮/ロイヤル・オペラ管弦楽団&合唱団(合唱指揮…レナート・バルサドンナ)/ダミアーノ・ミキエレット(演出)/パオロ・ファンティン(装置)/カルラ・テーティ(衣装)/アレッサンドロ・カルレッティ(照明)
2015年 ロイヤル・オペラ・ハウス/収録時間:201分+15分(ボーナス映像…ウィリアム・テルへのイントロダクション 他)/音声:ステレオ2.0/DD5.1(DVD)/ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray) フランス語歌唱/字幕:英語・フランス語・ドイツ語・韓国語・日本語/画面:16:9/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク/Blu-ray・・・ニ層 50GB 1080i High Definition
活動の絶頂期である37歳で突然引退を表明したロッシーニ。この《ウィリアム・テル》はロッシーニの最後のオペラとなりました。台本がフランス語で書かれているため、主人公の名前も「ギョーム・テル」と表記されており、初演もフランスで行われました。シラーの戯曲自体がスイスの伝説の英雄物語に端を発しており、日本でも「息子の頭の上のりんごを矢で射貫く」場面と勇壮な序曲のみが良く知られています。とはいえ、この歌劇にりんごのエピソードが登場するのは第3幕になってから。第1幕と第2幕ではスイスの指導者の息子アルノールとオーストリアの王女マティルデの禁断の恋と、政治的な駆け引きが描かれます。通常5時間を超える長さに加え、メルクタール役のテノールに負担がかかるため、上演される機会はあまりありません。しかし、この映像では素晴らしいキャストを揃えた上、パッパーノが流麗な音楽を奏でるという理想的な上演が実現しています。