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サン=サーンス:交響曲 第3番《オルガン》、組曲《動物の謝肉祭》
シャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団
自分にとってのサン=サーンスの『オルガン付き』三部作は
チョン・ミュンフン指揮、パリバスティーユ管弦楽団 、マイケル・マッテス（オルガン）
ジョルジュ・プレートル指揮、ウィーン交響楽団、マリー＝クレール・アラン（オルガン）
そして、このシャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団 、ピーター・ハーフォード（オルガン）のもの
どれか一枚だけを持っていたいというのであれば、チョン・ミュンフン指揮のものをお勧めしたい
静と動のバランスがいいのと、なんと言ってもこの曲の売り物であるフィナーレで、鳥肌が立つほどの盛り上がりと美しさを魅せてくれることに尽きる
レビューもしたので、ご参照の程
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R39BUB97OMDGVH/ref=
そして、また違ったタイプの演奏が聴きたい、ディスクがもう一枚あってもいいと考えた時は、この演奏をお勧めする
チョン・ミュンフンの盤は、カップリングが現代作曲家メシアンの初期の代表作『昇天』という、いささか瞑想的な凝った選曲になっているので、リスナーによってはもう少し分かりやすい曲の方がいいと思うかもしれないというのも、一つの理由である
チョン・ミュンフン盤は、フィナーレではオルガンの音階を強調し、自分はそれが好きなのだが、デュトワ、そしてレヴァインなどはティンパニを強調している
このディスクは、当初から録音の良さが評判になっており、デュトワ＆モントリオール響の完璧なアンサンブルと壮麗な佇まいが、また違った魅力を聴かせてもらえる一枚で、カップリングが、ありそうで録音がなかなかない『動物の謝肉祭』というのも、大きな選択肢として見逃せない
なお、自分の所持盤はＵCCD－5015、03.6.25発売、デッカNEWベスト100からの一枚である
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