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ヴェルディ:レクイエム(限定盤)(2CD)
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曲目リスト
ディスク: 1
1 | レクイエム I.レクイエム 主よ、永遠の安息を彼らに与えたまえ&主よ、憐れみたまえ |
2 | レクイエム II.怒りの日 かの日こそ怒りの日なり |
3 | レクイエム II.怒りの日 全土の墳墓に鳴りわたる |
4 | レクイエム II.怒りの日 そのとき世を裁かんため |
5 | レクイエム II.怒りの日 そのとき、哀れなるわれ |
6 | レクイエム II.怒りの日 仰ぐもかしこき御霊感の大王 |
7 | レクイエム II.怒りの日 慈悲深きイエズスよ |
8 | レクイエム II.怒りの日 われあやまちたれば嘆き |
9 | レクイエム II.怒りの日 呪われし者を恥じせしめて |
10 | レクイエム II.怒りの日 かの日や涙の日なるかな |
ディスク: 2
1 | レクイエム III.奉献文 主イエズス・キリスト、栄光の王 |
2 | レクイエム III.奉献文 主よ、讃美の犠牲と祈りを |
3 | レクイエム IV.サンクトゥス |
4 | レクイエム V.アニュス・デイ |
5 | レクイエム VI.聖体拝領誦 |
6 | レクイエム VII.赦祷文 主よ、天震い、地動き |
7 | レクイエム VII.赦祷文 かの日こそ怒りの日 |
8 | レクイエム VII.赦祷文 主よ、永遠の安息を彼らに与えたまえ |
9 | レクイエム VII.赦祷文 主よ、天震い、地動き |
10 | 聖歌四篇 I.アヴェ・マリア |
11 | 聖歌四篇 II.悲しみの聖母 |
12 | 聖歌四篇 III.聖母への讃歌 |
13 | 聖歌四篇 IV.テ・デウム |
商品の説明
【ショルティ生誕110年・没後25年記念アンコールプレス】
【限定盤】
ワーグナーの《二―ベルングの指環》初のステレオ全曲録音など、デッカに数多くの録音を遺したハンガリー出身の巨匠指揮者、サー・ゲオルグ・ショルティ(1912.10.21~1997.9.5)が今年生誕110年・没後25年を迎えます。メモリアル・イヤーを記念して、ショルティの名盤43タイトルをアンコールプレスします。
※冒頭で提示される「運命の主題」を全編に亙って様々な形で再現し、この主要主題が全曲を統一する第5番は交響曲作家としてのチャイコフスキーの名声を不動のものにした記念すべき傑作で、作品の根底には当時のロシアの時代思潮が色濃く流れています。ショルティが音楽監督を務めていたシカゴ交響楽団との覇気の溢れる力強い演奏でお楽しみください。グリンカとムソルグスキーのオーケストラの名作3曲をカップリングしています。
※こちらは2012/10/17発売のアンコールプレスとなります。
【収録内容】
チャイコフスキー:
1. 交響曲 第5番 ホ短調 作品64
グリンカ:
2. 歌劇《ルスランとリュドミラ》 序曲
ムソルグスキー:
3. 歌劇《ホヴァーンシチナ》 から 前奏曲(モスクワ河の夜明け)
4. 交響詩《はげ山の一夜》
シカゴ交響楽団(1)
ロンドン交響楽団(2-4)
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
録音:1965年12月、1966年5月 ロンドン、キングズウェイ・ホール(2-4)、1975年5月 シカゴ、メディナ・テンプル(1)
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 81.65 g
- メーカー : Universal Music
- EAN : 4988005731616
- 時間 : 2 時間 2 分
- レーベル : Universal Music
- ASIN : B008RNLQAU
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 69,569位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 254位宗教音楽・教会音楽
- - 3,386位交響曲・管弦楽曲・協奏曲
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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S: ジョーン・サザーランド(Joan Sutherland 1926-2010)
MS: マリリン・ホーン(Marilyn Horne 1934-)
T: ルチアーノ・パヴァロッティ(Luciano Pavarotti 1935-2007)
B: マルティ・タルヴェラ(Martti Talvela 1929-)
往年の名歌手を揃えた圧倒的な録音である。今や通俗名曲にも数え上げられるヴェルディのレクイエムであるが、その凄まじい「怒りの日」の劇性によって、映画などでも盛んに使用されており、聴けば、多くの人が「ああ、この曲!」と何かしら記憶にマッチングするものであり、そういった点でオルフ(Carl Orff 1895-1982)の「カルミナ・ブラーナ」と双璧だと思う。
さて、私がこの曲を初めて聴いたのが、このショルティのLPである。怒りの日の開始を告げる「かの日こそ怒りの日なり」を聴いた鮮烈な衝撃は忘れがたい。その前の、静謐な「主よ、憐れみたまえ」の末尾から一転して、強烈な全管弦楽によるフォルテの和音連打、これに続いて劇的な合唱が怒りの日の到来を告げ、稲妻のような下降音型に導かれ、再び全管弦楽の和音連打、そしてその間隙で打ち鳴らされる大太鼓の最強音連撃!
「レクイエム」を単に追悼の音楽だと考えると、こんな音楽が葬式でかかることなんて、私たちの感覚では想像できないのである。しかし、当然の事ながら、西洋での一般的な人類最期の日の認識は、神による今まで生を受けた全人間に対する残虐とも言える断罪の日(怒りの日;Dies irae)である。私には、その罪を裁くために人間を作ったかのような神の自己矛盾に思えるが、その論理的矛盾をひたすら行為によって打ち消すかのように、圧倒的な火力で人間を屈服させる神の姿を彷彿とさせるヴェルディの音楽。この音楽は、そのことをあらためて人々に知らしめるように、圧倒的だ。とても逆らうことはできない。
私は、この曲を初めて聴いた日以降、様々な同曲の録音を聴いてきたのだけれど、このショルティ盤を超えると感じられるものはなかった。とにかくこの演奏のフォルテの凄まじさは、ちょっとやそっとでは体験できないものなのだ。加えてショルティの筋肉質でスピーデーな音づくりの徹底ぶりも凄まじい。「かの日こそ怒りの日なり」における、アップテンポでしかも、そのテンポを維持したまま何度となくクライマックスを築き上げる咆哮の連続は、聴き手に圧倒的な興奮をもたらすものだ。録音からすでに46年が経過したのだが、いまだに「これを超える」という演奏は出現していない。
また、録音も素晴らしい。本当に1967年の録音なのだろうか、というくらい生々しい音がダイナミックに記録されていて、その鮮烈な生命力はまったく色あせていない。
4人の実力者を揃えた独唱陣も圧巻で、ちょっとこれを超える演奏と言うのは、今後も無理であろうと思ってしまう。パヴァロッティの独唱による「我は嘆く」を聴くこともできる。まずは、このスペクタクルな音響を実感されたい!
レクイエムより10年ほど新しい録音になるアヴェ・マリア、悲しみの聖母、聖母への讃歌、テ・デウムからなる「聖歌四篇」も良い出来栄え。レクイエムの陰に隠れがちだが、作品としての価値も優れたものだし、併せて聴けるのは嬉しい。
なお、同内容の輸入盤も取り扱いがあります。


だがこのショルティ盤は、バランスにおいてはかなり理想的だと思う。往年のデッカらしく、非常に克明で彫りの深い録音も良い。アナログ期のレコーディングだが、再生さえうまくすれば、最新録音にも負けない名録音だ。
録音だけではない。ショルティの演奏も実に素晴らしい。神秘感に囚われすぎず、終始ウィーン・フィルと合唱をくっきりと鳴らして音楽をストレートに堪能させてくれる。スケールが壮大でも細部のニュアンスを活かし、強音部でも響きが深いのはさすがに名指揮者だ。全曲がきっちりとまとまっている手腕にも唸らされる。歌手4名の人選も最高。こんな成功例は珍しい。合唱も威力があるが、デリケートな表現にも長けており、強音部でも決してわめくようなことがなく、格調が高い。
プロデューサーがかのカルショーで、ほとんど無名のショルティの真価を見抜き、《指環》全曲の指揮者に抜擢した伝説の人だが、歌手を選んだのも彼の眼力ではないだろうか。《指環》と同じで、彼の監修したショルティ盤は、みな歌手が優れている。どの曲の一節を取っても、最高のテンポとバランスをキープしているのもショルティとカルショーのコンビならではだ。
レパートリーは広範、オペラもシンフォニーもコンチェルトも小品も何でも振れて、その上ピアノもとても巧い、と非の打ち所の無い資質を持った指揮者なのだが。
某高名評論家のせいかどうか、私は60年代から数え切れないぐらい彼の演奏を聴いて来たが、出来不出来の差の比較的少ない、安定した実力の持ち主だ。
すぐに熱くなって力むのと、強弱の記号に即座に反応する姿勢、そして苛烈なディナーミクと、深い抽象性や細かなニュアンスの表現は苦手で、その辺りが繊細な感性を持つ日本のオーディエンスの好みとは少々合わなかったのかもしれない。
ヴェルディのレクイエムは代表的な宗教ミサ曲にも関わらず、今ひとつ満足出来る演奏が案外多くないのが実情で、トスカニーニを別格とすると、スカラのムーティとウィーンpoとのアーノンクールぐらいしか無かったように思われる。
このショルティの演奏は、表現がダイレクトに過ぎ、細かなオケやコーラスのニュアンスが相殺されている感はあるが、オペラティックに傾いてはいるがトップクラスのソロと、カルショウの演出故か非常にダイナミックなウィーンpoの演奏と、シュターツオーパーのコーラスもここでは安定した良い出来栄えで、先入観をあまり持たずに聴ければ、なかなか優れた演奏だとは思う。
いつくかのワーグナーの長大なレコーディングを経て、手綱捌きが一段と上手くなった感じがする、勢いのある時期の演奏がここでは聴ける。