ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》
ヴィルヘルム・バックハウス(1884-1969)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
1959 年ステレオ録音
第5番。75才ごろの録音なのに衰えていない。
おおらかさと迫力において、旧盤(1953年モノラル録音)に勝るだろう。この演奏については、私が書いた「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集/バックハウス」へのレビューが当てはまるだろう(下記)。
<---引用ここから--->
新盤は旧盤においてすでに偉業を成し遂げたあとであるためか緊張感よりもリラックスを感じさせる。だが新盤はステレオによる新録音を残したという価値だけではなく旧盤とは違う作品に対するアプローチを示したという意味で価値を持つと思う。つまり新盤は旧盤よりおおらかで、細部の表現や技巧にとらわれない、くったくのない演奏といってもいいかも知れない(
ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ全集
)。
<---引用ここまで--->
なお、第5番新旧盤の演奏時間はほとんど変わらない(下記)。
旧盤:19:29 + 7:22 + 10:13
新盤:19:30 + 7:19 + 10:28
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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
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曲目リスト
1 | ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73≪皇帝≫ 第1楽章:Allegro |
2 | ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73≪皇帝≫ 第2楽章:Adagio un poco mosso |
3 | ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73≪皇帝≫ 第3楽章:Rondo(Allegro) |
商品の説明
【アンコール・プレス】【限定発売】
晩年の「ピアノ・ソナタ全集」とともにバックハウスが遺したもう一つの遺産「ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集」。彼が生涯愛してやまなかったオーケストラ、ウィーン・フィルとのこの演奏もまた、ベートーヴェンの音楽の集大成として今なお不滅の輝きをはなち続けています。指揮を受け持つイッセルシュテットも純正なドイツ音楽の響きを十全にオーケストラから引き出しており、まさに三位一体。王道をいく名演といえます。
※当初発売日:2004年3月24日
登録情報
- 製品サイズ : 14.2 x 1 x 12.5 cm; 100 g
- メーカー : Universal Music
- EAN : 4988005359377
- 時間 : 37 分
- レーベル : Universal Music
- ASIN : B0001FABUS
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 23,301位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,074位交響曲・管弦楽曲・協奏曲
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年1月8日に日本でレビュー済み
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2023年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クラッシック音楽は詳しく無く、一部の偏ったのものしか興味を持っておりませんが、結構ピアノ協奏曲は好きでベートーベンならこの5番の皇帝を好んで聴いております。従って同曲のCDを数枚保持し、オーケストラとピアニストの違う内容でをその日の気分で楽しんでおりますがその中でもテンポと重厚さでは1.2を争う内容と思っております。只、現在の家庭のオ-ディオで鳴らした場合、音の良し悪しも結構左右しますので其の点では少々他の幾つかのCDに軍配が上がるかなという気がいたします。其の一点で一点減点はシャレでは無く本音。
2015年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時間を忘れて聞きほれてしまいました。
さすがにマスターテープの痛みでか、ゴロ
ゴロと低音でノイズは乗りますが、楽器の
音域での濁りはなく、みみずしい煌くような
音を堪能できます。
第二楽章半ばで、装飾音が弦楽器のメロ
ディを邪魔する場面があり、がっかりしま
す。 老いのなせるイタズラなのでしょう。
完全無欠な超人ではなかったのだと思う
と、凡人としては、ちょっと嬉しいですねっ。
さすがにマスターテープの痛みでか、ゴロ
ゴロと低音でノイズは乗りますが、楽器の
音域での濁りはなく、みみずしい煌くような
音を堪能できます。
第二楽章半ばで、装飾音が弦楽器のメロ
ディを邪魔する場面があり、がっかりしま
す。 老いのなせるイタズラなのでしょう。
完全無欠な超人ではなかったのだと思う
と、凡人としては、ちょっと嬉しいですねっ。
2015年3月23日に日本でレビュー済み
バックハウスとハンス・シュミット=イッセルシュテットのコンビ。
ドイツ音楽の本陣・本丸のような布陣で、ベートーヴェンのピアノ・コンチェルト5番なのだが、
聞こえてくるのは、バックハウスの正確な美音と、活気と推進力のある音楽の流れ。
録音は1959年で、彼はもう70歳代の後半になっているが、音楽のテンポが遅くなるということがない。
さすが85歳の時にコンサート中に心臓発作を起こし、医師から演奏会の中止を申し渡されたが、ステージに戻り、
7日後に逝去するという、まさにピアノ音楽と共に生きた人物らしい気力と技術の充実。
ディスクをかけると、最初に流れ出してきた音に驚く。今どき、こんなに素朴に、ある意味無邪気に、
この曲を弾きはじめることは、まずできないだろう。もっと多くのことを考えすぎてしまうから。
バックハウスは真っ正面から楽譜に向かい、そこに迷いがない。その魅力がまずある。
1959年の演奏だが、録音状態もよく、古くささは感じない。現在コンサートなどで聴く凡庸な「5番」よりも、よほどフレッシュ。
ピアノ協奏曲としては、ベートーヴェンの最後の曲となったが、作曲者的には、まだ壮年期で、後期の曲風には入っていない。
その時期の明朗で、気力が充実した、生命力と活気あふれる作品として、この曲を楽しむことができる。
第2楽章冒頭の弦の響きは、ドイツ(オーストリア)の森の樹木がそのまま鳴りだしているようで、
森の映像が自然と浮かんでくる。そこに入ってくるバックハウスのピアノ。
彼は情緒に流されることなく弾いているが、際立つ叙情が、味わい深い。
第3楽章の舞曲的な強靱なリズムの噴出のような曲想は、ラッパを片手に舞い踊る天使のよう。
3楽章を通して、安心して聴ける。それと同時に、ベートーヴェンがこれ以降ピアノ協奏曲を書かなかった、
ぎりぎりの切断面のようなものも感じさせられる。
難を言えば、オケがあまりにバックハウスの伴奏役に徹していることだろうか。
これも、よく言えば、両者の呼吸が目に見えるようだ、ということでもある。
ドイツ音楽の本陣・本丸のような布陣で、ベートーヴェンのピアノ・コンチェルト5番なのだが、
聞こえてくるのは、バックハウスの正確な美音と、活気と推進力のある音楽の流れ。
録音は1959年で、彼はもう70歳代の後半になっているが、音楽のテンポが遅くなるということがない。
さすが85歳の時にコンサート中に心臓発作を起こし、医師から演奏会の中止を申し渡されたが、ステージに戻り、
7日後に逝去するという、まさにピアノ音楽と共に生きた人物らしい気力と技術の充実。
ディスクをかけると、最初に流れ出してきた音に驚く。今どき、こんなに素朴に、ある意味無邪気に、
この曲を弾きはじめることは、まずできないだろう。もっと多くのことを考えすぎてしまうから。
バックハウスは真っ正面から楽譜に向かい、そこに迷いがない。その魅力がまずある。
1959年の演奏だが、録音状態もよく、古くささは感じない。現在コンサートなどで聴く凡庸な「5番」よりも、よほどフレッシュ。
ピアノ協奏曲としては、ベートーヴェンの最後の曲となったが、作曲者的には、まだ壮年期で、後期の曲風には入っていない。
その時期の明朗で、気力が充実した、生命力と活気あふれる作品として、この曲を楽しむことができる。
第2楽章冒頭の弦の響きは、ドイツ(オーストリア)の森の樹木がそのまま鳴りだしているようで、
森の映像が自然と浮かんでくる。そこに入ってくるバックハウスのピアノ。
彼は情緒に流されることなく弾いているが、際立つ叙情が、味わい深い。
第3楽章の舞曲的な強靱なリズムの噴出のような曲想は、ラッパを片手に舞い踊る天使のよう。
3楽章を通して、安心して聴ける。それと同時に、ベートーヴェンがこれ以降ピアノ協奏曲を書かなかった、
ぎりぎりの切断面のようなものも感じさせられる。
難を言えば、オケがあまりにバックハウスの伴奏役に徹していることだろうか。
これも、よく言えば、両者の呼吸が目に見えるようだ、ということでもある。
2020年1月4日に日本でレビュー済み
ヴィルヘルム・バックハウスの畢生の名演奏。伴奏のシュミット~イッセルシュテットもいい出来栄えである。
2017年12月29日に日本でレビュー済み
1959年6月の収録。高齢なれどピッチが落ちず堂々たる風格がある一方、メローディアスな部分の深みと慈しみには、永年親しんできた本曲への畏敬の念が込められているように感じる。枯淡な装いもあるが、それであればアラウ盤
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番&第5番「皇帝」
の方がより顕著かも知れない。なお、第4番とのカップリング
ベートーヴェン:P協奏曲第4番・第5番
がある一方、
Plays Beethoven
での廉価盤での入手も有力な選択肢。
2014年3月28日に日本でレビュー済み
バックハウスには他にもシューリヒトと競演したものもあり、そちらの方が迫力がある。この演奏はイッセルシュテットもバックハウスも自然体であり、迫力や威厳においては他の名盤に劣るが、美しさや流麗さで他の追随を許さない。
長らくこの曲の名盤とされてきただけのことはある演奏である。
長らくこの曲の名盤とされてきただけのことはある演奏である。
2020年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小気味よく進行する「皇帝」である。ピアノの音が明るく明瞭である。決して巨匠的な演奏ではなく、雄渾であるが、流れるような美しい「皇帝」である。テンポもちょうどよいと感じる。オーケストラもきりりとしていて美しく響く。全体的に正統的で明確な表情をもった演奏でたいへん好感を覚える。