カバレフスキーは、同世代のショスタコーヴィチと比べて、格段に分かりやすい音楽を書き続けた“ソ連政府御用達作曲家”でした。小気味よいリズム、意外と抒情的で美しい旋律、現代性とロシア風味の絶妙なマッチングが彼の音楽の魅力です。20世紀現代音楽の主流は彼の作風を卑下しましたが、貴方はどう思われるでしょうか?それとも、反政府でなければ偉大な芸 術家ではないと門前払いですか?なお「道化師」のガロップは、日本の運動会のBGMとして愛用されている大有名曲です。