ブルックナーの交響曲第8番、カラヤンにとってベルリン市民の心をとらえたエポックメイキングな曲でした。私は、1975年のベルリンフィルとの
録音が、長年の友でした。今回ウィーンフィルとの録音のこの盤を聞いて、あれっ? って思いまいた。あまり新鮮さを感じられなかったからか!ブルックナーの交響曲には、ベルリンフィルのが合っている気がする。
ベルリンフィルのトロンボーンセクションは、極め付けの腕前です。この8番において、アルプスの山頂から吹き下りてくる怒涛のような
風の勢いを、見事に表現してます。トロンボーンのこの分厚い音により、トランペットの音が更に引き立ってますよね。
ウィーンフィルの管楽器セクションは、トランペットの音が目立つ。厚いトロンボーンの音が聞こえない。
でもウィーンフィルのトロンボーンの音、柔らかいですね。その良さは認めます(^−^)
ところで私はこの盤はSHM盤かと思っていました。ユニバーサルが発売しているから、、、
でも違ったみたいです((+_+)) 録音悪くないです、でもSHM盤だったら、もっともっと良かったのに
シューマンの8番いらないから、SHM盤にして欲しい〜
でも考えると、カラヤンさんが亡くなる少し前の録音です。私にとって、思い出として大切なものです。
第4楽章の怒涛のサウンド、素晴らしい! 本当に素晴らしい!
カラヤンが生きた証拠を、まざまざと見せられた気がしてならない