2013年は「春の祭典」初演から100年なのだそうだ。その初演は、観客が野次を飛ばしたり暴動を起こしたというスキャンダルばかりが有名になってしまって、同時にたくさんの人たちが称賛し、2回目の公演は大成功であった事実は印象に薄い。ライナー・ノーツによると、その1年後、世界大戦に入っていく不穏な空気もこの作品と無関係ではないとラトルは捉えてるとのこと。
「春の祭典」は、どんな指揮者が、どんなオーケストラと演奏していても、一度聴き始めると聴き続ける事を余儀なくされる、血沸き肉踊る曲である。素晴らしい不協和音と荒々しくも緻密な変拍子、聴き終わると心地よい疲労感が漂う。しかしこの「春の祭典」は、他の演奏と違って、恐ろしく野蛮でしかも恐ろしく美しい。楽器一つ一つが粒立ち良く響いてきて、完璧なアンサンブルで曲を奏でている。自分は快感の轟音の中に身をゆだねるより仕方がない。
「管楽器のシンフォニーズ」と「ミューズ神を率いるアポロ」も収録されている。前者は理知的だがすました印象のある曲。後者は以前のCBSOの時と同じ非常に好対照なカップリングである。不協和音だらけのこの曲が「春の祭典」とカップリングされると、とてもロマンティックに感じる。激しさの後の甘美さ。このCDの虜にされてしまっている。
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ストラヴィンスキー:春の祭典
ラトル(サイモン),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(アーティスト),
ストラヴィンスキー
(作曲),
サイモン・ラトル
(指揮),
ラトル(サイモン)
(指揮),
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(演奏)
&
2
その他 形式: CD
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曲目リスト
1 | バレエ音楽「春の祭典」 第1部「大地の讃仰」 序奏 |
2 | バレエ音楽「春の祭典」 第1部「大地の讃仰」 春の兆し |
3 | バレエ音楽「春の祭典」 第1部「大地の讃仰」 若い娘達の踊り |
4 | バレエ音楽「春の祭典」 第1部「大地の讃仰」 誘拐遊戯 |
5 | バレエ音楽「春の祭典」 第1部「大地の讃仰」 春のロンド |
6 | バレエ音楽「春の祭典」 第1部「大地の讃仰」 競いあう部族のたわむれ |
7 | バレエ音楽「春の祭典」 第1部「大地の讃仰」 賢者の行列 |
8 | バレエ音楽「春の祭典」 第1部「大地の讃仰」 賢人 |
9 | バレエ音楽「春の祭典」 第1部「大地の讃仰」 大地の踊り |
10 | バレエ音楽「春の祭典」 第2部「いけにえ」 序奏 |
11 | バレエ音楽「春の祭典」 第2部「いけにえ」 若い娘達の神秘な集い |
12 | バレエ音楽「春の祭典」 第2部「いけにえ」 選ばれた乙女の讃美 |
13 | バレエ音楽『春の祭典』 第2部「いけにえ」 祖先の喚起 |
14 | バレエ音楽「春の祭典」 第2部「いけにえ」 祖先の儀式的行為 |
15 | バレエ音楽「春の祭典」 第2部「いけにえ」 聖なる舞踏(選ばれた者) |
16 | 管楽器のシンフォニーズ |
17 | バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」 第1場 プロローグ(アポロの誕生) |
18 | バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」 第2場 アポロのヴァリアシオン |
19 | バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」 第2場 パ・ダクシオン |
20 | バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」 第2場 カリオペのヴァリアシオン |
21 | バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」 第2場 ポリヒムニアのヴァリアシオン |
22 | バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」 第2場 テルプシコールのヴァリアシオン |
23 | バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」 第2場 アポロの第2のヴァリアシオン |
24 | バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」 第2場 パ・ド・ドゥ |
25 | バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」 第2場 コーダ |
26 | バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」 第2場 アポテオーズ |
商品の説明
メディア掲載レビューほか
独特のリズムとメロディ、そして明晰な解釈と抜群の演奏の融合により湧きいずる色彩感。ラトル&BPOだけで、3度目となる“春祭”~衝撃の初演から100年を数える2012年にライヴ録音!2013年作品。 (C)RS
登録情報
- 梱包サイズ : 14.2 x 12.4 x 1 cm; 100 g
- メーカー : ワーナーミュージック・ジャパン
- EAN : 4943674225880
- 時間 : 1 時間 16 分
- レーベル : ワーナーミュージック・ジャパン
- ASIN : B018RA8ZBA
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 34,423位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 63位バレエ・ダンス音楽
- - 318位現代音楽
- - 1,642位交響曲・管弦楽曲・協奏曲
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
16グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
春の祭典てこんなに美しかったっけ、と思わず自問するほどの見事な春の祭典です。指揮よし、オケよし。ストラビンスキーって生きていた時は相当乱れた生活をしていたらしいけど、作曲家だから良い曲さえ作ってくれればいいのかな。
2013年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかく滑らかで豊潤な響きに圧倒される、美しい演奏です。
是非SACD盤で聞いてほしいです。
是非SACD盤で聞いてほしいです。
2018年5月6日に日本でレビュー済み
まず録音が素晴らしい。「春の兆し」からの低音といったら…ぜひイヤホンで大音量で聴いてほしい。コントラバスをはじめとする、腹に響くような音が一塊となって耳を襲ってくる。鳥肌。そこからは様々なパートが顔をひょっこり出してきて、聴いてて飽きない。やっぱり天下のベルリンフィルは緻密なアンサンブルが良いね…
「春のロンド」は、頭打ちのコントラバスの「ズゥゥゥ…」っていう呻き声がたまらん。主旋律の弦も上品。控えめなパーカッション勢もいい味をだしてる。しかし、控えめなのは第二部への伏線なんだなぁ~、と。
このように、第一部は紳士的に、カッチリと決めるラトルでありました。
第二部序章~「乙女たちの神秘的な集い」はベルリンフィルの独壇場。個人個人の音色が素晴らしく、惚れ惚れしてしまう。しかしそんなにリラックスしてられない。例の11連発があるからだ…指数関数的に狂気を孕んでいき…コレはすごい!ひとつずつ確実に、まるでゆっくりといけにえを品定めするような11連発なのだ…あ、でもカラヤン・ベルリンフィルのように遅すぎることはない。
「選ばれたいけにえの賛美」はチューバがすごい重さと推進力。さらにここからバスドラムをはじめとするパーカッション勢の本気がうかがい知れる。バスドラなんかは、芯のある太い、輪郭のはっきりとした音で、バンド全体を支えている…
「いけにえの踊り」、ここがこの録音の全てといっても過言ではない。テンポはそこまで速くないが、弦の素晴らしい切れ味、それに呼応する金管の警告音もあいまって、かなりの狂気を感じる。中盤、アッチェレをかけて…リセット。ここからラトル、演奏者ともに熱が入る。トロンボーンのグリッサンドを皮切りに、ホルンの低音が3連符の主題を爆音、そのおかえしとばかりにトランペットが叫ぶ!ホルンの連続グリッサンドは最高だ…ふぅ。あとは最後にむけて大騒ぎ。ここでバランスが崩れないのがベルリンフィルクオリティ。
最後の変拍子に入り、トロンボーンが裏打ちの警告音を発したとき、間に入ってくるバスドラのなんと素晴らしいこと!力任せに叩いただけでは出ないような、きれいで力強い音だ!耳を杭で打たれたような衝撃。しかもフェイズが変わったときにバスドラの音色が違う気がする…(気のせいかもしれない)叩き方を変えたのか、2種類用意したのかわからないが、いずれにしても、狂気的とも言っていいこだわりである。
この杭のようなバスドラのせいで、私はこの録音の虜になってしまった。このバスドラクオリティ、ほかではとても味わえないはず。他の録音では満足できない体にされてしまった…
「春のロンド」は、頭打ちのコントラバスの「ズゥゥゥ…」っていう呻き声がたまらん。主旋律の弦も上品。控えめなパーカッション勢もいい味をだしてる。しかし、控えめなのは第二部への伏線なんだなぁ~、と。
このように、第一部は紳士的に、カッチリと決めるラトルでありました。
第二部序章~「乙女たちの神秘的な集い」はベルリンフィルの独壇場。個人個人の音色が素晴らしく、惚れ惚れしてしまう。しかしそんなにリラックスしてられない。例の11連発があるからだ…指数関数的に狂気を孕んでいき…コレはすごい!ひとつずつ確実に、まるでゆっくりといけにえを品定めするような11連発なのだ…あ、でもカラヤン・ベルリンフィルのように遅すぎることはない。
「選ばれたいけにえの賛美」はチューバがすごい重さと推進力。さらにここからバスドラムをはじめとするパーカッション勢の本気がうかがい知れる。バスドラなんかは、芯のある太い、輪郭のはっきりとした音で、バンド全体を支えている…
「いけにえの踊り」、ここがこの録音の全てといっても過言ではない。テンポはそこまで速くないが、弦の素晴らしい切れ味、それに呼応する金管の警告音もあいまって、かなりの狂気を感じる。中盤、アッチェレをかけて…リセット。ここからラトル、演奏者ともに熱が入る。トロンボーンのグリッサンドを皮切りに、ホルンの低音が3連符の主題を爆音、そのおかえしとばかりにトランペットが叫ぶ!ホルンの連続グリッサンドは最高だ…ふぅ。あとは最後にむけて大騒ぎ。ここでバランスが崩れないのがベルリンフィルクオリティ。
最後の変拍子に入り、トロンボーンが裏打ちの警告音を発したとき、間に入ってくるバスドラのなんと素晴らしいこと!力任せに叩いただけでは出ないような、きれいで力強い音だ!耳を杭で打たれたような衝撃。しかもフェイズが変わったときにバスドラの音色が違う気がする…(気のせいかもしれない)叩き方を変えたのか、2種類用意したのかわからないが、いずれにしても、狂気的とも言っていいこだわりである。
この杭のようなバスドラのせいで、私はこの録音の虜になってしまった。このバスドラクオリティ、ほかではとても味わえないはず。他の録音では満足できない体にされてしまった…
2018年5月30日に日本でレビュー済み
「春の祭典」と言えばバーンスタイン指揮ニューヨークフィルの1958年の歴史的な録音が真っ先に思い浮かびます。ステレオ録音がまだ実験的段階だった頃、神秘的な雰囲気の凄さに加えて、当時としてはよくここまで質の高い音を記録したものだと感心させられる録音でした。
それから約50年後に収録されたのがこのラトル指揮BPOの演奏。コンサートでの録音とありますが本当でしょうか。ライブとは思えない質の高い音です。BPOらしい厚い響きでラトルが細部まで克明に表現しています。春の祭典には色々なスタイルの作品が残されていますが、これはそれらのなかでも美しさが際立っている演奏です。
個人的には後半に収録されている「ミューズの神を率いるアポロ」のコーダ(25曲目)に痺れました。BPOの弦楽の響きの何と厚いことでしょう。もの凄い迫力です。BPOの実力の高さには驚かされました。
2007年から2012年にかけての録音。ダイナミックレンジが広く、空間的にも広がりを感じさせる優秀な録音だと思います。
それから約50年後に収録されたのがこのラトル指揮BPOの演奏。コンサートでの録音とありますが本当でしょうか。ライブとは思えない質の高い音です。BPOらしい厚い響きでラトルが細部まで克明に表現しています。春の祭典には色々なスタイルの作品が残されていますが、これはそれらのなかでも美しさが際立っている演奏です。
個人的には後半に収録されている「ミューズの神を率いるアポロ」のコーダ(25曲目)に痺れました。BPOの弦楽の響きの何と厚いことでしょう。もの凄い迫力です。BPOの実力の高さには驚かされました。
2007年から2012年にかけての録音。ダイナミックレンジが広く、空間的にも広がりを感じさせる優秀な録音だと思います。
2014年8月19日に日本でレビュー済み
数ある春の祭典の演奏の中でも、その音楽性と演奏のうまさで上位にランクされるものであることは間違いありません。
現代を代表する演奏と言えそうですが、決して大音響で迫るものではありません。ラトルは緻密にスコアを読み取り、細かな音も、小さな音も、すべての音に命を与えています。ベルリンフィルはその音楽の方向をよく理解して、主体的な演奏で迫ります。トゥッティの豊かな響きはもちろんのこと、トリルの緻密さや伸ばす音のわずかなビブラートなど、聴いていてゾクッとする箇所が満載です。
全曲を通して、心静かに聴くことができました。これまでの春の祭典のイメージが変わりました。
現代を代表する演奏と言えそうですが、決して大音響で迫るものではありません。ラトルは緻密にスコアを読み取り、細かな音も、小さな音も、すべての音に命を与えています。ベルリンフィルはその音楽の方向をよく理解して、主体的な演奏で迫ります。トゥッティの豊かな響きはもちろんのこと、トリルの緻密さや伸ばす音のわずかなビブラートなど、聴いていてゾクッとする箇所が満載です。
全曲を通して、心静かに聴くことができました。これまでの春の祭典のイメージが変わりました。
他の国からのトップレビュー

ADRIAN
5つ星のうち5.0
RITE ON TARGET!
2013年5月9日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Everything about this EMI release of the "RITE" with Sir Simon and his Berlin Phil. crack players is just remarkable!
It must rank as possibly his PINNACLE achievement with the BERLIN PHILHARMONIC!
In this performance there is such tremendous understanding between conductor and instrumentalist interpreting a score written to challenge the very best world class orchestral players and conductor to rise to the occasion and show what they can produce in this very exciting interpretation!
The recording must be at the top of all time EMI greats and this SACD SURROUND SOUND version is a real "home cinema demo recording"
So it fully deserves 5 stars.
It must rank as possibly his PINNACLE achievement with the BERLIN PHILHARMONIC!
In this performance there is such tremendous understanding between conductor and instrumentalist interpreting a score written to challenge the very best world class orchestral players and conductor to rise to the occasion and show what they can produce in this very exciting interpretation!
The recording must be at the top of all time EMI greats and this SACD SURROUND SOUND version is a real "home cinema demo recording"
So it fully deserves 5 stars.