2008年8月28日と9月2日のサイトウキネンフェスティバル松本での舞台。
森に住む動物たち狐、鶏、蚊、蛙、ハエ、アナグマと人間の関係性をファンタジックに描いた作品。
あらすじは、人間に捕まった女狐が人間と争い、どうにかの森に逃れ、雄狐に出会い、恋をし結婚し子どもを産む。
幸せそうな狐の家族ものとへ、密猟者が現れ女狐と争いがおこる。
女狐が「私が狐だからあなたは銃で撃つのね」といいながら、女狐は密猟者に打たれて亡くなってしまう。
演出・衣装はロラン・ペリーが担当しており、それぞれの動物たちの衣装は見事。
また、鶏やハエ、トンボのダンスが見どころの一つで表現豊か。
オーケストレーションも、サイトウキネンオーケストラの繊細なアンサンブルで虫の羽根のさえずりまでがきちんと聴こえてくる。
対訳を追っている限りでは主人公の女狐と森番以外は大筋から外れているような場面もあるが
ロラン・ペリーの衣装と演出、サイトウキネンオーケストラの絶妙なアンサンブルが楽しめるのでお勧めです。