ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

交響曲第5番『運命』、第4番 アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88875136452
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』、第4番
アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
交響曲第5番は民衆の反乱を描く作品!


アーノンクールとウィーン・コンツェントゥス・ムジクスによるベートーヴェン交響曲全集企画がスタート。第1弾は、交響曲第5番『運命』と交響曲第4番という人気曲の組み合わせ。
 2015年5月、ソールドアウトとなったウィーン・ムジークフェラインザールでの演奏会のライヴ・レコーディングで、今もなおさらなる深化を遂げつつある現在進行形の音楽家、アーノンクールの前代未聞の解釈が聴きものです。
 アーノンクールは2016年7月までにウィーンとグラーツで交響曲全曲の演奏を行なうことになっており、2015年10月は第8番と第7番、2016年5月は第9番、そしてグラーツのシュティリアルテ音楽祭では交響曲全曲演奏が予定されています。

【ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの起用】
1991年のテルデックへの交響曲全集録音、2007年の第5番のライヴ映像はともに、モダン楽器オケであるヨーロッパ室内管弦楽団との演奏であったのに対し、今回は古楽器オケのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを起用している点が注目されます。
 アーノンクールらによる結成からすでに62年、現在のウィーン・コンツェントゥス・ムジクスは、古楽器演奏の水準の高さで際立った存在となっており、昨年リリースされたモーツァルトの後期交響曲集では、その表現力の幅広さ、アーノンクールの細かで自由な要求に完璧に応えてみせる誠実な対応力の素晴らしさでも大きな話題となっていました。
 それだけに、今回、モーツァルト以上に斬新なベートーヴェン・アプローチを準備してきたアーノンクールには、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス以外のオーケストラは考えられなかったものと思われます。

【アーノンクールのユニークな解釈】
今回、アーノンクールはベートーヴェンの交響曲を新たな視点から解釈、各種出版譜や原典資料を参照した上で、アーノンクール独自の演奏譜を作成しています。  交響曲第4番第4楽章は通常よりも数小節短く、交響曲第5番については、「従来解釈されていた『運命と闘い勝利を得る』という構図ではなく、民衆の反乱を描く作品だ」と、アーノンクール独自の視点で語っています。第3楽章で中間部の後に主部が繰り返されるのはギュルケ版と同様ですが、第4楽章のトロンボーンとピッコロのユニークなバランスや、最後の和音連打のタメはショッキングでさえあり、作品の革新性を浮き彫りにしています。

【収録情報】
ベートーヴェン:
● 交響曲第4番変ロ長調 op.60
● 交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』


 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)

 録音時期:2015年5月8-11日
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 レコーディング・プロデューサー:マーティン・ザウアー
 レコーディング・エンジニア:ルネ・メラー

【既発売盤とのタイム比較】
● 交響曲第4番

 1991年:第1楽章 12:28、第2楽章 09:25、第3楽章 05:46、第4楽章 06:51、トータル 34:29
 2015年:第1楽章 12:29、第2楽章 09:28、第3楽章 06:01、第4楽章 07:01、トータル 34:58

● 交響曲第5番
 1991年:第1楽章 07:23、第2楽章 10:00、第3楽章 08:22、第4楽章 10:57、トータル 36:41
 2015年:第1楽章 07:24、第2楽章 09:06、第3楽章 08:18、第4楽章 10:57、トータル 35:41

収録曲   

  • 01. Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 / I. Adagio - Allegro Vivace
  • 02. Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 / II. Adagio
  • 03. Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 / III. Allegro Molto E Vivace - Un Poco Meno Allegro
  • 04. Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 / IV. Allegro Ma Non Troppo
  • 05. Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67 / I. Allegro Con Brio
  • 06. Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67 / II. Andante Con Moto
  • 07. Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67 / III. Allegro
  • 08. Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67 / IV. Allegro

ユーザーレビュー

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ベートーヴェンのハ短調交響曲の「起源」に...

投稿日:2018/04/15 (日)

ベートーヴェンのハ短調交響曲の「起源」に向き合う事。それがアーノンクールの擱筆とも言うべきレコーディングになった。いつしか演奏する側も聴く側も固定観念に縛られて接していた「運命」と呼称される特異な交響曲の伝統をエポケーし、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと共に、この曲の「起源」の召喚を目指したのである。アーノンクールは言う。「第5番は自由への欲求を人々が感じていた」その場所から生まれた、と。自由の観念が抑圧への抵抗を喚起するまさにその時、第1楽章は始まるのである。「最初の3つの楽章で聴き手を悲劇の中に彷徨わせて、第4楽章で突如としてハ長調が噴出する」とアーノンクールが語るその冒険の物語が、このCDには鮮烈に焼き付けられている。

surwolf さん | 東京都 | 不明

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王が帰還した そして告別の時 そこはヴィ...

投稿日:2016/06/24 (金)

王が帰還した そして告別の時 そこはヴィーンであり ベートーヴェンと向き合うことになると分かっていた 古楽の復興にとどまらず浪漫の海へ漕ぎ出でたニコラスが戻るべき終焉の湊だ 生涯の了りまでベートーヴェンの交響曲をピリオド楽団で振ることがなかった彼に交響曲の聖典を巻頭から繙く時間は残されていなかった さて選ばれた変ロ長調とハ短調の二曲はそれぞれ適切な演奏時間の外郭いっぱいまで達している テンポは適切だがスコアにない”間”が随所に挟まる 好悪の分かれるところだが わたしは惜別の懷(おもい)が漏れ出たと受け取った わたしもハ短調のスケルツォで落涙したことを告白する 人は死せども芸術は死なず いや 音楽も死す いかなるテクノロジーの発達があろうと音楽は生まれた次の瞬間には消え去る運命を変えることはない もて囃された名演奏家の演奏も時の彼方に霧消していく 音楽は儚い存在だ 音楽は常に今生まれる それを知るからこそアーノンクールの去りがたい懷があふれたのだ 残念だが彼は天に召された 彼以上の音楽の冒険者が現れることを期待して今日も音楽と向き合おう 彼もきっとそれを願っていたと信じる 衷心より哀悼の意を捧げる  

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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絶対に聴くべし!! 絶対に気に入る、と...

投稿日:2016/03/12 (土)

絶対に聴くべし!! 絶対に気に入る、とは言わない。 でも、絶対に忘れられない。 そういう演奏。

かばのすけ さん | 神奈川県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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