CD 輸入盤

『四季』 ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団、コレギウム・ヴォカーレ(2CD)

ハイドン(1732-1809)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
LPH013
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ハイドン:オラトリオ『四季』
ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団&コレギウム・ヴォカーレ


ハイドンが大好きなヘレヴェッヘは、実演では数多くのハイドン作品を指揮していますが、レコーディングはこれが初めてとなります。
 ヘレヴェッヘは作曲家固有の語法にこだわり、オーケストラの演奏に際しては、人数や使用楽器などの響きの特性だけでなく、楽員がその語法を習得しているかどうかも重視するのだとか。
 古典派からロマン派の作品を指揮するときには、1991年にパリで設立した古楽器オーケストラ、シャンゼリゼ管弦楽団を起用することが多く、今回も自身の合唱団、コレギウム・ヴォカーレと共にハイドンの大作に取り組んでいます。
 自身のレーベルでのセッション録音という恵まれた条件のもと、ハイドンとしては珍しくコントラファゴットやトロンボーンまで含むオーケストラの充実したサウンドと、合唱団とソリストたちの活きの良い歌を楽しめる内容となっています。
 なお、同時期に『天地創造』もレコーディングしているため、そちらの方も近々リリース情報が入るものと思われます。

【活気ある傑作『四季』】
近代的ハイドン研究の創始者であるカール・フェルディナント・ポールの「ハイドンの全創作の頂点はまさに『天地創造』と『四季』である」という言葉は、現在も研究者のあいだでは当然のことのように認識されているといいます。
 比喩的に分類すると『天地創造』は厳粛なオペラ・セリア、『四季』は生き生きとしたオペラ・ブッファといったところでしょうか。
 畑仕事の場面での『驚愕』交響曲のユーモラスな引用から、鉄砲が炸裂する狩の場面、推進力に富むフーガ、賑やかに盛り上がるワイン祭りの場面にいたるまで、どこをとっても荘重さとは無縁の旺盛な活力が感じられ、オーストリアの自然の中で逞しく前向きに生きる農民の姿を通して、ハイドンが神に自然に感謝するさまが伝わってくるかのようなこの作品は、実際にハイドンの時代には衣装を着けてオペラハウスで上演されたこともあったといいますから、その楽しさはまさにオラトリオ離れしたものといえるのかもしれません。

【二極分化した演奏】
しかしながらいわゆるモダン楽器による演奏では、カラヤン[152分]クラウス[145分]ドラティ[141分]ゲネンヴァイン[141分]デイヴィス[138分]デイヴィス再録音ケーゲル[138分]リリング[137分]クーベリック[136分]フリッチャイ[135分]マリナー[134分]ショルティ[133分]ベーム[132分]レヴゼン[132分]ボイエルレビーチャムサヴァリッシュ等、多くは荘重なムードを湛えたいかにもオラトリオ的なイメージのものとなっており、その意味で作品本来の姿が現れにくく、そうした要因もあってか、もうひとつの傑作『天地創造』の影に隠れやすいポジションにあったことは大方の認めるところでもあります。
 『四季』が、本来の生き生きとした表情を獲得したのは、アーノンクールや、クイケン[138分]ガーディナー[137分]ノリントンシュルト=イェンセンボルトンヤーコプスヴァイルら、ピリオド・アプローチ派の演奏によってであり、こうしてこの『四季』は、『天地創造』とは対照的な性格を持つ作品としての受容が可能になったようにも思われます。(HMV)

【収録情報】
・ハイドン:オラトリオ『四季』 Hob.XXI:3〜独唱、合唱と管弦楽のための

 クリスティーナ・ラントシャマー(ソプラノ)
 マクシミリアン・シュミット(テノール)
 フローリアン・ベッシュ(バス)
 コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
 シャンゼリゼ管弦楽団(古楽器使用)
 フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)

 録音時期:2013年4月10-13日
 録音場所:オーストリア、ザール・インスブルック
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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ハイドン(1732-1809)

ハイドンは1732年に生まれ、1809年に亡くなっています。その77年の生涯は、29歳から58歳までを過ごした30年に及ぶエステルハージ時代を中心に、それ以前とそれ以降の3つの時期に分けて考えることができます。「エステルハージ以前」の28年間は、幼少期の声楽やさまざまな楽器演奏の修行、青年期に入ってからの作曲の勉強に

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