ムソルグスキー(1839-1881)

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CD 輸入盤

ムソルグスキー:展覧会の絵、ヴェーベルン:6つの小品 カルロ・マリア・ジュリーニ&ベルリン・フィル(1977年ステレオ・ライヴ)

ムソルグスキー(1839-1881)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SBT1464
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ムソルグスキー:『展覧会の絵』、ヴェーベルン:6つの小品
ジュリーニ&ベルリン・フィル


ジュリーニは『展覧会の絵』を得意とし、1976年には有名なシカゴ響との録音もおこなっていましたが、今回のベルリン・フィル盤はその翌年の演奏。実演ということもあってか演奏時間が短くなっており、また同じベルリン・フィルとの1990年のセッション録音とは3分以上も違うなど、パワーがみなぎっていた時代のジュリーニならではの演奏が期待されます。
 組み合わせは1970年代のジュリーニが実演でときおり指揮していたヴェーベルンの「6つの小品」。1909年に完成されたこの作品は、1922年にオーケストレーションされた『展覧会の絵』とは対照的なスタイルを持っていますが、ベルリン・フィルはこの曲をカラヤンと1974年に録音しており、見事な演奏を聴かせていたばかりだったのでこちらも期待できるところです。(HMV)

【収録情報】
・ヴェーベルン:管弦楽のための6つの小品 op.6
・ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲『展覧会の絵』

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

 録音時期:1977年7月17日、18日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

ユーザーレビュー

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本盤にはムスルグスキーの組曲「展覧会の絵...

投稿日:2011/07/27 (水)

本盤にはムスルグスキーの組曲「展覧会の絵」とウェーベルンの6つの小品がおさめられているが、これは極めて珍しい組み合わせと言える。ジュリーニは組曲「展覧会の絵」については十八番としており、シカゴ交響楽団(1976年)及びベルリン・フィル(1990年)とともに二度にわたってスタジオ録音を行っている。他方、6つの小品については、スタジオ録音を一度も行っていないが、記録によればジュリーニは1970年代には実演において時として演奏を行っていたとのことである。もっとも、より重要な点は、これら両曲が、当時のベルリン・フィルの芸術監督であったカラヤンによる得意中の得意のレパートリーであったということである。カラヤンは、組曲「展覧会の絵」についてベルリン・フィルとともに2度録音(ライヴ録音を除く)を行っている(1965年、1986年)し、6つの小品に至っては、本演奏の3年前にスタジオ録音(1974年)を行っているところだ。この当時ベルリン・フィルを完全掌握していたカラヤンにとって、自らのレパートリーをベルリン・フィルとともに演奏する指揮者には当然のことながら目を光らせていたはずであり、このような演目による演奏会が実現したということは、カラヤンがジュリーニを信頼するとともに高く評価していたことの証左であると考えられる。また、同時に、ベルリン・フィルがカラヤン色に染まっていた時代に、敢えてそのベルリン・フィルにおいてカラヤン得意のレパートリーである楽曲を演奏したというのは、ジュリーニの並々ならない自信を感じることも可能だ。そして、その演奏内容も我々の期待をいささかも裏切ることがない素晴らしい名演に仕上がっていると高く評価したい。そもそも、本演奏において、いわゆるカラヤンサウンドを聴くことができないのが何よりも素晴らしいと言える。両曲ともにジュリーニならではの格調が高く、そしてイタリア人指揮者ならではの豊かな歌謡性と気品のある優美な極上のカンタービレに満ち溢れた指揮に、ベルリン・フィルの重厚な音色が見事に融合した剛柔バランスのとれた名演に仕上がっていると評価したい。そして、ライヴ録音ならではの熱気が演奏全体を更に強靭な気迫のこもったものとしており、とりわけ組曲「展覧会の絵」における圧倒的な生命力に満ち溢れた壮麗な迫力においては、ジュリーニによる前述の1976年盤や1990年盤などのスタジオ録音を大きく凌駕していると言える。ベルリン・フィルの卓抜した技量も本名演に大きく貢献しているのを忘れてはならない。録音も今から30年以上も前のライヴ録音とは思えないような鮮明な高音質であると評価したい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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一連のベルリンフィルとのライブシリーズだ...

投稿日:2011/07/25 (月)

一連のベルリンフィルとのライブシリーズだが、ここではウェーベルン、ムソルグスキーといった比較的近代の作品を取り上げている。 ウェーベルンは不協和音を構築しながらも一つ一つのフレーズを、ゆったりとしたテンポで丁寧に描いている。 「展覧会の絵」は CSOとの録音と比べると、ライブの熱気もあってか若干テンポが速くなっているようだ。 それ故に独特の噛んで含めるようなカンタビーレ奏法が薄まっているかのような印象も否めない。 その代わりにライブ特有の一発勝負の高揚感が存在している。 好みの分かれるところではないだろうか。 音質は比較的ソフトな印象だが、当時の放送用実況録音と考えると優秀な部類であろう。

独居人 さん | 東京都 | 不明

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