CD

ブルックナー:交響曲第8番、ベートーヴェン:交響曲第2番、第7番 マタチッチ&NHK交響楽団(1984)(2XRCD)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
JMXR24700
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

マタチッチ最後の来日公演!
かつて日本コロムビアで発売されていた名演が新たな鮮烈サウンドでよみがえる


JVCがXRCDを出し始めたとき僕は音の素晴らしさに一驚した。
そのXRCDでマタチッチN響84年来日ライヴがリリースされることになった。

こんなよろこびが又とあろうか−宇野功芳−

この度NHKのオリジナルテープをJVC横浜スタジオに持ち込み、じっくり細心の注意をはらいトランスファーいたしました。NHKのテープがNHK以外のスタジオに持ち込まれるのは異例でNHK職員立会いのもと厳重に作業が進められました。結果は予想を上回る音質の良さで驚きを禁じえません。演奏はいわずもがなの名演中の名演ですが、評論家宇野功芳は、さらに今回のXRCDの出来栄えを下のように激賞しておられます。

『ベートーヴェンの2曲は、もちろん既発売のコロムビア盤に比べ、大きな差をつけているが、最近NHKから出たDVDと比べても感動はさらに大きい。それだけ音質が優れているということになる。ブルックナーも旧CDよりはるかに良い。本CDの価値は不滅であろう。なにしろブルックナーといえばマタチッチにとって最も大切な作曲家、わけても8番は得意中の得意だからだ。84年3月7日、NHKホールの1階席最前列にすわって聴いたときの、手に汗にぎる感動が昨日のことのように思い出されてくる。コーダの豪快な迫力についてはいわずもがなであろう。ベートーヴェンの2番と7番ではやはり後者の迫力が凄い。当日NHKホールにすわっていたぼくの感動、魂の震撼はとてもとても筆舌に尽くせるものではなかったのである。』−宇野功芳− ライナーノーツより(キングインターナショナル)

【収録情報】
1. ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ノヴァーク版)
2. ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36
3. ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92

 NHK交響楽団
 ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)

 録音時期:1984年3月7日(1)、3月14日(2)、3月23日(3)
 録音場所:東京、NHKホール
 録音方式:デジタル(ライヴ)
 リマスタリング・エンジニア:杉本一家(JVC)
 音源提供:NHK / NHK サービスセンター

 1:N響第925回定期公演より
 2:N響第926回定期公演より
 3:N響第927回定期公演より

内容詳細

とり憑かれたように無我夢中で楽器を奏でるN響メンバーから神がかり的な音楽を引き出したマタチッチのブルックナー。一期一会の名演がxrcdで蘇った。あの夜のNHKホールに響いた演奏がオリジナル・マスターに迫る音質で聴けるのは何と嬉しいことだろう。★(彦)(CDジャーナル データベースより)

総合評価

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 1984年、スイトナーは冴えないおっちゃん...

投稿日:2016/09/29 (木)

 1984年、スイトナーは冴えないおっちゃんにしか見えない、マタチッチは昔のテスタメントと変わらないし、シュタインにあっては、何者ぞ?の若輩者だった私も53歳となりました。今回、初めて購入しました(なので過去盤の音質はわかりません)。  端的に「すんごい演奏!!!」です。  1984年、エアチェックの鬼だった私は、ザルツブルグ音楽祭、ベルリン芸術週間、ウィーン芸術週間とカセットテープ(死語)に録音しまくってました。特に、カラヤン・BPOはライブがハチャめちゃでエアチェック泣かせでしたね。特にがっかりは、「ツァラ・・」のライブ、トランペットは「へにゃー」しかできず興ざめ。おまけに指揮者の気力低下。カラヤンは、特に壊れた演奏会が多く、消去された方も多いと思います。天下のBPOでもそんなのがありの時代背景ですよね。  この演奏にも「へにゃー」や「アチャー」があります。ピアノではミスタッチなのかもしれません。でも、それが何なのでしょう?! ツギハギで綺麗なセッションだけを残した方のライブは売られてませんよ。 下手ウマ路線ではありません。指揮者がオケを信じるからフィナーレを演じるオケがいる。そんな時代の記憶かもしれません。  購入してよかったです。    

北の火薬庫 さん | 北海道 | 不明

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思えば1984年の冬は、スイトナー、シュ...

投稿日:2011/07/29 (金)

思えば1984年の冬は、スイトナー、シュタイン、マタチッチと名誉指揮者が揃い踏みの豪華なN響定期演奏会でした。いずれも未だに記憶に残る名演奏でしたが、その掉尾を飾ったのが今回収録されているマタチッチによる3つのプログラムでした。収録されている演奏のうち、ブルックナーとベートーヴェンの7番は会場で聞くことができました。ブルックナーについては、N響もライブでなければもっとキズのない演奏を残せたのでしょうが、この盤はライブならではの感動を楽しむためのものです。第3楽章のやさしさ、美しさには当日とても胸を打たれました。他の楽章の素晴らしさに関しては、多くの方が記されている通りです。ベートーヴェンの7番、これは会場に居たほとんどの方が、虚を突かれる思いをされたのではないかと思います。あの第1楽章、序奏部分のテンポにはそれほど驚かされ、そのまま最終楽章まで、興奮の止まない演奏でありました。かつてエアチェックし、親しんでいた60年代の彼のN響との演奏とは、かなりスタイルの異なる指揮ぶりでしたが、あのような火の玉のような演奏は後にも先にも、この時以外に経験したことがありません。ベートーヴェンの2番のみは会場では聞けませんでしたが、ライブ放送で骨太な指揮ぶりに強く感動したことを覚えています。 さて、この記録的なイベントに幸運にも遭遇することのできた者の一人として、没後発売されたCDは真っ先に購入したのですが、そのあまりに貧弱な音質には正直なところ憤りを禁じ得ませんでした。初めはNHK技術陣が録音に失敗したのかと疑いましたが、ベートーヴェン2番のライブは素晴らしい音質でしたので、CD制作に当たっての問題であったのでしょう。以来、既に四半世紀、今回のリマスタリングで、満たされぬ渇きをようやく癒すことができました。商業的に果たして採算があうのかどうかはわかりませんが、このXRCD盤を世に送り出して下さった方々に、脱帽の思いです。 なお解説書にはベートーヴェン7番の部分で、マタチッチはこの後でブラームスの1番を指揮したと記されていますが、実際にはブラームスが前座で、ベートーヴェンの7番を後半に据える常識とは異なるプログラムでした。直前まで何故?と思いながら演奏会場に足を運びましたが、終えてみれば納得。マタチッチは彼にとっての日本での最後の演奏会の夜を、この圧倒的なクライマックスを以て駆け抜け、締めくくってみせたのでした。このあたりにも、単なる伝統と常識には流されなかった彼の生きざま、芸風を感じ取るべきでしょう。

i_love_opera さん | 東京都 | 不明

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劇的な音質改善です。今まで濁っていた部分...

投稿日:2011/07/18 (月)

劇的な音質改善です。今まで濁っていた部分もすっきり明瞭に聴こえます。マタチッチのファンならば、この値段を払うだけの価値はあるでしょう。

ふらんこ さん | 不明 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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