CD

『四季』全曲 アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(2CD)

ハイドン(1732-1809)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BVCD34061
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
ライブ盤

商品説明

ハイドンの最高傑作のひとつオラトリオ『四季』
アーノンクールによる2度目の録音!

近代的ハイドン研究の創始者であるカール・フェルディナント・ポールの「ハイドンの全創作の頂点はまさに『天地創造』『四季』である」という言葉は、現在も研究者のあいだでは当然のことのように認識されています。
 比喩的に分類すると『天地創造』は厳粛なオペラ・セリア、『四季』は生き生きとしたオペラ・ブッファといったところで、実際に、『四季』はハイドンの時代には衣装を着けてオペラハウスで上演されたこともあったといいますから、その楽しさはまさにオラトリオ離れしたものといえるのではないでしょうか。
 畑仕事の場面での『驚愕』交響曲のユーモラスな引用から、ホルンに導かれた勇壮な合唱による狩の場面、推進力に富むフーガ、賑やかに盛り上がるワイン祭りの場面にいたるまで、どこをとっても退屈さとは無縁の旺盛な活力が感じられ、オーストリアの自然の中で逞しく前向きに生きる農民の姿を通して、ハイドンが神に自然に感謝するさまがダイレクトに伝わってきます。
 アグレッシヴで劇的な演奏により、ハイドン『四季』の旧来の荘重なイメージを塗り替えたアーノンクールの1度目の録音は、ウィーン交響楽団を指揮して1987年にテルデック・レーベルがセッション・レコーディングしたものでした。
 今回の2度目の録音は、それから20年を経て、さまざまな経験や研究成果を膨大に蓄積したアーノンクールが、長年の手兵であるピリオド楽器オーケストラ「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」と、前回と同じアルノルト・シェーンベルク合唱団を起用し、万全のソリストを揃えて臨んだコンサートをライヴ・レコーディングしたものです。
 基本的な解釈は同じながら、オーケストラ・サウンドの大きな変貌や、年月とともに幾重にも深まったアーノンクールの解釈がもたらす、さらに多彩になった表現の自在さ、細部の練り上げの見事さ、実演ならではの迫真の音楽がどこから見ても完全無欠、まさに決定盤と呼ぶにふさわしい仕上がりを見せています。
 ソリストは、重要な小作人シモン役に、大人気のドイツのバリトン、クリスティアン・ゲルハーヘル。若い農夫のルーカス役には、ドイツの生んだ当代最高の美声テノールで、ヤーコプスの『四季』でも同役を歌っていたヴェルナー・ギューラ、シモンの娘、ハンネ役には、クリスティの『天地創造』でも歌っていたオーストリアのソプラノ、ゲニア・キューマイヤーというキャスティングです。

ハイドン:オラトリオ『四季』全曲
 ゲニア・キューマイヤー(ソプラノ、ハンネ)
 ヴェルナー・ギューラ(テノール、ルーカス)
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン、ジーモン)
 アルノルト・シェーンベルク合唱団
 エルヴィン・オルトナー(合唱指揮)
 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(オリジナル楽器使用)
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)

 録音時期:2007年6月28日〜7月2日(デジタル)
 録音場所:グラーツ、シュテファニエンザール(ライヴ)

内容詳細

前作「天地創造」の場合と同様、最新にして周到な20年ぶりの再録音。ウィーン響とのダイナミックな旧録音に対峙するように、完成の域に達した古楽器演奏の上に繊細と大胆が構築されるさまには思わず息を呑む。音画の楽しみと芸術的深遠の好バランスだ。★(田)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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ディスク   2

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鋭いアタックとオケの音色に特徴がある、「...

投稿日:2011/09/18 (日)

鋭いアタックとオケの音色に特徴がある、「ああ、いかにもアーノンクールだなあ」と感じさせるアルバム。全体はもちろん大変な高水準で、よい出来栄えです。不満は特にないのですが、ベームやカラヤンで聴いた時に感じたような、なにかこう大きさというか充実感というか、そういうのがなかったもので、星は四つといたします。ま、でも、彼らの演奏は特別なんですよね、それは一応心得てはおります。(-_-)

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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ハイドン(1732-1809)

ハイドンは1732年に生まれ、1809年に亡くなっています。その77年の生涯は、29歳から58歳までを過ごした30年に及ぶエステルハージ時代を中心に、それ以前とそれ以降の3つの時期に分けて考えることができます。「エステルハージ以前」の28年間は、幼少期の声楽やさまざまな楽器演奏の修行、青年期に入ってからの作曲の勉強に

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