CD 輸入盤

ピアノ協奏曲 リパッティ(p)ガリエラ、カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団

グリーグ、シューマン

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OPK2072
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

よみがえる高貴な抒情と輝く迫真のピアニズム
世紀の名盤、リパッティのグリーグ/シューマン待望の復刻

「まずグリーグから聴く。誰がなんと言っても、耳をそばだたせてほしいのが、第1楽章の出だし! 無音の静寂の中からティンパニの連打がクレッシェンド。全管弦楽のトゥッティを裂帛の気迫で打ち破るソロの強靭な下降楽句の連続が4オクターヴのA音に落ちついた瞬間、まるで音の響きが床と空気を揺るがせるような感じの超低音ではじまったアルペッジョが一気に鍵盤をかけのぼる。グリーグが考えついた、この曲の最高に忘れがたい切り札。「このカデンツァの超低音が、どれ程パンチのきいた鳴りをするかどうかで、だいたいあとの演奏の予想がつく」(柴田南雄)とさえ言われるこの音こそ、譜面では左手のヘ音記号で下の加線6本の下の音。ピアノの鍵盤の最低音Aだ。それは、27Hzの音なのだが、リパッティのタッチの凄みが、すごく音楽的で、無類の魅惑をたたえており、それが一瞬の音としての感覚だけに、ついくりかえして聴きたくなった。」(小林利之)

(制作者より)
リパッティのSP録音はずっと気になっていましたが音のよい英国HMV盤はノイズが大きいのであきらめていました。最近ノイズの小さい盤に出会えたのでマスタリングしてみたところこれなら満足してもらえるだろうという音が得られました。グリークはピアノのそばで聴いているようなバランス、シューマンは客席で聴くバランスになっており、SPからLPに移行してゆく頃の録音思想が感じられます。
 リパッティが残したスタジオでの協奏曲録音は3曲であり、CD1枚にちょうどよい長さです。そこで自作のコンチェルティーノをアンコール的に付けました。これはそのときの気分に合わせて単独で聴いた方がよいと思います。(相原 了)

@グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調作品16
Aシューマン:ピアノ協奏曲イ短調作品54
Bリパッティ:コンチェルティーノ作品3

 ディヌ・リパッティ(ピアノ)
 @アルチェオ・ガリエラ(指揮) フィルハーモニア管弦楽団
 Aヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) フィルハーモニア管弦楽団
 Bハンス・フォン・ベンダ(指揮) ベルリン室内管弦楽団
 録音:@1947年 A1948年 B1943年

CDは国内プレスとなります。

内容詳細

33歳で夭折した天才、リパッティ(1917〜50)が遺した歴史的録音で、英国盤(戦後盤)SPを用いた復刻。疾走し時にたゆたう絶妙のテンポ、結果として生まれる瑞々しい歌と躍動感。作品と一体となった稀代の名演をあらためて味わえる。自作「古典様式によるコンチェルティーノ」の収録も貴重。(友)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. Grieg: Piano Concerto op. 16
  • 02. Schumann: Piano Concerto op. 54
  • 03. Lipatti: Concertino op. 3

総合評価

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タイムデータ中心に再度書き込みさせていた...

投稿日:2013/02/14 (木)

タイムデータ中心に再度書き込みさせていただきます。・・・多分この演奏にエンジェル盤LPで接した方が多い様に私も例外ではなく、いまだに聴いております。CDになってからも本盤を含めていろいろ仕様(但しモノラル)を変えてリリースされており比べるのも楽しみの一つですね。演奏はリパッティの凛冽な抒情(彼が早逝しているのでその先入観もきっと手伝っているのでしょう)でカデンツァが特に素晴らしいです。グリークはガリエラが行け々ドンドン気味である意味ホッとさせてくれます。シューマンは多分これらの演奏にエンジェル盤LPで接した方が多い様に私も例外ではなく、いまだに聴いております。まぁ、正直平均より決して良い録音状態とは言えるものではないにも拘わらずこれほど聴き継がれるこのルーマニアのピアニストは珍しく、貴公子然とした容貌と不治の病いで早逝している事も感傷的に手伝っているのでしょう。CDになってからもいろいろ仕様を変えてリリースされており比べるのも楽しみの一つですね。しかし何と言っても演奏がリパッティの透明・凛冽な抒情で孤高なまでに洗練されたピアニズムは古い録音からでも窺えましょう。各協奏曲カデンツァが特に素晴らしいです。データ的にメモ進めをさせていただきます。先ずグリークの協奏曲は1947年リパッティ30歳の頃の演奏でバックのガリエラ(当時37歳)/PHOが行け々ドンドン気味(タイム@12’34A6’24B10’04)である意味ホッとさせてくれます。翌1948年収録のシューマン・ピアノ協奏曲(同@14’28A5’25B9’54)ではカラヤン(当時丁度40歳)/PHOはスマートな運びをしております。シューマンの曲については1950年アンセルメ/SROとの共演ライブ盤(トータルタイム31’56)もあるそうですよ。これら二協奏曲どちらも新設PHOが健闘大でもありました。リパッティには自作作品があり本盤には1943年?演奏の「古典様式によるコンチェルティーノ」(同@4’32A4’36B3’33C5’13)が併録されていますが私は聴いておりません。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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 こんなにピュアな美しいピアノの音を私は...

投稿日:2012/05/11 (金)

 こんなにピュアな美しいピアノの音を私は知らない…。半世紀も前のモノラル録音なのに,何でそうまで感じさせてくれるのか…(フェリアーの美声もそうだ…)。「美しいものは,余計なことは考えず,ただただ美しく演奏すべし!」そんなメッセージが発せられているように感じる。これほどピアノを美しく鳴らすピアニストはもう現れまい…。この2曲のこれほどの美演も,もう現れまい…。どれほどの才能,どれほどの録音技術でも到達し得ない“神秘的な”何かをこのアルバムは持っている。  復刻も見事! SACDとこちら…ほんとに迷うところ。

masato さん | 新潟県 | 不明

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この復刻はすばらしい。存在感のあるピアノ...

投稿日:2010/03/09 (火)

この復刻はすばらしい。存在感のあるピアノの音、タッチまでしっかりわかるし、オケの鳴り方も特にグリーグはよい。 リパッティのピアノについては余計な言葉はいらない。音そのものが音楽を語る。

かめ さん | 東京都 | 不明

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