ヒンデミット(1895-1963)

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CD 輸入盤

ヒンデミット、ベルリン・フィルを指揮した自作自演集(3CD)

ヒンデミット(1895-1963)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4747702
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

ヒンデミット自作自演集(3CD)
ヒンデミット指揮ベルリン・フィル
20世紀ドイツを代表し、新即物主義や新古典主義的作風で、民謡や流行歌の効果的な引用なども魅力的な作曲家パウル・ヒンデミットが、1950年代に名門ベルリン・フィルを指揮したドイツ・グラモフォン録音をCD3枚にまとめたアルバム。

 代表作《交響曲「画家マティス」》は、完成間近の、16世紀の画家マティアス・グリューネヴァルトを扱った同名のオペラの音楽を使用し、3楽章の体裁を持つ交響曲に仕上げた作品ですが、1934年の初演時にナチス政府から「堕落した音楽」として非難され、フルトヴェングラーが痛烈な反論で擁護した「ヒンデミット事件」の発端となったことでも有名です。

 《交響曲「世界の調和」》も、パウル・ザッハー主催のバーゼル室内管からの依頼により、作曲中の中世ドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーを主人公とした同名のオペラの音楽を使用、3楽章の交響曲に仕上げた作品です。終楽章のパッサカリアが効果的です。

 《ウェーバーの主題による交響的変容》は、彼のアメリカ時代において最も成功を納めた作品といわれ、交響曲のスタイルをもつ4楽章からなっています。主題はウェーバーの「4手のためのピアノ曲集」と、劇音楽「トゥーランドット」と、あまり馴染みのない作品からとられていますが、見事な展開と管弦楽法により魅力的な作品に仕上がっており、吹奏楽にも編曲され幅広く親しまれています。特に第2曲のティンパニと打楽器群によるアンサンブルや、終楽章の行進曲は聴きものです。

 《ピアノ、金管、2つのハープのための演奏会音楽》は弦楽器、木管を使わず、ピアノ、ハープを加えるという特異な楽器編成で、特にピアノの独奏的性格が強い作品です。第2楽章のフーガが効果的なほか、第3楽章でのピアノとハープのアンサンブルによる音色も面白い印象を与えます。

 《4つの気質》は学校のバレエのために書かれた作品で、編成は独奏ピアノと弦楽合奏、ヒポクラテスが人体に有り、それらによって人間の気質を決めているという液体を、3つの主題による主題部と4つの変奏部で描いたもの。
 ちなみにその気質は、「黒胆汁気質(憂鬱)」「多血質(陽気、血気盛ん)」「粘液質(鈍重)」「胆汁質(怒りっぽい)」の4種。
 これらを、沈鬱な行進曲や、重苦しいワルツなども取り入れ、ユーモラスに描くヒンデミット流の諧謔性も垣間見える作品です。
 他に《管弦楽のための協奏曲》op.38、 《交響的舞曲》、《バレエのための序曲「アモールとプシケ」》、及び、ボーナス・トラックとして《画家マティス》収録時のインタヴューが収められています。


ヒンデミット自作自演集(3CD)

■管弦楽のための協奏曲 作品38
■ピアノ、金管とハープのための演奏会用音楽 作品49
■交響曲「画家マティス」/管弦楽のための交響的舞曲
■ピアノと弦楽のための主題と変奏曲「4つの気質」
■ウェーバーの主題による交響的変容
■バレエのための序曲「アモールとプシケ」
■交響曲「世界の調和」

ピアノ:モニク・アース(「ピアノ、金管、2つのハープのための演奏会音楽」)
ピアノ:ハンス・オッテ、ヴァイオリン・ソロ:ハンス・ギーゼラー(「4つの気質」)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:パウル・ヒンデミット
1950年代に録音されたヒンデミットの自作自演集。




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収録曲   

  • 01. Parade
  • 02. Different Drum
  • 03. Two Thumbs Date
  • 04. Not Fair
  • 05. In My Closet
  • 06. Can't Rock the Baby
  • 07. Rapunzel Got a Mohawk
  • 08. Big Underwear
  • 09. Farm
  • 10. Change the Baby
  • 11. Tree House
  • 12. Night Light
  • 13. Come On Down

ユーザーレビュー

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パウル・ヒンデミット(1895-1963)が自作を...

投稿日:2021/03/20 (土)

パウル・ヒンデミット(1895-1963)が自作を指揮してドイツ・グラモフォンに遺した録音の全てを集成した3CDsで、演奏はベルリン・フィル。 録音は1954-1957年。全てモノラル。 聴き始めはさすがに音の古さを感じるが、すぐ慣れてしまう。 意外と良い音だ。 代表作の他、あまり録音のない曲も含んでいるが、これらがまた非常にいい曲。 自分で録音するために選んだ曲なのだからそれも当たり前だろう。 ヒンデミットは指揮が巧かった事がよく判るし、改めてベルリン・フィルの機能性の高さも痛感させられる。

妻三郎 さん | 福岡県 | 不明

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音はモノラルなれどひずみやノイズも非常に...

投稿日:2008/11/15 (土)

音はモノラルなれどひずみやノイズも非常に少なく大変聞きやすい。ぜひヒンデミット独特の世界を聞いて欲しい。

風吉 さん | 埼玉県 | 不明

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