ベートーヴェン(1770-1827)

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SACD 輸入盤

交響曲第7番 カルロス・クライバー&バイエルン国立管弦楽団(1982年ライヴ)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ORFEOR700051
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


ベートーヴェン:交響曲第7番
カルロス・クライバー&バイエルン国立管弦楽団、1982年ライヴ録音


演奏はまさに強烈の一言で、その切り立つ音響の凄まじさ、あらゆるパートに雄弁な役割を与えるクライバーの魔術は、盟友バイエルン国立管でしか成しえない驚くべき境地に達しています。高名な批評家ヨアヒム・カイザーも「これら(ふたつの)交響曲演奏は、これまでのいかなる完全なスタジオ・レコーディングよりもはるかに印象的であった。それは永遠に忘れ得ないコンサートだったのである。」と手放しの大絶賛ですが、何よりの名演の証は終演後の聴衆の反応でしょう。呆然としたパラパラ拍手の状態からやがて沸き起こる盛大な歓声、そして場内に轟く足踏みの大音響が加わってのブラヴォーの嵐... そこには感動の深さを演奏者に伝えずにはいられない聴衆の真情、心の底からの感謝の気持ちが込められているかのようです。
 1982年5月3日、カルロス・クライバーとバイエルン国立管弦楽団は“カール・ベーム追悼”と銘打ったマチネー・コンサートをミュンヘンの国立劇場でおこない、ベートーヴェンの交響曲第4番と第7番を演奏しました。この演奏会は大成功を収め、ドイツの高名な批評家ヨアヒム・カイザーの絶賛をはじめとして数々の賞賛を浴びました。
 ふたつのシンフォニーのうち、前半の第4番は「プリンツレゲンテン劇場改修基金」のために独オルフェオからLPリリースされ、世界の音楽ファンに衝撃を与えました。現在ではCD化されているその演奏は、天井知らずの熱狂&猛烈なスピード感と、入念をきわめた細部表現による多彩でデリケートなニュアンスを併せ持ち、緊張と解放を自由自在にくりかえしながら未曾有の燃焼度を達成した稀代の名演と評され、天才カルロス・クライバーの稀有な才能をもっともダイレクトに伝える名盤として、数あるクラシック音楽のCDの中でも屈指の大ベスト・セラー盤となっていることはご承知のとおりです。
 当然、同様に収録されたはずの後半プログラム、交響曲第7番の発売も待望視されたわけですが、「レコード発売恐怖症」を自認する気難しいクライバーのことでもあり、それに、第4番の発売許可がチャリティ目的という例外的なものであったことなどから、商品化は絶望的と伝えられてただけに、今回のオルフェオの快挙には、素直に感謝と賞賛を捧げたいところです。

 以下、参考までに第4交響曲のアルバムに寄せられたクライバーの言葉を掲載しておきます。

「私にとって、レコーディングにOKを出すことは常にある種の恐怖を伴うことでした。しかし、バイエルン国立管弦楽団との今度の演奏は、大いなる喜びを持って私がレコーディングを承認することを可能にしてくれました。
 我々は、耳に訴えるこの“スナップ・ショット”に対し、いかなる化粧も施したくありませんし、どんな小さな修正も加えたくなかったのです。実際、どのような批判に対しても、私たちは反論する根拠を持っています。
 生命力を耳から感じ取ることができる人達にとって、これほど心をこめて、自信を持って、また精霊に導かれるかのように楽しげに演奏を聴かせてくれるオーケストラは、バイエルン国立管弦楽団を置いてほかにないとすら断言できます。本当にありがとう!」

 演奏については、前述のとおり伝説的といっていいほどの折り紙付き。気になる音質に関しても、当時のライヴとしては最良といってよい音だった第4番と同等のクオリティとなっており、オルフェオが同レーベル初となる“SACDハイブリッド”でのリリースに踏み切ったことにも思わず納得の快適なサウンド環境が確保されています。
 すでにおなじみとなったこの“SACDハイブリッド”というフォーマットは、SACDプレーヤーではマルチチャンネル音声(5.0ch)と2チャンネル・ステレオ音声が再生できるほか、通常のCDプレーヤーでも、CDと同じく2チャンネル・ステレオ音声を楽しむことが可能な、高品質で先進的なフォーマットです。

 なお、この第7番の演奏は、これまで海賊盤で流布していた形跡も見当たらないもので、今回のリリースが完全な初出と思われます。

【収録情報】
 拍手 [00'17]

・ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 op.92[35:42]
 第1楽章 ポコ・ソステヌート−ヴィヴァーチェ [11'28]
 第2楽章 アレグレット [08'09]
 第3楽章 プレスト [08'23]
 第4楽章 アレグロ・コン・ブリオ [06'26]
 拍手 [01'16]

 バイエルン国立管弦楽団
 カルロス・クライバー(指揮)

 録音:1982年5月3日 ミュンヘン、国立劇場[ステレオ・ライヴ]
 レコーディング・エンジニア:ミヒャエル・グローべ
 デジタル・リマスタリング:クリストフ・シュティッケル

 SACD Hybrid
 5.0ch / 2.0ch ステレオ

収録曲   

  • 01. 拍手

ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調op.92

  • 02. 第1楽章 Poco sostenuto
  • 03. 第2楽章 Allegretto
  • 04. 第3楽章 Presto
  • 05. 第4楽章 Allegro con brio

総合評価

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かなり以前に購入しましたが、今回あらため...

投稿日:2023/07/01 (土)

かなり以前に購入しましたが、今回あらためて聴いてみました。 とにかくテンポがよく動いて難しい事は分りませんが、解釈が雑な感じで、言葉が悪いですが、ええ加減なやっつけ仕事の様にも思えます。同時期の田園も持っていますが、同じく好きにはなれません。むしろ早々とリリースされた4番がいいのかも知れませんね。聞いてみたいです。

トム さん | 東京都 | 不明

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グラムフォンの5番、7番以上に好きな7番の...

投稿日:2021/03/20 (土)

グラムフォンの5番、7番以上に好きな7番のライブ。 クライバーのライブ音源は限られているが、 生の躍動感を感じられる傑出した作品。 7番好きにはたまらない。

ハッチ さん | 愛知県 | 不明

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ウィーン・フィルとのセッション録音よりも...

投稿日:2021/02/22 (月)

ウィーン・フィルとのセッション録音よりも生き生きとしていて、テンポが速い演奏。録音も含めて荒さもあるが、面白いと思った。

gakusei さん | 北海道 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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