SHM-CD

交響曲第2番、ハイドンの主題による変奏曲、大学祝典序曲 クラウディオ・アバド&ベルリン・フィル

ブラームス(1833-1897)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCS50163
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SHM-CD

商品説明

『クラシック百貨店 アンコール』
ブラームス:交響曲第2番、ハイドンの主題による変奏曲、大学祝典序曲


【SHM-CD仕様】【グリーン・カラー・レーベルコート】
牧歌的で流麗な曲想で魅せる交響曲第2番、変奏の大家の手腕が光る『ハイドンの主題による変奏曲』、学生歌が愉しい『大学祝典序曲』・・・ドイツ・ロマン派の巨匠ブラームスの中でも特に明るい作品が並ぶ、幸福感満載の1枚。名匠アバドは、ベルリン・フィルの豊潤な響きを駆使して、音楽的純度の高い快演を展開しています。(メーカー資料より)

【収録情報】
ブラームス:
1. 交響曲第2番ニ長調 Op.73
2. ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
3. 大学祝典序曲 Op.80


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)

 録音時期:1987年9月(3)、1988年9月(1)、1990年11月(2)
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

  • 01. 交響曲 第2番 ニ長調 作品73 第1楽章:Allegro non troppo
  • 02. 交響曲 第2番 ニ長調 作品73 第2楽章:Adagio non troppo-L'istesso tempo,ma grazioso
  • 03. 交響曲 第2番 ニ長調 作品73 第3楽章:Allegretto grazioso(quasi andantino)-Presto ma non assai-Tempo T
  • 04. 交響曲 第2番 ニ長調 作品73 第4楽章:Allegro con spirito
  • 05. ハイドンの主題による変奏曲 作品56a 主題(聖アントニーのコラール):Andante 変奏1:Poco piu animato 変奏2:Piu vivace 変奏3:Con moto 変奏4:
  • 06. 大学祝典序曲 作品80

ユーザーレビュー

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アバドはブラームス交響曲第2番を1970年に...

投稿日:2013/01/06 (日)

アバドはブラームス交響曲第2番を1970年に本盤と同じオーケストラBPOを振って収録(演奏タイム@21’55A10’22B5’33C9’45)し当時マァまだ若い頃他の交響曲もオーケストラをVPO等も含めてボチボチ録音しバラではありますが結果的に彼のブラームス交響曲集となっておりました。周知の様に交響曲第2番はその前の第1番が苦節十数年の長年の仕上がりの反動なのか比較的短期間数ヶ月で順調に作曲された明るく伸びやかな雰囲気を有した曲でブラームスの「田園交響曲」とも呼ばれその流麗さというかラテン歌謡的な処からもイタリア出身の若き指揮者アバド(1970年当時37歳)に向いた曲でもあり更にまだBPOとの関係もニュートラルだけだっただけに前向きな演奏として聴いておりました。そうして年月を経て本盤で1988年の再録演奏(同@20’57A9’56B5’20C9’41)となるのですが東京都の方も書かれています様に時期的にはBPO芸術監督就任が近々決まるムードがあがっている頃・・・年齢的にも55歳だしある意味微妙なだけにBPOとの対局が先のニュートラルというわけには行かなかった事は容易に想像されますね。アバド自体はそんなにサプライズを起こす指揮者ではなくこの彼に向いた第2番は根本的に前回と異なる結果とはなっていない様です。第1楽章結構重心低く落ち着いた運びで進みそれにBPOサウンドが余裕を見せます、提示部では前回と同じく反復演奏がなされます。第2楽章は特に弦が美しい!ですね。喜びが噴出する最終楽章での管の威力を聴かせてくれます。ただ何となく二十年近く経った結果が私には発見出来ずこの曲に私が求めたい「前向きさ」が当然少し薄められた様に気のせいか?感じてしまいました・・・・・・。併録曲は「1987年収録「大学祝典序曲」(10’04)、1990年収録「ハイドン主題の変奏曲」(18’03)であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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アバドは、ベルリン・フィルの芸術監督就任...

投稿日:2011/05/21 (土)

アバドは、ベルリン・フィルの芸術監督就任後間もない頃にブラームスの交響曲全集を完成させたが、私としては、アバドがブラームスの交響曲に取り組むのはいささか早過ぎたのではないかと考えているところだ。というのも、ベルリン・フィルはカラヤンの指揮の下でブラームスの交響曲を何度も演奏しており、本演奏ではアバドの解釈がベルリン・フィルに必ずしも浸透しているとは言い難いからである。したがって、第1番などは名演ではあるが、それはカラヤン時代の遺産が作用しているというけがの功名的な側面もあり、アバドの個性が発揮された演奏とは言い難いものであったとも言える。しかしながら、第2番はむしろ、第1番とは異なりアバドの個性がそれなりに発揮された名演と言えるのではないだろうか。本盤におさめられた第2番がこのようにアバドならではの名演となった理由はいくつかあると考えられるが、先ずは楽曲の性格がアバドの芸風に符号している点が掲げられる。第2番は、ブラームスの交響曲の中でも最も牧歌的な雰囲気に満ち溢れており、流麗で伸びやかな曲想が特徴的なブラームスの田園とも称される楽曲である。したがって、アバドの純音楽的で歌謡性豊かなアプローチに最も適した交響曲であると言える。第2の理由としてベルリン・フィルによる名演奏が掲げられる。本演奏については1988年の録音であり、これはカラヤンが存命でなおかつ芸術監督であった時代のものである。この当時のベルリン・フィルは、ウィーン・フィルに軸足を移したカラヤンへの対抗意識もあり、ポストカラヤンの候補者と目される指揮者とは渾身の名演を繰り広げていた。本演奏もその例外ではなく、ここにはアバドの指揮に必死に喰らいついていった(というよりも、アバドを立てた)ベルリン・フィルの猛者たちの圧倒的な名演奏を聴くことが可能だ。なお、アバドは、1970年代初頭にもベルリン・フィルとともにブラームスの第2を録音しており、それも若きアバドによる生命力溢れる素晴らしい名演であったが、本演奏においては、さらに円熟味とスケールの雄渾さが加わっていると評価することも可能であり、私としては本演奏の方をより上位に掲げたい。併録の大学祝典序曲も交響曲第2番と同様のアプローチによる文句の付けようがない名演であり、ハイドンの主題による変奏曲は、アバドならではの豊かな歌謡性を活かした歌心溢れる美演であると言える。音質については、今般のSHM−CD化によって若干鮮明になるとともに、音場が広くなったように感じた。いずれにしても、アバドの名演をこのようなSHM−CDによる高音質で味わうことができるのを大いに喜びたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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ブラームス(1833-1897)

1833年:北ドイツのハンブルクでヨハネス・ブラームス誕生。 1843年:演奏会にピアニストとして出演。作曲家、ピアニストのマルクスゼンに師事。 1852年:ピアノ・ソナタ第2番が完成。 1853年:ピアノ・ソナタ第1番、ピアノ・ソナタ第3番が完成。 1854年:ピアノ三重奏曲第1番、シューマンの主題による変奏曲が完成。

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