SHM-CD

グリーグ:『ペール・ギュント』組曲、シベリウス:フィンランディア、トゥオネラの白鳥、他 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィル(1981〜84)

グリーグ(1843-1907)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCS50138
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SHM-CD

商品説明

『クラシック百貨店 アンコール』
グリーグ:『ペール・ギュント』、シベリウス:フィンランディア、他


【SHM-CD仕様】【グリーン・カラー・レーベルコート】
『ペール・ギュント』に『フィンランディア』・・・北欧の二大作曲家グリーグとシベリウスの代表的な管弦楽曲をズラリと揃えた極上の1枚。20世紀の最強コンビ=カラヤン&ベルリン・フィルが、最高の機能性と豊穣な表現力を駆使して聴かせる本作は、万人をオーケストラの美の極致へ、そして深い感動の世界へと誘います。(メーカー資料より)

【収録情報】
グリーグ:
1.『ペール・ギュント』第1組曲 Op.46
2.『ペール・ギュント』第2組曲 Op.55
3. 組曲『ホルベアの時代から』 Op.40(ホルベルク組曲)

シベリウス:
4. 悲しきワルツ Op.44-1
5. トゥオネラの白鳥 Op.22-2
6. 交響詩『フィンランディア』 Op.26


 ゲルハルト・シュテンプニク(コールアングレ:5)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1981年2月(3)、1982年1月&2月(1,2)、1984年2月(4-6)
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

  • 01. ≪ペール・ギュント≫第1組曲 作品46 第1曲:朝
  • 02. ≪ペール・ギュント≫第1組曲 作品46 第2曲:オーセの死
  • 03. ≪ペール・ギュント≫第1組曲 作品46 第3曲:アニトラの踊り
  • 04. ≪ペール・ギュント≫第1組曲 作品46 第4曲:山の魔王の宮殿にて
  • 05. ≪ペール・ギュント≫第2組曲 作品55 第1曲:花嫁の略奪:イングリッドの嘆き
  • 06. ≪ペール・ギュント≫第2組曲 作品55 第2曲:アラビアの踊り
  • 07. ≪ペール・ギュント≫第2組曲 作品55 第3曲:ペール・ギュントの帰郷
  • 08. ≪ペール・ギュント≫第2組曲 作品55 第4曲:ソルヴェイグの歌
  • 09. ホルベルク組曲 作品40 古いスタイルによる弦楽オーケストラのための組曲 第1曲:前奏曲
  • 10. ホルベルク組曲 作品40 古いスタイルによる弦楽オーケストラのための組曲 第2曲:サラバンド
  • 11. ホルベルク組曲 作品40 古いスタイルによる弦楽オーケストラのための組曲 第3曲:ガヴォットとミュゼット
  • 12. ホルベルク組曲 作品40 古いスタイルによる弦楽オーケストラのための組曲 第4曲:アリア
  • 13. ホルベルク組曲 作品40 古いスタイルによる弦楽オーケストラのための組曲 第5曲:リゴードン
  • 14. 悲しきワルツ 作品44の1
  • 15. トゥオネラの白鳥 作品22の2
  • 16. 交響詩≪フィンランディア≫作品26

ユーザーレビュー

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本盤にはカラヤンが得意としたグリーグ、シ...

投稿日:2011/09/17 (土)

本盤にはカラヤンが得意としたグリーグ、シベリウスの有名な管弦楽曲集がおさめられている。このうち、グリーグのホルベルク組曲はカラヤンによる唯一の録音であるが、それ以外の楽曲については複数の録音を行っており、本盤におさめられている演奏はいずれも最後の録音に相当する。いずれも、北欧音楽を得意とした巨匠カラヤンの名に相応しい名演であるが、ホルベルク組曲を除くと、カラヤンによるベストの名演とは言い難いところだ。カラヤン&ベルリン・フィルは、クラシック音楽界においても最高の黄金コンビと言えるが、この両者の全盛期は1960年代から1970年代にかけてというのが大方の見方だ。この全盛期においては、ベルリン・フィルの鉄壁のアンサンブルや超絶的な技量をベースに、カラヤンが流麗なレガートを施し、重厚にして華麗ないわゆるカラヤン・サウンドを醸成していたと言える。そしてこのいわゆるカラヤン・サウンドを駆使した演奏は、正にオーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマの構築に成功していたと言えるだろう。ところが、1982年にザビーネ・マイヤー事件が勃発すると、両者の関係には修復不可能なまでの亀裂が生じ、カラヤン&ベルリン・フィルによる演奏にもかつてのような輝きが一部を除いて殆ど見られなくなってしまった。その意味においては、ホルベルク組曲については、この黄金コンビが最後の輝きをはなった時期の演奏でもあり、ベルリン・フィルの分厚い弦楽合奏やカラヤンによる極上の美を誇るレガードが施された至高の超名演に仕上がっていると評価したい。これに対して、グリーグの組曲「ペール・ギュント」については、両者の関係に暗雲が立てこもりつつあった時期の演奏であるが、演奏自体にはいささかもかかる問題の痕跡は見られないと言える。もっとも、旧盤(1971年)にあった清澄な美しさに満ち溢れた透明感がいささか失われていると言えるところであり、私としては旧盤の方をより上位の名演と評価したい(同曲には、ウィーン・フィルとの1961年盤もあるが、組曲からの抜粋版であり、そもそも比較の対象にはならないと考えられる。)。また、シベリウスの3曲については、両者の関係が最悪の時期でもあり、加えてカラヤン自身の健康悪化もあって、本盤の演奏では、統率力の低下が覿面にあらわれていると言える。したがって、カラヤンによるこれらの楽曲の演奏を聴くのであれば、透明感溢れる美しさを誇る1960年代の演奏(1964、1965、1967年(DG))または圧倒的な音のドラマを構築した1970年代の演奏(1976、1980年(EMI))の方を採るべきであるが、本演奏には晩年のカラヤンならではの味わい深さがあると言えるところであり、本盤の演奏を名演と評価するのにいささかの躊躇をするものではない。音質については、これまでリマスタリングが行われたこともあって、従来CD盤でも十分に良好な音質であったが、今般のSHM−CD化によって、若干ではあるが音質が鮮明になるとともに、音場が幅広くなったように思われる。カラヤンによる名演をSHM−CDによる高音質で味わうことができるのを大いに喜びたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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カラヤンはBPOの暗い音色を生かしている。...

投稿日:2011/07/11 (月)

カラヤンはBPOの暗い音色を生かしている。またペール・ギュントでは悲劇性を強調した感じの演奏だと思う。その例が葬送行進曲などに現れていると感じる。グリーグとは別CDで初回発売されたシベリウスの代表的な管弦楽曲を集めたCDからは3曲がチョイスされている。OBIPリマスターで今回のような組合せになったのだが、低域は初回盤より伸びている一方で、全体の情報量は落ちた感じがしていた。SHM-CD化でOBIPの良さを残しながら、初回盤の情報量を回復できるのに期待が集まる。シベリウスの演奏自体はカラヤン独特の華麗な作品像が展開されている。

kura-ota さん | 不明 | 不明

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