イタリア・バロックのクリスマス協奏曲　ラース・ウルリク・モルテンセン＆コンチェルト・コペンハーゲン

イタリア・バロックのクリスマス協奏曲

18世紀に入る頃、イタリアのクリスマス協奏曲に特別の伝統が生まれました。これはイエスが生まれ、飼い葉桶に寝かされる時、幼子を見守る動物や羊飼いを描いた牧歌（6/8拍子か12/8拍子によるパストラーレ）を組み込むことで、コレッリのいくつかの協奏曲が知られていますが、他の作曲家もこの様式による作品を数多く書いています。
　このアルバムには、そのようなクリスマス協奏曲を収録。デンマークを代表する演奏家モルテンセン率いるコンチェルト・コペンハーゲンの演奏は、落ち着いた響きを存分に生かした美しいものです。演奏家が拠点とする北欧のクリスマスのお祝いは、ヴァイキングが冬至の頃に行った「ユール」祭りが起源とされています。人々は貯蔵していた食べ物を料理し、大きな薪を燃やして悪霊をなだめ、太陽の復活を祝うものですが、クリスマスの喜びは世界共通です。（輸入元情報）

【収録情報】
● コレッリ：合奏協奏曲ト短調 Op.6-8『クリスマス・イヴのために』
● トレッリ：合奏協奏曲ト短調 Op.8-6『祝福されたクリスマスのための牧歌の形による協奏曲』
● ヴィヴァルディ：ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV.270『安らぎ：いとも聖なるクリスマスのために』
● マンフレディーニ：合奏協奏曲ハ長調 Op.3-12『祝福されたクリスマスのために』
● ロカテッリ：合奏協奏曲ヘ短調 Op.1-8『聖なるクリスマスのために』

　フレデリック・フロム（ヴァイオリン：ヴィヴァルディ）
　コンチェルト・コペンハーゲン
　ラース・ウルリク・モルテンセン（指揮）

　録音時期：2020年1月13-15日
　録音場所：Garrison Church, Copenhagen
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）