マーラー:交響曲第7番
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, 限定版, 2023/11/29
"もう一度試してください。" | 初回生産限定盤 | ¥1,760 | — |
CD, 2002/4/24
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| ¥6,800 | — |
CD, 限定版, 2013/9/18
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥1,495 |
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曲目リスト
1 | 交響曲 第7番 ホ短調「夜の歌」 第1楽章:Langsam(Adagio)-Allegro risoluto,ma non troppo |
2 | 交響曲 第7番 ホ短調「夜の歌」 第2楽章:Nachtmusik.Allegro moderato |
3 | 交響曲 第7番 ホ短調「夜の歌」 第3楽章:Scherzo.Schattenhaft |
4 | 交響曲 第7番 ホ短調「夜の歌」 第4楽章:Nachtmusik.Andante amoroso |
5 | 交響曲 第7番 ホ短調「夜の歌」 第5楽章:Rondo-Finale.TempoI(Allegro ordinario)-TempoII(Allegro mode |
6 | 拍手(Applause) |
商品の説明
Amazonレビュー
図太く剛直で、ぎっしりと中身の詰まった、含蓄の濃い演奏である。
従来、アバドのマーラーは、(マーラー・ファンには誰でも身に覚えのあることだが)、今ひとつインパクトが食い足りなく感じられることもなくはなかった。ここだ!と待ち構えていると、あっさり通り過ぎるような、丸みを帯びたアバドの大人のマーラーは、例えば世界の苦悩を1人で背負い込むバーンスタインのような忘我の極致には至らないし、クレンペラーの巨大性やバルビローリの熱情もないし、ラトルの閃きもない。
しかし、この第7番は違う。とにかく「ぎっしり」という言葉がぴったりくる、実に響きの濃い、攻撃型の演奏なのである。ここではベルリン・フィルの分厚い弦、安定した金管も、抜群の威力を発揮しており、腹にずしりとこたえる重量感にはたまらないものがある。
もともと第7番は、噛めば噛むほど旨味の出る、内へ内へと向かう響きの屈折感ではマーラーの中でも最高に陶酔的感覚をもつ作品である。アバドは小手先の飛び道具やテンポの極端な動かしに走らず、あくまで誠実で骨太な音楽の進め方を積み重ねていく。その結果、特に第1楽章や第5楽章では、必ず楽章の後半に向かってじりじりと高揚していき、圧倒的な興奮にいつの間にか巻き込まれてしまう。
ともすれば病的な狂気や神経質な痙攣(けいれん)、世紀末の退廃と結び付けて考えられやすいマーラーの交響曲だが、アバドのマーラーを聴いていると、そんな単純なものではないのではと思えてくる。表面的効果には走らなくとも、人を必ず「考えさせる」、アバドにはそんなところがある。(林田直樹)
メディア掲載レビューほか
クラウディオ・アバド指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるマーラー「交響曲第7番 ホ短調《夜の歌》」を収録した、2001年録音盤。 (C)RS
登録情報
- 梱包サイズ : 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g
- メーカー : ユニバーサル ミュージック クラシック
- EAN : 4988005299611
- 時間 : 1 時間 18 分
- レーベル : ユニバーサル ミュージック クラシック
- ASIN : B000063KX6
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 241,449位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 12,858位交響曲・管弦楽曲・協奏曲
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
私も大好きなマーラーの交響曲の中にあって、やや敬遠しておりました
しかし、高校の頃に初めてこの演奏を耳にして完全に変わりました。
怪しげな第1楽章を、ここまで美しく聴いたのは初めてでした
このアバド盤、静かな夜にぜひヘッドフォンで聴いてみてください。
弱音の鳥肌の立つ美しさったらないてす
特に柴田南雄氏の嫌いだった第1楽章は格別です。
氏は「この曲の最良は2曲の夜の音楽」と述べてましたが、断言します!
最良の音楽は、この第1楽章です!
氏はこの演奏は聴くことが叶ったのか?が気になります
#マーラー生誕祭
なるハッシュタグを付けて、熱心なマーラーフリーク達がめいめいにマーラーの名盤を列挙する。
自分は今年、アバド指揮シカゴ交響楽団のこの孔雀のジャケットCDにコメントを付けて呟いた。
自分でも不思議で仕方ないが、一連のアバド指揮シカゴ交響楽団及びウィーン・フィルのマーラーは、リアルタイムに1970〜80年代に、初版がリリースされたのを、主に図書館から借りて聴いて以来、40年経て、何故か思い出したのだ…
本当に不思議な話で、しかも私は平成にはいる1990年代から、インバルやミトロプーロスのマーラーに入れあげていて、全くアバドとシカゴ交響楽団のマーラーを聴いておらず、この「夜の歌」も絶妙に美しく綺麗で、切れ味鋭く素晴らしかったのを、つい最近このamazonで取り寄せて、確認し感動を新たにした。ずいぶん回り道をした。
マーラーに関してはディスクのみならず、LIVEも随分聴いてきた今だから、より当盤アバド&シカゴの凄さが解る。
この当時のシカゴ交響楽団は紛れもなくゲオルグ・ショルティの輝かしいパワフルサウンドそのものなのだが、70年代初頭のショルティ盤のギラツキの代わり、アバド盤は音色の織りなす美しさと、なんと言うか品の良さが、デジタル録音の優秀さと相まって際立っている。
当時は絶妙の美にばかり関心がいったが、今は音質向上したオーディオで聴き取れるからか、この頃のアバドがお世辞抜きに物凄いことがわかる…
カルロス・クライバーがレパートリーに慎重過ぎ、ジュリーニでは年齢的に無理だったとは言え、ベルリン・フィルがアバドを選んだワケが初めて(…失礼)解った。
アバドがその後、イマイチ、ベルリン・フィルで成果が挙がらないのは、また別の話。
90年代後半にマーラーユーゲントの若手団員をベルリン・フィルに相次いで入団させたのが、やや性急に過ぎ、ベルリン・フィルの音は正体不明になったと言われた。
そして漸く、これから収穫という時に、今度は胃癌を発病してしまい、アバド自身からフィジカルのパワーが減退してしまったのは本当に惜しかったと思う。
退任後ベルリン・フィルに客演した晩年の「大地の歌」は見事だが、80年代にシカゴかウィーンで録音していたら…さぞや凄かっただろう…。レコード録音史上の痛恨事ではないか…
実は難解なマーラー第7交響曲の、殊にロンドソナタ形式フィナーレ第5楽章が、当時の聴衆の理解を超えていた。
柴田南雄著「グスタフ・マーラー〜現代音楽への道」(1984岩波新書)などでも、たまには只、馬鹿騒ぎする音楽があっても良いとマーラーが考えたのではないか、などと書かれていることからも解る。
…若い人達には、昭和はそんな時代遅れな感覚だったと揶揄されそうだが自分も、ベートーヴェンが大フーガだけは助言をいれ、op.131から外して別の解りやすい終楽章を書いたのにマーラーも倣ってくれたら良かったなどと考えていた…
私がマーラーの友人だったら、時期が来るまで第5のアダージェットを大規模にしたようなフィナーレを付けたらどうかとアドヴァイスしたいと、本気で世迷い言を考えていた…
そんな事を言ったら、マーラーにぶん殴られるだろうか?…意外に、それもそうかと受け入れる気がするような気もするが…
(あくまで空想のお話)
このアバドの名演も、フィナーレだけは若干統一感を欠いていると聴こえないこともないと思うが、LIVE通りのラストのチューブラーベルや鐘の大乱打は、この当時の録音ではデジタルでもこれが限界だったから、仕方ないと言わざるを得ないだろう。
バーカッション陣は第1楽章の神秘的な静けさを、実に蠱惑的なまでに見事に表現している。
ただし、やっぱり控えめだ。そこにクラウディオ・アバドという大指揮者の節度と…限界を見るのだが…。
まして、2枚組では、繰り返し聞く気が失せようというもの。
この演奏、ベルリンフィルの素晴らしい迫力ある合奏力で、乱れのない上に、本当に分かりやすく、親しみやすい曲になっている。
アバドの実力はすごい。6番、7番という難しい曲を、飽きずに最後まで聴かせるというのは並大抵ではなく、本当に曲を理解し、自分のものとして表現できているのであろう。
ブーレーズと双璧の演奏である。初めて聴く人には、このCDを絶対に聴くべきである。さもないと、理解できぬ迷宮に入ってしまうだろう。そういう無駄足・回り道をして欲しくない。現代は本当にありがたい時代だ。
マーラーの7番を振った指揮者はたくさんいますが、アバドほど楽曲に合う演奏をする人は
いないと思います。
第1楽章から第5楽章まで、丁寧に表現をしており
どの楽章を聴いても面白く聴くことができます。
録音もとても良くおすすめできる1枚です。
その一方、ベルリン・フィルの能力全開に、オーケストラの饗宴とでもいうべき素晴らしい音響を引き出している。ベルリン・フィルはカラヤン時代に比べて、生き生きと思い切りよく臨場しているように思われる。特に声楽を伴わない7番ではそうした特質が遺憾なく発揮されている。大変優れた7番ライヴである。
→ People's Edition にて聴取
という意味でイマイチなところがある、六番なんとも馴染めない曲だ、いまこのページレビュー参考に七番
を購入して聞いているとこだが一連のマーラーの曲想からはだいぶ違ったものとして聞こえる、
録音がよい点でも以前トライしていた盤とは違い聞くに値する、がしかし疑問符は残る、大地の歌の名作ぶり
の前に何故、六番七番があるのか解らない、とりあえず気分転換に聞くにはいいかも
ブラームスでは一番から四番までそれぞれ解り易いという事がある
今回購入して聴き比べました。(↑今では廃盤なんですね。もったいない)
わたし的にはシカゴ版がやっぱりピッタリくるのですが、なかなかどうして、
このベルリンフィルとの共演も聴かせてくれます。
ホルン吹きとしては、どーしても夜が明けた印象を受ける第5楽章を聴き比べてしまいます。
丁寧さで一つ一つの音がしっかり聴き取れるのはシカゴで、テンポをうまく
流しているのはベルリンでしょうか。
またまたアバド氏の魅力が詰まった1枚を手に入れて嬉しいです。
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