SACDをわざわざ買い求めるのは、高音質を期待してのことだが、みごとに裏切ってくれた見本である。
普通のCDと変わらない。まさか、CDをDSDしたのではないかと思うくらい、全く進歩がない。これはすべて制作者側の問題。
悪い評価はする方も気持ちが良いものではないので、カラヤンのディスクでSACD化の好例を挙げておく。
ヴェルディのレクイエム、ドヴォルザークのチェロ協奏曲、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。
このあたりは、音が分厚く鋭く、いままでCDで聴いていたものとは間違いなく別のものが聞こえる。
(追記)2018年に発売された、モーツァルトのレクイエムがすばらしい。LPでも聴いてきたのだが、SACDがLPを凌いでいるのではないか。あまりにも美しい。