レクイエム の歴史と作曲家と曲についての解説である。
最初の方は楽譜が引用され、楽譜オンチの私にはどこが
どうすごいのかわからないので、斜め読みしていたが、
だんだん聞いたことのある作曲家が登場するようになって
きて、興味深く読んだ。オペラの曲ひとつぐらいしか知らない
あの作曲家がレクイエムを書いていたなんて。名前を聞いた
ことのない作曲家も多いが、著者がその作品をベタ褒めして
いるので、どんな曲なのか聞いてみたくなった。本書で紹介
された曲のCDリストは巻末に載っているし、索引も充実して
いて便利である。
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レクィエムの歴史 (河出文庫) Kindle版
死者のためのミサ曲として生まれ、時代の死生観を鏡のように映しながら、魂の救済を祈り続けてきた音楽、レクィエム。中世ヨーロッパから現代日本まで、千年を超えるその歴史を初めて網羅した画期的名著。
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2013/4/4
- ファイルサイズ16271 KB
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- 販売: Amazon Services International LLC
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
中世カトリック教会で誕生したレクィエムは、常に宗教・時代・音楽家の死生観を映しながら今日まで生み出されてきた。音楽に込められた死の意味と救済への祈りをさぐる。
著者について
1925年生まれ。早稲田大学理工学部卒業。平尾貴四男に作曲理論を学ぶ。出版社勤務を経て1984年より執筆活動に入る。『モーツァルトのいる部屋』『モーツァルトと日本人』『辞書の鬼』など著作多数。
登録情報
- ASIN : B01KFO1DY2
- 出版社 : 河出書房新社 (2013/4/4)
- 発売日 : 2013/4/4
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 16271 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 334ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 429,964位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 2,537位音楽 (Kindleストア)
- - 2,906位河出文庫
- カスタマーレビュー:
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2020年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かくも多数の作曲家がレクイエムを作曲したことにまず驚きました。勝手な思い込みで、
教会音楽として作曲されたものと誤解していましたが、必ずしもそうではないことを知り
ました。それだけ作曲家たちにとってレクイエムというテーマが魅力的だったのだろうと
思います。通読することで西洋音楽の歴史も知ることができます。どの曲もかなり褒めて
書いてあるので迷いましたが、ゼレンカのレクイエムに興味をもってCDを聴いてみた。
この世のものと思えないほど美しく、素晴らしかった。
教会音楽として作曲されたものと誤解していましたが、必ずしもそうではないことを知り
ました。それだけ作曲家たちにとってレクイエムというテーマが魅力的だったのだろうと
思います。通読することで西洋音楽の歴史も知ることができます。どの曲もかなり褒めて
書いてあるので迷いましたが、ゼレンカのレクイエムに興味をもってCDを聴いてみた。
この世のものと思えないほど美しく、素晴らしかった。
2013年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者として、これから読む方に申し上げます。この本をお読みになったら、「いのち」というものについて、ぜひ考えていただきたい。「いのち」の終わりは死ですが、死はまた「いのち」の始まりなのです。それを私は結語で「メビウスの帯」にたとえて書きました。私がこの本を書こうとおもったのは、このことです。私は今88歳ですが、70歳の時にこの考えが浮かび、5年かけて書き上げました。そして平凡社からだしましたが、もっと多くの人に読んで頂きたいと河出文庫に入れたのです。
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2006年8月13日に日本でレビュー済み
本書は、グレゴリオ聖歌から柴田南雄まで、音楽史上に残る133曲にも上るレクィエムを取り上げ、世界でも初めてレクィエムの歴史を網羅したという労作です。
モーツァルト、フォーレ、ヴェルディ、ブラームスはもとより日本でもあまり知られていない作曲家のレクィエムが数多く取り上げられていますので、多くの合唱ファンや音楽史を学ぶ方にはなくてはならない好著だと言えるでしょう。
カトリックの「死者のためのミサ」の音楽だったレクィエムがこれだけ多くの作曲家の創作意欲を掻き立てた本質的な意味合いの解明が、本書の各章で述べられています。
宗教と音楽についての飽くなき探求心が通奏低音のように各章に流れていました。
レクィエムの固有文の対訳は始め、有名な詩篇や典礼文の訳も紹介されていますので利用価値は大です。著者自身の手によるブラームスのドイツ・レクィエムの対訳も参考になりました。元のテクストの出典が明記されているため理解の助けになったのは間違いありません。
「二十世紀のレクィエム」の章では知らない作曲家の作品が多く取り上げられていますので、演奏会でのプログラム・ビルディングのための選曲資料としても有用です。特に参考になったのは、巻末の索引やCD一覧で、「レクィエム事典」のような使用法も取ることが出来ます。
なお、著者の井上太郎氏は、中央公論社に勤務され、書籍部長などを歴任された後、クラシック音楽に関する著作を専門に執筆されてきた方です。
モーツァルト、フォーレ、ヴェルディ、ブラームスはもとより日本でもあまり知られていない作曲家のレクィエムが数多く取り上げられていますので、多くの合唱ファンや音楽史を学ぶ方にはなくてはならない好著だと言えるでしょう。
カトリックの「死者のためのミサ」の音楽だったレクィエムがこれだけ多くの作曲家の創作意欲を掻き立てた本質的な意味合いの解明が、本書の各章で述べられています。
宗教と音楽についての飽くなき探求心が通奏低音のように各章に流れていました。
レクィエムの固有文の対訳は始め、有名な詩篇や典礼文の訳も紹介されていますので利用価値は大です。著者自身の手によるブラームスのドイツ・レクィエムの対訳も参考になりました。元のテクストの出典が明記されているため理解の助けになったのは間違いありません。
「二十世紀のレクィエム」の章では知らない作曲家の作品が多く取り上げられていますので、演奏会でのプログラム・ビルディングのための選曲資料としても有用です。特に参考になったのは、巻末の索引やCD一覧で、「レクィエム事典」のような使用法も取ることが出来ます。
なお、著者の井上太郎氏は、中央公論社に勤務され、書籍部長などを歴任された後、クラシック音楽に関する著作を専門に執筆されてきた方です。
2013年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レクイエムの歴史について詳細に記載されており、宗教音楽に興味を持つ者にとっては必読の好著。
2015年3月4日に日本でレビュー済み
種々雑多な音楽書を読んできましたが、これほどまでに、現物を聴きたいと思わせる書籍はなかったです。130数曲!!よくぞここまで集めました。レクイエムに関する最高の入門書です。ページを一つ捲るたびに新しい発見があり、CDショップへと、駆け出したくなりました。グレゴリオ聖歌から始まり、21世紀までの長い歴史、一つひとつは短くも決して駆け足に感じさせることなく落ち着いて読み進めることができました。個人的には、大好きなブラームスのドイツレクイエムに、多くのページが使われていたことが嬉しく思いました。たくさんの方に読んでいただきたいと思います。
2015年3月23日に日本でレビュー済み
著者みずからが、このような本は他にはない、という太鼓判を押す、大変な労作。
中世のグレゴリオ聖歌から、現代音楽家までの、代表的なレクイエムを紹介している。
レクイエムと呼ばれるものは、過去、およそ2,000曲作られたというが、この本では、そのうちの130曲を取り上げている。
レクイエムの歴史が、西洋音楽史そのものの歴史と重なっていることがわかり、興味深かった。
中世のグレゴリオ聖歌から、現代音楽家までの、代表的なレクイエムを紹介している。
レクイエムと呼ばれるものは、過去、およそ2,000曲作られたというが、この本では、そのうちの130曲を取り上げている。
レクイエムの歴史が、西洋音楽史そのものの歴史と重なっていることがわかり、興味深かった。
2003年11月26日に日本でレビュー済み
古樂から現代までのレクイエムに関して、単に歴史を記しただけでなく曲自体の簡単な解説も書かれているうえ、入手出来るCDの寸評も幾つか書かれている。これからレクイエムのCDを購入しようというときに、またとない最高のガイドとなる優れもの。本文に合わせて、作曲家名で検索できる索引まで完備。同じような体裁で、テ・デウムに関する書も欲しい!