名手シェリングがステレオ初期にRCAに録音した若き日の名演集。
■ポーランド出身の名ヴァイオリニスト、ヘンリク・シェリングが1950年代後半にRCAに残した貴重な協奏曲録音を集めました。清潔で芯の通った美しい音色と卓越した技巧を兼ね備え、作品の核心に肉薄しようとする深い精神性を感じさせるシェリングの演奏は、今でもスタンダードな解釈として数多くの音楽ファンを魅了しています。モントゥー、ミュンシュといった名指揮者、ボストン響、シカゴ響といったアメリカのメジャー・オケとの共演になるブラームス、チャイコフスキー、ラロの協奏曲は、後の再録音からは聴くことのできない40代初頭のシェリングの若々しい輝きを感じ取ることが出来ます。ブラームスのホルン三重奏曲は、シェリング唯一の録音です。