亡き王女のためのパヴァーヌを聴きたくて購入しました。最初クリュスタンスにするかデュトワにするか
で迷いましたが、静かな曲調でありながらその中に華やかさが感じられるクリュスタンスを選びました。
演奏の素晴らしさについては他に秀逸なレビューが存在しますので、私はSACDの音質についてお伝え
しようと思います。
このSACDはEMI CLASSICS 名盤SACDシリーズの一枚です。EMIはこのシリーズに相当気合いを入れて
いたようで、わざわざブックレットの先頭2ページを割いて、リマスタリング作業の内容を紹介しています。
その概要は以下の通りです。
1.SACDのためのリマスタリング作業はロンドンのアビー・ロード・スタジオで4人のエンジニアが担当。
2.まずEMIアーカイヴに保管されていた金属原盤やオリジナル・マスターテープなど複数のソースから
作られたデジタル・マスター同士を比較。
3.その上でオリジナル・マスターテープをフランスから取り寄せ、再生特性を慎重に調整した装置で再生。
4.これを96KHz/24bitでAD変換し、鑑賞の大きな妨げになるノイズだけを除去。
5.それをトーン・コントロールとイコライジングを行った上でDSD変換。
紹介文には使用した機材名まで載っています。EMIとしては他の安易なSACD化とは一線を画していること
を強調したかったのでしょう。ハイブリッドSACDのため、途中にマルチビットAD変換作業が入ってしまい
ましたが、シングルレイヤーSACDだったら、きっといきなりDSD変換がされていたものと思います。
肝心な音質ですが、1962年の録音とは思えない繊細さと音の伸びが得られていました。80年代のデジタル
録音を凌駕する音質です。各楽器の音色と定位、音の広がりと奥行き、音が消えていく時の残響音、どれを
とってみてもとても自然で、やっぱりクラシックはこう言う音で聴きたいと強く思いました。
購入したとき既にこのSACDは販売終了となっていたため、中古の出品から程度の良い物を購入しています。
こんな質の良いSACDですから、EMIには是非とも再リリースをして欲しいですね。
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ラヴェル:クープランの墓、古風なメヌエット、死せる王女のためのパヴァーヌ 他
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仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, 2007/12/26
"もう一度試してください。" | 通常盤 |
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| — | ¥185 |
CD, 2007/12/26
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
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CD, Hybrid SACD, 2012/2/15
"もう一度試してください。" | Hybrid SACD |
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| — | ¥2,940 |
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曲目リスト
1 | クープランの墓 前奏曲 |
2 | クープランの墓 フォルラーヌ |
3 | クープランの墓 メヌエット |
4 | クープランの墓 リゴードン |
5 | 古風なメヌエット |
6 | 道化師の朝の歌 |
7 | 海原の小舟 |
8 | 亡き王女のためのパヴァーヌ |
登録情報
- 梱包サイズ : 14.4 x 12.6 x 1 cm; 140 g
- メーカー : ワーナーミュージック・ジャパン
- EAN : 4943674173761
- 製造元リファレンス : WPGS-50135
- 時間 : 46 分
- レーベル : ワーナーミュージック・ジャパン
- ASIN : B00JP1W2MO
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 177,499位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,887位現代音楽
- - 9,076位交響曲・管弦楽曲・協奏曲
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
擬古典的な「クープランの墓」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」は、クリュイタンスとパリ音楽院管弦楽団による最高の演奏と録音である。それらにおける木管楽器の美しさとはどのよのように喩えたらいいのか、言葉に窮する。
しかし、「海原の小舟」では海の波のうねりを表現する低音があまり響かない。なぜならばこの曲にはこれがもっとも必要な音であるからである。もっともその解釈は、クリュイタンスには下品と映ったのであろう。
この音盤はSACDではないが、従来のEMIのCDよりも遥かに音が改善されている。それにしても品薄の性か、元々の販売価格よりも現在の価格が上がっているのは解せない。
批評子は、ラヴェルの直弟子であった作曲家マニュエル・ローザンタールがパリ・オペラ座管弦楽団を指揮し、1957年から59年にかけてACCORDのために録音したCDを好んで聴いている。彼のラヴェルの管弦楽曲への解釈は、基本的には木管楽器の独奏部を強調し、さらに普段演奏会場ではあまり聴こえて来ないハープを効果的に響かせことである。それがとくに顕著に表われている演奏が「亡き王女のためのパヴァーヌ」と「古風なメヌエット」である。なかでも前者は溜め息がでるくらい美しい。さらに、「クープランの墓」の木管楽器やハープは、とても優雅に演奏され、あたかも協奏曲のように思えるくらいである。「メヌエット」の最後にハープがアルペジオを奏でる箇所はなんと高雅ことであろう。
しかし、「海原の小舟」では海の波のうねりを表現する低音があまり響かない。なぜならばこの曲にはこれがもっとも必要な音であるからである。もっともその解釈は、クリュイタンスには下品と映ったのであろう。
この音盤はSACDではないが、従来のEMIのCDよりも遥かに音が改善されている。それにしても品薄の性か、元々の販売価格よりも現在の価格が上がっているのは解せない。
批評子は、ラヴェルの直弟子であった作曲家マニュエル・ローザンタールがパリ・オペラ座管弦楽団を指揮し、1957年から59年にかけてACCORDのために録音したCDを好んで聴いている。彼のラヴェルの管弦楽曲への解釈は、基本的には木管楽器の独奏部を強調し、さらに普段演奏会場ではあまり聴こえて来ないハープを効果的に響かせことである。それがとくに顕著に表われている演奏が「亡き王女のためのパヴァーヌ」と「古風なメヌエット」である。なかでも前者は溜め息がでるくらい美しい。さらに、「クープランの墓」の木管楽器やハープは、とても優雅に演奏され、あたかも協奏曲のように思えるくらいである。「メヌエット」の最後にハープがアルペジオを奏でる箇所はなんと高雅ことであろう。
2017年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
飛行機でかかっていて、聞きたくなり購入しました。
何とも言えない情景や感情を音楽に仕立てることができるのは、やはり素晴らしいと思える一曲であります。
何とも言えない情景や感情を音楽に仕立てることができるのは、やはり素晴らしいと思える一曲であります。
2015年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クリュイタンスのフランス音楽に対するセンスが光る1枚です。
フランス音楽ならではのエッセンスが散りばめられていて、
聴いていて楽しい気分になります。
クリュイタンスの演奏スタイルとパリ音楽院管弦楽団の音色が見事に合致し、
現代では聴くことができないサウンドを作りだしています。
ぜひ、ラヴェルが好きな方には聴いていただきたい1枚です。
フランス音楽ならではのエッセンスが散りばめられていて、
聴いていて楽しい気分になります。
クリュイタンスの演奏スタイルとパリ音楽院管弦楽団の音色が見事に合致し、
現代では聴くことができないサウンドを作りだしています。
ぜひ、ラヴェルが好きな方には聴いていただきたい1枚です。
2013年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大好きな曲なのにもってなかったので、
自分と嫁の誕生日に2枚かいました。
そうしたら、CMに使われていて、びっくり。
お嫁さんが、身近に感じてくれてよかったです
自分と嫁の誕生日に2枚かいました。
そうしたら、CMに使われていて、びっくり。
お嫁さんが、身近に感じてくれてよかったです
2019年5月6日に日本でレビュー済み
ラヴェルの管弦楽作品で最高の演奏録音であることはいまだ揺るがないでしょう。クリュイタンスの指揮はクールで、それでいてニュアンスに富み、知的だけれどぞくぞくさせる、そんな名演です。オーケストラの音色も最高です。こんなフランス的音色を出すオーケストラはもはやなくなっているのではないでしょうか。単に名演奏というだけでなく、こんなフランス的音色のオーケストラがかつてあったという記録としても貴重な一枚だと思います。ラヴェルは好きでいろんな演奏を聴いてきましたが、クリュイタンスとこのオーケストラのこの録音を超えるものにいまだ出会っていません。今後も出会うことはないと思います。未聴の方がいたら購入を強くお勧めします。
2012年12月15日に日本でレビュー済み
リーフレットの藤田由之氏の解説にも書かれていますが、1964年に来日したクリュイタンスとパリ音楽院管弦楽団のラヴェル・プログラムは「筆舌につくし難いような美しさと感動をわれわれの心にのこしてくれたのであった。」と述べています。実際、その演奏を聴いた音楽評論家たちにとってその記憶は定着し、以来ラヴェルの決定版としての位置を占め続けていくことになりました。
1962年に収録された本演奏ですが、半世紀の時を経ても常に推奨盤の筆頭に挙げられるわけで、音楽評論家の耳に沁み込み、スタンダードの演奏となったことは間違いないでしょう。リマスターのお蔭でしょうか、各楽器は粒立ち良く伝わってきますし、豊かな響きはとても半世紀を経た演奏だとは思えないほどです。
組曲『クープランの墓』の「リゴードン」を聴けば分かりますが、美しいだけでなく、躍動感あふれる立体的な音楽像を作り出しています。各パートのメリハリのついた旋律の掛け合いは、オーケストラの魔術師という代名詞に相応しいラヴェルの巧みな技法の冴えが感じられました。
「古風なメヌエット」は、標題から受けるイメージの通りの音楽が展開していきます。弦と管の織りなすハーモニーの移ろいは、20世紀の調性が捉えにくい中にあって近代音楽に古典的な香りを感じるものでもありました。
「道化師の朝の歌」「海原の小舟」は他のオーケストラでもよく収録されている作品で、ラヴェルのスペイン趣味がよく伝わってきます。
「逝ける王女のためのパヴァーヌ」も美しい演奏なのですが、各楽器のパートの中に微妙に音程が不安定なところがあり、ベストの演奏とは言えないと思いました。が、醸し出す雰囲気は1級品で、この曲自体が持っている気品に満ちた香り、パリという街の造り出す伝統などが詰まっている演奏だと思います。
透明感にも満ちており、ダイナミックレンジも十分で、トータルな意味で21世紀に残すべき演奏の一つに入ると思われました。
1962年に収録された本演奏ですが、半世紀の時を経ても常に推奨盤の筆頭に挙げられるわけで、音楽評論家の耳に沁み込み、スタンダードの演奏となったことは間違いないでしょう。リマスターのお蔭でしょうか、各楽器は粒立ち良く伝わってきますし、豊かな響きはとても半世紀を経た演奏だとは思えないほどです。
組曲『クープランの墓』の「リゴードン」を聴けば分かりますが、美しいだけでなく、躍動感あふれる立体的な音楽像を作り出しています。各パートのメリハリのついた旋律の掛け合いは、オーケストラの魔術師という代名詞に相応しいラヴェルの巧みな技法の冴えが感じられました。
「古風なメヌエット」は、標題から受けるイメージの通りの音楽が展開していきます。弦と管の織りなすハーモニーの移ろいは、20世紀の調性が捉えにくい中にあって近代音楽に古典的な香りを感じるものでもありました。
「道化師の朝の歌」「海原の小舟」は他のオーケストラでもよく収録されている作品で、ラヴェルのスペイン趣味がよく伝わってきます。
「逝ける王女のためのパヴァーヌ」も美しい演奏なのですが、各楽器のパートの中に微妙に音程が不安定なところがあり、ベストの演奏とは言えないと思いました。が、醸し出す雰囲気は1級品で、この曲自体が持っている気品に満ちた香り、パリという街の造り出す伝統などが詰まっている演奏だと思います。
透明感にも満ちており、ダイナミックレンジも十分で、トータルな意味で21世紀に残すべき演奏の一つに入ると思われました。
2009年5月3日に日本でレビュー済み
ラヴェルはピアノの為に書いた数多くの曲を後年オーケストラ用に編曲した。逆に言えば彼の管弦楽曲の殆どの原曲は、当初ピアノ用に作曲された。このCDに収められた5曲もオリジナルは総てピアノ曲で、中でも『クープランの墓』はバロック組曲の形式を取っているが、実際にはそれぞれの曲が第一次世界大戦で亡くなった親しい人達への追悼の為に着想されたものだ。それだけに曲想はどこか哀愁を帯びていて、彼の精緻なオーケストレーションと相俟って、あたかも死者へ手向ける可憐な花束のような趣がある。
しかしクリュイタンスの解釈は感傷的というより、むしろパリ音楽院管弦楽団の明るい音色と柔和なハーモニーを活かして、かえって鮮烈で普遍的な音への憧憬とも言える効果を醸し出している。指揮者としての彼の実力が充分に発揮されるには、当然ながらパリ音楽院管弦楽団との全面的な信頼関係がある。描かれた音楽のメッセージを注意深く引き出す彼の読みの深さとそれを具現するオーケストラによって生まれた音楽が、結果的にこよなくフランス風であっても、なんら故意的なものを感じさせないのが彼らの強みだ。
ラヴェルの管弦楽法は言ってみれば形式という古い器に収められた燦然と輝く音の宝石であり、クリュイタンスはストレートで迸るような情熱で作曲家の書き記した音の光彩を発散させているのだ。
しかしクリュイタンスの解釈は感傷的というより、むしろパリ音楽院管弦楽団の明るい音色と柔和なハーモニーを活かして、かえって鮮烈で普遍的な音への憧憬とも言える効果を醸し出している。指揮者としての彼の実力が充分に発揮されるには、当然ながらパリ音楽院管弦楽団との全面的な信頼関係がある。描かれた音楽のメッセージを注意深く引き出す彼の読みの深さとそれを具現するオーケストラによって生まれた音楽が、結果的にこよなくフランス風であっても、なんら故意的なものを感じさせないのが彼らの強みだ。
ラヴェルの管弦楽法は言ってみれば形式という古い器に収められた燦然と輝く音の宝石であり、クリュイタンスはストレートで迸るような情熱で作曲家の書き記した音の光彩を発散させているのだ。
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Jouandon
5つ星のうち5.0
Ravel , c'est Cluytens ( Jean Cotté , crique musical )
2014年7月21日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
Vous découvrirez un Tombeau de Couperin exemplaire de poésie , de raffinement et d'éclat ; une Alborada torride de sensualité ; un Menuet antique tout en élégance ; Une barque sur l'océan scintillante , parfois menaçante et une Pavane d'une mélancolie infinie et délicate ....
Pour chacune des pièces une référence absolue dans un son exceptionnel
Pour chacune des pièces une référence absolue dans un son exceptionnel

Client d'Amazon
5つ星のうち5.0
Somptueux!
2013年12月2日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
Techniquement cet enregistrement n'a pas pris une ride et artistiquement il place la barre très haut! Ce disque est vraiment exceptionnel: le son est superbe, l'interprétation et la direction sont très convaincantes. Quelle humanité, quelle générosité!
Bravo!
Bravo!