ある日のコンサートでレスピーギのローマ三部作を聴いていた時、ふっとローマの石畳の道が閉じた瞼に浮かんできた体験があります。
それまでも、何度も聴く機会はあったのですが、それほど深い感銘を受けたわけではありませんでした。
ローマに興味を持って学べば学ぶほど、様々なローマをこの曲が魅せてくれます。
一度、音楽の魔法を味わうと、辞められなくなりますね。
ローマ三部作は、交響詩で、それぞれにテーマが備わっています。
深く知れば知るほど音楽の魅力が増してゆきます。
時間と共に少しづつ姿を変えてゆく曲だと思います。
小澤征爾さんとボストン交響楽団。録音は1977年。
文句なしで、これを選びました。