SHM-CDだから音が良くなったのか通常のCD版を持っていないので正直分かりません。
ただ、録音はまちがいなくいいと思います。
個人的な見解ですがオーケストラのCD、更に言えばカラヤンのCDって演奏は良くても
あまり良い録音(個人的な嗜好もあるので善し悪しは簡単に決められませんが)は
少ないんですね。
でもこれは本当に、曲の内容も相まってか、はっとさせられるような、
とても美しい録音。
ヴァイオリンのソロで奏でられるシェラザードのテーマには久しぶりに
音楽を聴いて感動で鳥肌がたち涙が出ました。
シェラザードが冷酷なシャリール王に物語を語り聞かせるシーン、「つなぎ」なので
泣くところではないんですがね^^;
エキゾチックな「シェラザード」の後のチャイコの曲はちょっと選曲ミスかな。。
「シェラザード」が短い曲なので、空きを埋めるためにおまけを入れてくれたことに
文句はないのですが、ストーリー性のあるシェラザードの後に、
なんの相関もない(あるの?)「イタリア奇想曲」と「1812年」を立て続けに聴く気には
なれないです。単体では録音も演奏も文句なく良いのですが。そこだけが残念。