2番は1996年、3番は1997年の録音。
コンサートホールの中央で聴いているような良くブレンドされた音で収録されています。とても柔らかい音でラハティ交響楽団が演奏しています。
北欧の静寂感が伝わってきます。シベリウスの2番と3番の最高傑作の一つだと思います。
これらの交響曲を誇張なく譜面に忠実に演奏している姿が伝わってくるアルバムです。
第2番の第4楽章(終楽章)に表れる有名なメロディーを聴いているとフィンランドの壮大な風景が浮かんできます。演奏に格調の高さが感じられます。
第3番の第3楽章(終楽章)の後半に弦楽合奏のようなフレーズがありますが、この部分の演奏も見事です。