超名演。なんという厳しさ、奥深さだろう。
シェリング盤でこの曲と出会い、無伴奏をまったく好きになれずにいた頃、ネットでシゲティ盤を視聴し、5秒でやられました。
これ以上貧しい筆の及ぶところではない。聴いた方が早いです!
J.S.BACH/ 6 SONATAS & PARTIATS FOR VIOLIN SOLO
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曲目リスト
1 | Adagio |
登録情報
- 製品サイズ : 14.15 x 0.58 x 12.6 cm; 104.33 g
- メーカー : VANGUARD
- EAN : 0699675124625
- 商品モデル番号 : 516
- オリジナル盤発売日 : 2003
- SPARSコード : DDD
- レーベル : VANGUARD
- ASIN : B0000CABBG
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 150,362位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いまだに納得できないことの一つに、日本の高名な音楽評論家(の一人?)が、シゲティの音を「汚い」と評していたことがあります。
おそらく表面的な美に拘泥していないことを強調したいがための評言なのでしょうが、しかしそもそも「汚い」ものなどこの世界に何ひとつありはしないはずです。腐敗寸前の有機物にせよ、生物の排泄物にしても、それはそれ自体の状態として確固としてそこに在るのであって、それを汚いとするのは人間の判断でしかないのです。
しかし逆にそのことを手がかりに考えてみるとシゲティが目指していたものは、極めて移ろいやすい音を「それ自体の本性に従いながら、空間だけでなく人間の聴覚のさなかに、確固として存在するもの」として提示することではないかと思います。
各ソナタの演奏で最終楽章は、しっかりと速度感が出ているのに対して、フーガ楽章では一音一音をきざみつけるように見事な立体感をもって演奏されていることも、その現れかと思います。しかしまた、何という骨太の表現でしょう。特に第2ソナタは、音楽に込められた精気が、空中に残る緻密な骨格図の間に躍動するような、一種独特の感動を与えてくれます。
第2パルティータのシャコンヌの表現も、極めて強い感情的表出性をもっていて、しかも音楽の推移は、聴き手に喚起される感情とごく自然に沿っていることも素晴らしく思います。何か耳に聞こえてくるというよりは、心臓に近いところに直接働きかけてくるような音楽です。ここにこそ、この演奏が残り続けている理由があるのではないでしょうか。
おそらく表面的な美に拘泥していないことを強調したいがための評言なのでしょうが、しかしそもそも「汚い」ものなどこの世界に何ひとつありはしないはずです。腐敗寸前の有機物にせよ、生物の排泄物にしても、それはそれ自体の状態として確固としてそこに在るのであって、それを汚いとするのは人間の判断でしかないのです。
しかし逆にそのことを手がかりに考えてみるとシゲティが目指していたものは、極めて移ろいやすい音を「それ自体の本性に従いながら、空間だけでなく人間の聴覚のさなかに、確固として存在するもの」として提示することではないかと思います。
各ソナタの演奏で最終楽章は、しっかりと速度感が出ているのに対して、フーガ楽章では一音一音をきざみつけるように見事な立体感をもって演奏されていることも、その現れかと思います。しかしまた、何という骨太の表現でしょう。特に第2ソナタは、音楽に込められた精気が、空中に残る緻密な骨格図の間に躍動するような、一種独特の感動を与えてくれます。
第2パルティータのシャコンヌの表現も、極めて強い感情的表出性をもっていて、しかも音楽の推移は、聴き手に喚起される感情とごく自然に沿っていることも素晴らしく思います。何か耳に聞こえてくるというよりは、心臓に近いところに直接働きかけてくるような音楽です。ここにこそ、この演奏が残り続けている理由があるのではないでしょうか。
2021年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
懐かしのシゲッティの音です。
少し聴いただけで、これは誰の演奏か分かる個性的な演奏です。バッハの無伴奏ソナタ&パルティータを立体的に表現していますし、独特の音質がシゲッティの特徴ですね。
少し聴いただけで、これは誰の演奏か分かる個性的な演奏です。バッハの無伴奏ソナタ&パルティータを立体的に表現していますし、独特の音質がシゲッティの特徴ですね。
2019年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
XRCDかと思って安いので飛びついたら、失敗でした。トスカニーニのXRCDが素晴らしかったので、大好きなシゲッティがどんなに蘇るか楽しみでしたが、高域がキンキンしてこれならやっぱりLPの方が良いです。
XRCDは高いからどうしようかな!
XRCDは高いからどうしようかな!
2018年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この演奏は無伴奏の通好みのものとして知る人は知る名演で、私もまた虜になった一人ですが、アナログ・レコード、そして今までのCDと比較して、音がしなやかに、シゲティの表現の細部がより伝わり感動すると思います。
日本でのリマスター版も出ているようで比較もしてみたいのですが、値段からしても半額以下のこの盤はお勧めだと思います。
シゲティの込めた思いと声部の対比が深きく心に染み込む名演が、本来の姿であろう音で再構築された事が嬉しいのです。
日本でのリマスター版も出ているようで比較もしてみたいのですが、値段からしても半額以下のこの盤はお勧めだと思います。
シゲティの込めた思いと声部の対比が深きく心に染み込む名演が、本来の姿であろう音で再構築された事が嬉しいのです。
2014年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第一印象は重い。聴き込むうちにシゲティのプレイの陰影に魅了される。弦の音色は低くどこか陰りを感じさせる。例えば、若さ溢れるハーンの同タイトル作品とは対照的で、聴き比べるとまるで違う曲のよう。どちらも素晴らしいが、シゲティのコクのある粘り強い演奏は他では聴けない特徴があり一聴の価値がある。音質はわずかに粗さを感じる部分もあるが、ニュアンスを聴き取るには充分すぎるクオリティ。
2012年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
聴こうと思って取り出した国内盤が、思いっきり真っ二つに割れていたので買い直しました。
んー…今まで、ぶつぶつと切れ切れに聞こえていたのが、ちゃんと流れのある演奏だったと解ります…特に重音は素っ気ない感じだったけど、このディスクは意外に潤いのある綺麗な音で驚きます。ただ…あえて弦を張り替えないで「死んだ」状態で使ってるみたいですね。
いやあ…普通に良い…そんなに特別に変わった演奏ではなかったんだね。聴く回数が増えそうです。
んー…今まで、ぶつぶつと切れ切れに聞こえていたのが、ちゃんと流れのある演奏だったと解ります…特に重音は素っ気ない感じだったけど、このディスクは意外に潤いのある綺麗な音で驚きます。ただ…あえて弦を張り替えないで「死んだ」状態で使ってるみたいですね。
いやあ…普通に良い…そんなに特別に変わった演奏ではなかったんだね。聴く回数が増えそうです。
2021年8月1日に日本でレビュー済み
1955-56年というのは、ステレオ録音が始まるギリギリのところ。確か、バックハウスとベームのモーツァルト協奏曲27番が1956年録音だが、すでにステレオになっていたはずだ。
このシゲティの無伴奏、ヴァンガード録音は、モノラルではあるが、なんと素晴らしい音で録れていることだろう。
ヴァイオリンの弓が弦に当たり、擦れ、胴を鳴らす直接音が生々しい。1つ1つの音の響きが空間に消えていく間接音もリアルだ。
ソロ演奏であるため、ステレオでないことのデメリットも少ない。中途半端なステレオ初期のモヤついたところがなく、輪郭がくっきりと明快な音になっている。
聴こえてくるのは、1フレーズ1フレーズを区切りながら噛んで含めるような、むしろ「語りかける」バッハだ。耳に心地よいことより、心に刻み付けることこそが音楽だというような厳しさがある。
しかし、そこに歌がないわけではない。歌うべきところでは、シゲティは切ないほどのエモーションを込め歌を聴かせてくれる。この音を僕は本当に美しいと、いつも感じる。
ステレオ前夜、言い換えれば、モノラル完成期の録音で残された、シゲティの無伴奏。
これに匹敵するのは、21世紀冒頭に録音された、クレーメルの宇宙的な無伴奏しか、僕は知らない。
このシゲティの無伴奏、ヴァンガード録音は、モノラルではあるが、なんと素晴らしい音で録れていることだろう。
ヴァイオリンの弓が弦に当たり、擦れ、胴を鳴らす直接音が生々しい。1つ1つの音の響きが空間に消えていく間接音もリアルだ。
ソロ演奏であるため、ステレオでないことのデメリットも少ない。中途半端なステレオ初期のモヤついたところがなく、輪郭がくっきりと明快な音になっている。
聴こえてくるのは、1フレーズ1フレーズを区切りながら噛んで含めるような、むしろ「語りかける」バッハだ。耳に心地よいことより、心に刻み付けることこそが音楽だというような厳しさがある。
しかし、そこに歌がないわけではない。歌うべきところでは、シゲティは切ないほどのエモーションを込め歌を聴かせてくれる。この音を僕は本当に美しいと、いつも感じる。
ステレオ前夜、言い換えれば、モノラル完成期の録音で残された、シゲティの無伴奏。
これに匹敵するのは、21世紀冒頭に録音された、クレーメルの宇宙的な無伴奏しか、僕は知らない。
他の国からのトップレビュー

kate wilson
5つ星のうち5.0
I remember that my Dad loved his playing
2018年6月29日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
it is stunning ! Szigeti is an impeccable artist of the old school; I remember that my Dad loved his playing.
I play the partitas constantly, partly because I LOVE JS Bach, kate Wilson in san francisco
I play the partitas constantly, partly because I LOVE JS Bach, kate Wilson in san francisco

Nordon
5つ星のうち5.0
Five Stars
2016年7月5日に英国でレビュー済みAmazonで購入
excellent

RG -TOMMY
5つ星のうち5.0
... Un des plus grands violonistes de l'histoire de la musique...
2011年8月13日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
... Bien que je ne connaisse pas du tout cette version, j'imagine le choc à la première audition ! Commandé cet album, chez Amazone, j'en attends avec impatience la livaison... Vanguard possède l'un des plus beau catalogues de CD de musique classique actuellement sur le marché. C'est Abeille Musique qui en est le distributeur pour la France. Je salue le directeur Yves Riesel avec qui j'ai travaillé il y a quelques années !
Guy Gauthier
Guy Gauthier

Ralph Cavaliere
5つ星のうち5.0
Five Stars
2016年11月13日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Great violinist of the past. Will enjoy every moment of it and compare notes. Arrived as advertised.

heifetz
5つ星のうち4.0
Szigeti: The Consummate Musician
2011年5月7日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Perhaps far too big a man for the violin, Josef Szigeti compensated for his occasional scratches and wide vibrato with a musicianship second to none. To listen to his performances of Bach's fugues in this collection is a breathtaking experience - every voice, without fail, emerges to sing its theme and then falls back in favor of the next. It is as close to hearing the organ played by the violin as we will likely ever get. There is a superlative tenderness to the way Szigeti played Bach; anyone who can accept less than the golden tone of a Milstein or a Josh Bell will instantly fall in love with these performances.